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【ワイヤレスオーディオ送受信機 Lerbyee BT-B19 レビュー】aptX HDとaptX LLに対応。バッテリー持ちも良い。手軽な値段で上位機種ばりのワイヤレス音響が味わえる高コスパ機種。

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Lerbyee BT-B19

Lerbyee BT-B19

Bluetooth 5.0トランスミッター レシーバー 送受信機 一台二役 aptX HD aptX LL 対応 高音質 低遅延 光デジタル、3.5mm AUX&RCA 接続 26時間連続作動 充電しながら使用可

 

【この製品のポイント】

  1. aptX HD / aptX LL / aptX / AAC など高音質コーデックに対応
  2. 26時間の長時間連続再生可能
  3. ポケットに入るほどコンパクト
  4. 光オーディオインターフェース入出力に対応
  5. 2台までのマルチポイント対応

 

 QualcommのワイヤレスチップCSR8675を搭載してaptX HD / aptX LLといった上位コーデックに対応したワイヤレスオーディオレシーバー/トランスミッター。レシーバーとして高性能なスマホ、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)から高音質コーデックを使ってイヤホン・スピーカーに音楽を出力できるレシーバーとして使えるだけなく、反対にPCやコンポから入力された音楽をBluetooth対応ヘッドホンやスピーカーに転送するトランスミッターとして使うことも出来る。

 

  

【1】外観/操作性「レシーバー専用機に比べると大きいが、ポケットに入る大きさ」

 単純なレシーバーでなく、送受信機ということと、S/PDIF光オーディオ入出力端子を備えている関係上、オーディオレシーバー専門機よりは大きい。たとえばワイヤレスレシーバーの中で最もコンパクトな機種の一つであるRADSONE EarStudio ES100と比べると、面積は2倍、厚みも2倍でやや大きめに感じる。それでも胸ポケットに充分入る大きさなので、携行可能であり、外出時のレシーバーとしては充分使える。

 操作インターフェースはシンプルで、電源ボタンの他はトランスミッター機能とレシーバー機能を切り替えるボタン、音楽入出力をS/PDIFとAUXで切り替えるボタンがついているだけ。入出力インターフェースは3.5mmAUXの入出力ポートとS/PIDFの入力と出力ポートが1個ずつ、電源入力用のmicro-USBコネクタを備える。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61ASfy%2BZICL._SL1100_.jpg

 

【2】連続再生時間/通信品質「素直に優秀」

連続再生時間は充分。備え付けでも使える

 内蔵バッテリーによる連続再生時間はコーデックによる違いもあるが、最大26時間を謳っている。私がテストした範囲でもほぼ1日充分聴くことが出来たので、実測でも半日以上はたっぷりあるはずだ。Micro-USBから電源入力しながらレシーバー/トランスミッター機能を使えるかテストしたが、ちゃんと動作したので備え付けにして充電時間を気にせず利用することも可能。

 使い道としてはトランスミッターとしてはPCの音響をワイヤレスヘッドホンに出力する、レシーバーとしてはスマホやDAPから音楽出力して有線イヤホンやスピーカーにつなぐことが考えられる。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71UKDMGIj-L._SL1100_.jpg

 

マルチポイントは切り替えスムーズというわけではない

 マルチポイントは2台までの動作が確認できた。2台のDAPにつないで、コーデックを一方はaptX HD、もう一方はSBCとわざとずらして接続してみてテストしたが、ちゃんと切り替え動作した。切り替えはスムーズではなく、1秒ほどかかるような感じだ。またコーデックをバラバラにするという特殊なつなげ方をしたせいかもしれないが、稀に切り替えがうまくいかず、aptX HDでつないだほうの音楽が正しく入力されない場合があった。そういう場合でも、一度切り替え直すことで正常に音楽を聴けたので、日常使用ではそんなに問題とはならないだろう。

 そもそもマルチポイントはスマホの通話と音楽リスニングを切り替えるのに使うことが多いと思うが、この機種にはマイクなどなく、オーディオレシーバーにしている場合は通話機能に対応できないので、高性能なマルチポイント機能を必要とされるものでもないだろう。この機種のマルチポイントの使い方としては、複数のDAPを持ち歩いている場合に、一つのDAPが電源が切れそうなときにスムーズにもう一方のDAPに切り替えたり、プレイリストをDAPごとに分けている場合に、切り替えるのが容易といった、ややコアなオーディオプレイヤーの使用シーンに沿うものだ。

 

トランスミッターとしてよりもレシーバーとしてのほうがより優秀

 Bluetoothのバージョンは5.0。私自身はこの機種をどちらかというとレシーバー目的で手に入れたから、トランスミッター機能は十分に試していないので個体差や使用環境による違いがあるかも知れないが、レシーバーとして使うときよりもトランスミッターとして使うときの方がやや遅延は大きいようだ。PCやテレビにつないで動画やゲームプレイの音声をワイヤレス出力するといった使い方には向かないように思う。逆にレシーバーとしては動画を見ても目立った遅延は感じず、口パク感はなかった。レシーバーとしては、相手の機器次第になるが、ゲーム用途にも使えそうな印象だ。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71tfzbP4dpL._SL1100_.jpg

 

【3】音質「ワイヤレス接続で向上感を得られる場合も」

 音質はバランス接続も可能な本格的なオーディオレシーバーであるRADSONE EarStudio ES100には敵わず、FiiO BTR3のなめらかな音質にも少し劣るが、低価格なスマホよりはよいかもしれないといった感じがある。

 a&norma SR15につないでaptX HDでテストした感じだと、音の解像度感は案外に良く緻密感はかなりよく出る。音は少しギスギスした剥き出しの感じがあって、なめらかさには欠けるものの、ノイズ感などはなく、エッジの輪郭感は結構はっきり聞こえるので、充分鑑賞に堪える。1万円から2万円くらいのワイヤレスイヤホンをDAPにつなぐよりはこれを介して5000円くらいの有線イヤホンに繋いだ方が場合によって良い。音量も結構取れる感じなので、そこそこパワーを要するBAイヤホンも楽しめるだろう。

 3.5mmジャックは接触具合によって若干ノイズが出やすいところがあり、ケーブルによってはコネクタを回すだけでイヤホンの片方が聞こえにくくなるところはある。このノイズは起動したばかりの時の方が多い感じのようなので、起動したばかりのころは電流が安定せずにこうなるのかもしれないが、備え付けのトランスミッターとして使うならS/IPDFを優先した方がいいだろう。

 またVicture M5Xのような低価格中華ミュージックプレーヤーにそのまま有線イヤホンを繋いで聴くよりは、下手したらこれにワイヤレス転送してこちらに有線イヤホンを繋いで聴く方が音が良い印象がある。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61YEagG1RgL._SL1100_.jpg

 

【4】総評「オーディオレシーバーとしては手軽でコスパも優秀」

 はっきり言って、最初はオーディオレシーバーとして音質面での期待はあまりなかったが、案に相違して意外と音質は悪くない。というか値段にして3倍程度もするRADSONE EarStudio ES100やFiiO BTR3と比べて、普通の人は価格ほどの音質差は感じないと思う。こだわり派の人ならこうした1万円クラスのレシーバーを使うべきだが、ちょっとレシーバーを試したい、手軽に有線イヤホンをワイヤレス化したいという人には、充分すぎる使い勝手とスペックで廉価に手に入るこちらのレシーバーをおすすめする。

 

 

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