上質なDAPケースを作っているMITER
Astell&KernのDAPユーザーなら、きっとMITERについてご存知かもしれません。韓国のDAPケースを作っているGoodseed International社のブランドで、Astell&KernをはじめほとんどのDAP向けにケースを製造しています。
今回紹介する製品はそのMITERから新発売されたオーディオキャリイングケースで、DAPとイヤホンを同時に運べる優れものです。また外観もオシャレで高級感があり、所有欲を満足させてくれる逸品です。
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
パッケージ／内容
パッケージは非常にシンプルですが、エレガントに包装されています。MITERのロゴだけが表示されたシックな黒いボックスを開けると、中には同じくシックな黒い袋に収められたオーディオケースが入っています。スエードの外観は非常にオシャレです。
観音開きのように開くと、内部は両側に収納部がある2層構造になっているのがわかります。写真の左側がイヤホンやアクセサリーの収納部、右側がDAPの収納部になります。
DAP収納部です。後述しますが、スタンドとして使うことが出来ます。
イヤホン／アクセサリー収納部です。上に収められているバンドは本体を結束して蓋が開かないようにするのに使います。下部にあるのは付属品を収納できる小型ポーチです。
Cayin N6IIを収めたところです。正確には厚みの点でCayin N6IIはこのケースではぎりぎり対象外となりますが、実際のところは本体を収納しているケース次第ですが、ぎりぎりで収まります。
公式でサポートしているのはAstell＆kern SA700／iBasso DX160／Questyle QPM／FiiO M15／Sony ZX507／WM1A／Hiby R6 Proといった、75mm幅、厚さ23mm未満のオーディオプレーヤーのみになります。
FiiO M15の収納例
FiiO M15は非常にぴったりとちょうどよく収まります。
Hiby R6 Proの収納例
Hiby R6 Proの本体は少し小さめなのでスペースが空きますが、ちゃんと収納できます。
Hiby R6 Proのように少しスペースが空くのが気になる場合は、スペーサーの位置を調節してぴったりにすることもできます。
Shanling M6の収納例
Shanling M6も問題なく収納できます。ちょうどよいサイズです。
イヤホン収納部
イヤホン収納部には2つのイヤホンを収納することができ、気分に合わせて持ち運べます。
完全ワイヤレスイヤホンですか？ちょっと厳しいかも知れませんね。少なくともSENNHEISER MOMENTUM True Wireless 2を収納しようとしても蓋が閉まりません。
このDAP＆イヤホンケースは結束バンドを使うことでしっかり固定されるので、持ち運び用としてだけでなく保管用としても充分に使えます。おしゃれな腕時計ケースみたいですよね。
乾燥剤は付いてません。持ち運ぶ際はお菓子などに付いている乾燥剤のシリカゲルを入れると良いです。
総評
DAPケースとしては高級感があり、保管用ケースとしても充分に使え、丈夫です。DAPと一緒にIEMも2個まで気軽に持ち運べます。とくにミドルレンジからハイエンドクラスのDAPを想定して作られており、それに見合う高級感があります。スタンドとしても利用でき、外出先でリッチにポータブルオーディオを楽しむアイテムとしては魅力的に思えます。
かなりのラグジュアリー感があるので、もう少し高いのかなと思いましたが、案外廉価です。作りもとてもしっかりしており、私は結局Cayin N6IIの保管用に使っていますが、個人的にはとても気に入っています。
不満点としては完全ワイヤレスイヤホンを想定した設計にはなっていない点が挙げられます。
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