- 最新Android DAPの待機時間比較記事、思ったより反響が大きかった
- テスト条件
- 今回の結果:FiiO MシリーズとHiby系DAPは待機時間が優秀
- 総評「待機時間でのバッテリーの減りが気になりますか?FiiO/Hiby/Shanlingはあなたを充分に満足させてくれます」
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最新Android DAPの待機時間比較記事、思ったより反響が大きかった
Android デジタルオーディオプレーヤー(DAP)がすでにスマホ並みの待機時間を持っており、電源付けっぱなし運用が可能であることを示そうと思い、前回待機時間を比較した記事を書きました。それが予想以上に反響を呼んでいるらしく、閲覧数がものすごいことになってます。しかしあの記事は、ただ私の体感を確認するという意味もあったので、記事は厳密に設定を合わせたわけではなく、数値も普遍的なものではないと思いますので、その内容が誤解されて流布してしまったり、偏見を生んでしまわないか少し心配になりました。そこで今回フォローアップとして、もう少し厳密性を高めた比較測定記事を書くことにしました。
測定機種も前回の4機種から参考用のスマホを含めて8機種に拡充しております。
この記事、試してみたってくらいで設定とか統一してなく、基本ガバガバな内容なんですが、意外と反響があるみたいなので、もうちょっと設定を厳密に統一し、手持ち機種をもう少し投入した第2弾を近日中にやろうと思います😆 https://t.co/U3e549c4kv
— audio-sound @ hatena (@audio_sound_Twr) March 29, 2020
テスト条件
前回は使っているそのままの実感でどうかという比較だったので、それぞれの機種は普段使っている設定のままだったんですが、今回は設定を統一しました。
設定としてはディスプレイスリープ一律30分、ディスプレイ明度最大、バッテリーセーバーなし、バッテリーアイドル時の電源OFFなし、WIFI/Bluetooth OFFで統一しました。他の細かいところでなんか違いが出ている可能性はありますが、無視🤔
— audio-sound @ hatena (@audio_sound_Twr) March 29, 2020
今回の結果:FiiO MシリーズとHiby系DAPは待機時間が優秀
そういうわけで長々と話すこともないんで、わりかし唐突ですが、ここで測定結果の公開です。
データを見てもらえば分かるように、FiiO系の抜群の優秀さとそれに迫るHiby系の完成度の高さが光っています。Shanling M6は少しそれらに劣るようですが、比較用の格安スマホとほぼ同等の減りなので、スマホ並みの優秀さと言って問題ないでしょう。これらのDAPはスマホに慣れたユーザーが使っても実感の上で電池の減りが早すぎると思うことはないはずです。
以前は私はバッテリー持ちの優秀さからSONY信者だったんですが、NW-A105を使い始めたら電池持ちが残念な雰囲気だったんで、最近使ってませんでした。計測結果にもそれが表れており、率直に言って2世代くらい前のiBasso DX200と同等かそれ以下です。
iBasso DX200は2世代~1.5世代前というくらいの機種ですが、バッテリーコントロールが優秀でなく、電源入れっぱなし運用にはあまり向かないだろうということが言えるかも知れません。
今回の結果はディープスリープを充分に活用している測定値なので、日常的な体感での減りはさらに増えるはずです。
スタート時(3/29 16:35) | 約8時間後(3/30 0:30) | 約16時間半後(3/30 9:00) | |
FiiO M15 | 100% | 100% | 100% |
FiiO M11 Pro | 100% | 99% | 99% |
Hiby R6 Pro | 100% | 98% | 97% |
Cayin N6II/A01 | 100% | 97% | 96% |
Shanling M6 | 100% | 96% | 93% |
Sony NW-A105 | 100% | 94% | 83% |
iBasso DX200 | 100% | 91% | 84% |
Galaxy A20 | 100% | 96% | 94% |
総評「待機時間でのバッテリーの減りが気になりますか?FiiO/Hiby/Shanlingはあなたを充分に満足させてくれます」
バッテリー性能では以前は定評があったSONYの凋落ぶりにかなり驚いたのですが、最新のAndroid DAPはバッテリー持ちが一般に非常に優秀で、スマホとほぼ変わらない体感で使えると思います。とくにFiiO製DAPのバッテリーコントロールは優秀で、Galaxy A20は格安スマホではありますが、バッテリー周りも含めて完成度が高い機種であるにも関わらず、それを上回る性能を見せている点は素晴らしいです。下手なメーカー製スマホよりバッテリー持ちは優秀でしょう。
Cayin N6II/A01、Hiby R6 ProといったHiby系のDAPもバッテリーコントロールは充分で、日常のバッテリー持続を気にする人はこちらも魅力的な選択肢です。
Shanling M6はそれより一段劣りますが、スマホ並みと言って良いバッテリー持ちを充分に実現しているでしょう。
iBassoは最新機種でテストしたわけではないので、今回の場合不利な状況でした。ノーコメントとさせてください。
SONYは一体どうなっちゃってんの?w
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