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【コラム】中華イヤホンなぜ人気?ヒミツを徹底解剖

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 ポータブルオーディオシステムを少しかじったことがある人なら、「中華イヤホン」という言葉を頻繁に聴くと思います。「中華イヤホン」とは正確には何を指し、人々はなぜそれに注目しているのでしょうか?この記事ではそのヒミツについて詳しく解説します。

 

 中華イヤホンは中国製のイヤホンのことで、ほとんどが無名に近いブランドによって製造されており、そのほとんどはオンラインでのみ購入可能です。一部は非常に優れており、有名ブランドに匹敵するサウンドを廉価に提供しますが、その多くは品質管理に問題を抱えています。

 

人気中華イヤホンブランド

 

中華イヤホンとは何ですか?

 中華イヤホンはあまり有名でない中国のブランドによって作られたイヤホンの総称です。基本的には有線イヤホンを指しますが、完全ワイヤレスイヤホンやワイヤレスイヤホンを含める場合もあります。

 

 中華イヤホンは通常非常に安い値段で売られており、オンラインショップでのみ入手可能なモデルがほとんどです。人々は一般的に低価格な製品はより粗悪であることを経験的に知っているので、これらは胡散臭い製品に思えるかもしれません。

 

 実際、品質管理が良くなかったり、パッケージがチープだったり、有名ブランドの製品を過度にオマージュしたパチモノのようなデザインだったり、中華イヤホンにはクオリティに問題があることも少なくありません。

 

廉価で人気の中華イヤホン「KZ EDA

 

 一方で、価格と比較して非常に優れたサウンドパフォーマンスを実現している中華イヤホンは多数あり、それらのほとんどが1万円か5000円以下で手に入ります。

 

 もちろん高級な機種もあり、数十万円の中華イヤホンもありますが、それらも一流ブランド以上のパフォーマンスをアピールしています。中華イヤホンの魅力はそのサウンドにせよデザインにせよ、パフォーマンスの高さにあることは間違いないでしょう。

 

高級な中華イヤホン「UniqueMelody Maverick Ti

 

中華イヤホンの人気が高いのはなぜですか?

 家電量販店に行くと、有名ブランドのイヤホンがいかに高いかがわかります。値札を見れば高額で売られている機種が多いことに驚くでしょう。まともなブランドの完全ワイヤレスイヤホンはほとんど1万円以上出さないと買えません。

 

 一方でイヤホンは非常に紛失しやすい商品です。すぐに行方不明になってしまうかもしれないイヤホンに高い値段を払うことをためらう人もいます。そういった人たちはより安価な代替品を探しますが、それらは多くが中国の無名に近いブランドの製品です。

www.nikkei.com

 

 インターネットの普及が無名ブランドの販売を後押ししていることもあります。Amazonには無数の無名ブランドの製品があり、それらを簡単に購入できるだけでなく、ネットにはレビューがあふれており、簡単に情報にアクセスできます。むしろ有名ブランドの安い製品の方がレビューを見つけるのが難しいことすらあるかもしれません。

 

 つまり、有名ブランドの安い製品より中華イヤホンの方がはるかに信頼できる情報が探しやすく、ネットでも簡単に買えるため、購入しやすくなっています。低価格ではSONYやオーテク、JVCなど有名ブランドの方が実際の品質がわかりにくいので買いづらいとすら言えるのです。

 

なぜ中華イヤホンは安いのですか?

 ここまで読んでくださった方は根本的な疑問を抱いているかもしれません。では、なぜ中華イヤホンは安いのですか?

 

 中華イヤホンを製造している多くの企業は、メジャーブランドのような販売体制を持っていません。カスタマーサービスや品質管理、パッケージをより低価格にし、オンライン専売にすることで流通コストと宣伝費を抑えています。

 

 たとえばリアルな店舗に商品を陳列する場合、当然マージン(販売店側の取り分)が発生します。国や製品によって違いはありますが、一般的な先進国の場合、イヤホンの最終価格のおおよそ5割以上はこうした販売店側に支払うマージンです。つまり、ネット専売でうまく流通させることができれば、イヤホン価格の半分以上を値下げして販売することができるというわけです。

gigazine.net

 

 そういうわけで、ざっくり言って、宣伝や流通経費を抑えたネット専売の5千円のイヤホンが、こうした経費を多く払っている大手メーカーの1万円クラスに品質面で匹敵することがあるというのはイヤホンの流通の仕組み上、ありえないことではありません。むしろ頻繁に起こりうることでしょう。

 

 ただし、実際の価格決定には為替や品質以外の影響も大きいため、それぞれの製品の価格性能比、つまりコストパフォーマンスにはバラつきがあります。ですから価格の数倍以上の品質を感じる製品と価格の数分の一もクオリティを感じない製品はどの価格帯にも存在し、コストカットできているから品質は良くなるという単純な論理で物事は動いていないことには、常識とは思いますが、留意してください。中華イヤホンがコスト的に優位になりやすいのは、あくまで流通形態から見た一般的な傾向の話です。

 

 中華イヤホンの多くのブランドは、有名ブランド出身のエンジニアの設立だったり、そのODMやOEMを請け負っている工場だったりします。中国には小規模のチームでも利用できる製造工場がたくさんあり、誰でもAlibabaなどを通じて一定数のロットでイヤホンを発注することが可能です。中国でオーディオ産業に参入することは日本ほど難しくありません。地元政府も積極的な後押しをしています。

xtech.nikkei.com

 

デメリットはありますか?

 中華イヤホンにはつねに品質管理の問題が付きまといます。品質管理と価格は一定程度相関関係があることは事実で、一般に高い製品ほど品質が安定しています。中華イヤホンは製造コストに対してシビアなので、より品質リスクが高くなる可能性があります。

 

 ただし、中華イヤホンブランドの製造技術は急速に高まっており、低価格に思わぬ掘り出し物が見つかる確率は高まっています。そして一昔前のように低価格で露骨に品質が悪いというものは淘汰され始めています。

 

 次に、サポートがほとんど期待できないことが挙げられます。一部のブランドを除いて、製品保証は期待できません。日本国内の代理店が正規輸入販売を行っている場合は、サポートが期待できますが、多くの場合、製品は個人輸入するより高い値段に設定されます。

 

 前節を読んだ方はマージンが存在する以上、個人輸入より製品が高くなるのは当たり前であるということは、もうおわかりになるでしょう。SNSなどでは海外との価格差をむやみに批判する人もいますが、代理店は為替リスクや在庫リスクをはじめとするさまざまなリスクをとって輸入し、独自のサポート体制を整備し、販売店や従業員にもお金を支払う以上、個人輸入より高くなるのは当然のことです。円安になってとくに増えた、最近のSNSでの過度の国内価格批判は、その人なりの道徳観で義憤しているというのもあるのでしょうが、より俯瞰して見れば、ひたすらに安く品物を手に入れたいという単なるエゴに過ぎず、リスクをとってオーディオ製品を流通させてくれている代理店に対しての敬意と感謝が基本的に欠けていると個人的には思いますね。

 

 さらに中華イヤホンは周知されないマイナーアップデートが行われることがあり、同じ製品名のものでも中身が違っていることがあります。こうしたマイナーチェンジは部品のコストや入手可能性の変動によって、密かに行われます。低価格の製品でこうした変更が行われることがあります。

 

注目すべき中華イヤホン

 最後に低価格で優れた中華イヤホンとして定評のある代表的な機種をいくつか紹介して、この記事を終わりたいと思います。

 

CCA CRA

CCA CRA

CCA CRA

 

 低価格中華イヤホンで圧倒的な人気を誇るブランドの一つであるKZの姉妹ブランドCCAの最新中華イヤホン「CCA CRA」は2022年現在、最も注目を集めている製品の一つです。

 

 CCA CRAの特徴は、低価格ではありえない3.8μの超薄型振動板を採用していることです。超薄型の振動板は一般に機敏で応答性能がよく、繊細な音楽の響きを再現できます。CCA CRAでは高域の伸びが改善され、7K~18Khzの高い周波数領域でも細部まで聴き取ることができます。さらに、アップグレードされたデュアル・マグネティック・ドライバー・スピーカーにより、低域がより際立ち、ボーカルと楽器音の分離が良くなりました。CRAに搭載された振動板の性能は、市場のほとんどの製品を上回るものです。

 

CCA CRA
CCA CRA

 

CCA CRAの特徴
  • 伸びやかでダイナミックなサウンド
  • 深みのある低域
  • 超薄型振動板の生み出す優れたレンジ感

 

 

Tripowin Leá

Tripowin Leá

Tripowin Leá

 

 Tripowin Leȧは、最新世代の液晶ポリマー(LCP)振動板ドライバーを採用し、優れたトーンバランスとオーディオの解像度を実現しています。このドライバーは、他社製の超人気モデルにも採用されている10mmドライバーですが、通常のサウンドチューブではなく、アコースティックチャンバーを設けることで、その性能をさらに高めています。音導管を排除することで、不要な高調波共振を抑えながら、よりリアルな音場と奥行きを実現しています。前世代の10mmダイナミックドライバーと比較して、このLCPダイアフラムは表面張力と抵抗がよりタイトになり、より素早いレスポンスと聴きやすい音質の改善を可能にしました。ダイナミックドライバーのカテゴリーにおいて、次世代の高解像度を実現します。

 

 価格は3000円以下という廉価ながら、ハイエンドクラスに匹敵する解像度と低い高調波歪みのハイクオリティサウンドを持っており、辛口のオーディオマニアでも思わず唸らされてしまうことでしょう。

 

Tripowin Leá
Tripowin Leá

Tripowin Leá

 

Tripowin Leáの特徴
  • ボーカルが美しい
  • 透明度の高い中域
  • 高い解像度

 

Tripowin Leá

Tripowin Leá

 

Moondrop Quarks

Moondrop Quarks

Moondrop Quarks

 

 わずか2,000円程度で買えるドラムタイプのかわいいイヤホン「Moondrop Quarks」はしかし、丁寧なチューニングでなめらかかつ自然なサウンドを実現しています。6mm径のドライバーの振動板にはポリマー素材を用い、プレミアムレベルのネオジム磁石で構成された外部磁気構造、CCAWボイスコイルなど、低価格でも最高のパフォーマンスが実現できるよう最善のビルドが施されています。

 

 MoondropはこのイヤホンのためにHRTF(頭部伝達関数)を参考にして細やかな調整を行い、広い音場と高解像度の明瞭さを実現しつつ、自然でナチュラルなサウンドが実現されるようチューニングに苦心を重ねました。とくに力を入れたのは高域の制振で、不要なリンギングを極力排除することで自然な倍音表現をもたらす、なめらかな周波数応答を実現しています。

 

Moondrop Quarks
Moondrop Quarks
Moondrop Quarks
Moondrop Quarks

 

Moondrop Quarksの特徴
  • ボーカルが美しい
  • 自然でなめらかな高域の抜け
  • 自然な倍音表現

 

Moondrop Quarks

Moondrop Quarks

Moondrop Quarks

¥1,980(税込)

 

 
 
 
 
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