- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにHonorから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
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audio-sound Score
- パッケージ:8.0/10.0
- ビルドクオリティ:8.0/10.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:8.0/10.0
- 中域:7.5/10.0
- 低域:8.5/10.0
- 歪みの少なさ:8.0/10.0
- 通信品質:7.5/10.0
こんな人におすすめ
- 奥行き感のある音が好き
- 重厚感重視
- 暗い音が好き
- マルチポイント対応機種を探している
Honor Choice EarBuds X3 Liteの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「Honor Choice EarBuds X3 Lite」です。
Honor Choice EarBuds X3 Liteの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:6h/28h
- 防水性能:IPX4
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 価格帯:3000円~5000円
Honor Choice EarBuds X3 Liteの特徴
- 低消費電力、長いバッテリー駆動時間
- 通話中のノイズキャンセル
- 低遅延ゲームモード
- デュアルデバイス接続
- 自動イヤホン検出と迅速なペアリング
パッケージ
EarBuds X3 Liteのパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着感
装着感は良好です。
接続品質
aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では平均以上の接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと音が途切れがちになりますが、接続は維持されます。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開ける |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納し、ケースの蓋を閉じる |
ペアリング | 電源ON後、接続先がなければ自動でペアリングモード |
曲再生 | 多機能ボタンを2回タップ |
再生停止 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話応答 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを長押し |
ゲーミングモード切替 | 多機能ボタンを長押し |
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とSBCでつないでレビューします。
Honor EarBuds X3 Liteは中域の中心部が凹んだ典型的なV字型のサウンドシグネチャーを持っています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
低域
Honor EarBuds X3 Liteの低域は深さは少し物足りず、重さが強調された鈍重な音に聞こえます。
ドラムキックは重量感があり、インパクトはありますが、少しドカつく感じがあります。ベースもやや重たげです。それでも解像度は悪くないので、拍に後れを感じることはありません。
低域に量を求めるタイプの人に向きますが、引き締まり感はいまいちに思えます。
中域
EarBuds X3 Liteの中域は凹んだ位置にあり、暗く奥に聞こえます。個人的には質感表現も不自然なうえ、妙に窮屈で全く好みではありません。
イメージングは悪くないので、暗いわりにくっきり聞こえますが、全体的に陰気で地味に聞こえ、ボーカルは活気が足りない印象を受けます。
立体感を出して奥行きを強調しようとしてこういう調整にしたんでしょうが、質感が不自然になってしまっており、透明感に悪影響が出ています。ギターやピアノには艶やかさがあって少し色気を感じるものの、個人的にはザラついて聞こえ、あんまり心地よい音に思えません。
高域
高域は拡張性が少し不足しています。わりと正統派のスタジオチューニングに近い調整なので、スピーカーに近い定位感になっています。
高域単体は悪くないのですが、中域の印象が暗くて明度が足りないので、高域の良さが引き立ちません。
音質総評
- 原音忠実度:B+
- おすすめ度:B
- 個人的な好み:B-
イメージング性能が高く、サウンドバランス的にも立体感が強調されているので、非常に奥行き感のあるサウンドを聴かせるところが美点です。しかし、中域が暗く、質感表現が不自然で、一般に中域を重視するオーディオマニア向きとは言えないサウンドです。
音質的な特徴
美点
- 奥行き感のある音場
- 重厚
- 強調される立体感
- 優秀な解像度
- 良好な定位感
欠点
- 物足りない高域拡張性
- 不自然な質感
- 暗い音
- 原音忠実度が低い
総評
Honor EarBuds X3 Liteは高い解像度で典型的なV字ドンシャリの音を聞かせるイヤホンです。奥行き感のある音をきれいに聞かせるのは魅力ですが、中域が暗く、質感表現で正確性に劣るのが難点です。基本的にオーディオマニア向きの音とはいいがたいでしょう。
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