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【モニターヘッドホン SONY MDR-M1ST アウトラインレビュー】中域充実の聴き心地の良いモニターヘッドホン。装着感も良好で使い勝手もよい

ヘッドライン

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SONY MDR-M1ST

SONY MDR-M1ST

 

 

免責事項

  • このレビューは「私的な購入品」または「対価を払ってレンタルした商品」に基づいて書かれています。
  • これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
  • 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。

 

こんな人におすすめ

  • SONYファン
  • 聞き心地重視

 

SONY MDR-M1STの概要

 「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「SONY MDR-M1ST」です。

 SONY MDR-M1STの完全なレビューはこちらにあります。

 

基本スペック
  • 周波数特性:5Hz~80kHz
  • インピーダンス:24Ω
  • 感度:103dB/mW
  • 価格帯:30000円~50000円

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Recommended」として、比較的多数の人にとって買って損がないオーディオ製品であると推奨します。

 

SONY MDR-M1STの特徴

 以下公式サイトより引用です。

  • “感動はここから生まれる”:ハイレゾの高音質環境が整うなか、約4年半もの歳月をかけて磨き上げられた音質は、中域の骨太感と、全体の音が俯瞰できる音像を両立。音楽で重要な中域へのフォーカスをしつつ、低音域や高音域もしっかり聴こえます。
  • 演奏空間を忠実に再現する音像:独自開発のドライバーユニットを採用し、可聴帯域を超えるハイレゾの音域をダイレクトかつ正確に再現。楽器配置や音の響く空気感といった演奏空間全体を広く見渡すことができ、原音のイメージそのままの音質を実現しました。
  • プロユースに耐えうる機能性と耐久性:ジョイント部にシリコンリングを採用し、体を動かした際に発生しやすいノイズを徹底的に低減。人間工学に基づいた立体縫製のイヤーパッドで長時間の装着も快適です。さらに可動部の耐久性や耐落下強度も向上させ、プロユースに耐えうる品質を実現しています。
  • 熟練工によるハンドメイド製造:プロフェッショナル向け音響製品を生産しているソニー・太陽株式会社にて製造。プロ用製品で培われた品質管理のもと、熟練作業者により手作業で一つ一つ丁寧に造られ、厳しい検査を経て出荷されます。

 

パッケージ

 SONY MDR-M1STは簡素なパッケージに入っています。

 

パッケージ内容

 パッケージには以下のものが含まれています。

  • ヘッドホン本体
  • マニュアル

 

SONY MDR-M1ST
SONY MDR-M1ST

 

ビルドクオリティ

 SONY MDR-M1STのビルドクオリティは価格の標準を満たしています。

 

 スピーカー部分は耳に向かって音を聞かせるように傾斜されています。

 

SONY MDR-M1ST

SONY MDR-M1ST
SONY MDR-M1ST
SONY MDR-M1ST
SONY MDR-M1ST

 

イヤーカップは柔軟に可動するので、片耳モニタリングも可能です。

 

SONY MDR-M1ST

 

装着サンプル

 装着感は良好です。ヘッドバンドは厚みがあり、イヤーマフもフカフカで頭を包み込む感触は良好です。

 

SONY MDR-M1ST
SONY MDR-M1ST
SONY MDR-M1ST
SONY MDR-M1ST

 

音質

 SONY MDR-M1STの音質は中域充実系のいわゆる「かまぼこ」サウンドです。高域は中域より後退的なので、解像度はあまり高くなく、モニターサウンドにありがちな硬いディテール感はほとんど感じません。そのサウンドはあまり分析的に聞こえず、どちらかといえばリスニングライクです。長時間の音楽リスニングでも聞き疲れないのは良いですが、批判的なリスニングにはあまり向かないサウンドです。

 

 音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。

 

音質総評
  • 原音忠実度:A
  • おすすめ度:B+
  • 個人的な好み:B-

 

 SONY MDR-M1STは聴き心地の良い中域充実系のサウンドを持っています。それは音楽の全体を横長のフレームにうまく収めてくれるという意味ではモニターしやすいところもあるでしょう。聞き疲れしないのも美点です。

 

 しかし、ライバルとなりうるVictor HA-MX100VYAMAHA HPH-MT8に比べて音楽の情報量が少なく、引き締まりも悪いため、分析的なリスニングには向きません。幸いにしてSONYにはMDR-7506という素晴らしい機種があるので、あえてその3倍高い値段を払ってこれを買う必要はないでしょう。

 

音質的な特徴
美点
  • 中域への適切なフォーカス
  • 充実感がある
  • 聴き疲れしにくい
  • 艶やか
  • ウォーム

 

欠点
  • 拡張性に欠ける
  • ディテールに欠ける
  • 不自然な質感
  • 不自然な定位
  • ダイナミクスに欠ける

 

総評

 SONY MDR-M1STは中域充実系の聴き心地の良いサウンドを持っています。ビルドクオリティは優れており、モニターヘッドホンとしての使い勝手にも優れていますが、もし楽曲の構成を分析的に提示してくれるモニターヘッドホンを求めているなら、MDR-M1STはそういうヘッドホンではありません。個人的にはこれよりYAMAHA HPH-MT8Victor HA-MX100Vをおすすめします。

 

SONY MDR-M1ST

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