- このレビューは「私的な購入品」または「対価を払ってレンタルした商品」に基づいて書かれています。
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こんな人におすすめ
- 優れたレコーディングモニターを探している
- 楽器練習や歌唱練習に使えるモニターを探している
- DTMer
- サウンドエンジニア
- ミキシングエンジニア
- レコーディングエンジニア
- コスパ重視
SHURE SRH940の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「SHURE SRH940」です。
SHURE SRH940の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:5~30kHz
- インピーダンス:42Ω
- 感度:100dB/1mW
- 価格帯:20000円~30000円
パッケージ
パッケージは価格の標準を満たしています。業務用製品なので、パッケージは簡素です。
パッケージ内容
- ヘッドホン本体
- 3.5mm→6.35mm変換プラグ
- キャリングケース
- 交換用イヤーパッド
- 交換用ケーブル
- 説明書
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格のわりに安っぽく、プラスチッキーで耐久性に問題があります。サウンドハウスやAmazonのレビューを見てみてください。耐久性の問題を指摘する声で溢れています。
装着サンプル
軽量で装着感は悪くありません。
音質
今回はFiiO M15で駆動してレビューします。
SHURE SRH940は高域寄りのブライトニュートラルサウンドを持っており、スタジオモニターとしては優秀な性能を持っています。解像度も非常に高く、定位感に優れています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:S+
- 個人的な好み:S+
SHURE SRH940は定位感と質感表現に優れ、中域の聞き取りの邪魔になる低域は抑えられた、かなり理想的なミキシング/レコーディング/トラッキング用の万能モニターヘッドホンです。唯一の欠点である低域だけは、たとえばYAMAHA HPH-MT8やTASCAM TH-06といった低域をしっかり出すモニターヘッドホンを併用することでカヴァーできます。
音質的な特徴
美点
- 正確な定位感
- かなり正確な質感
- 原音忠実性が比較的高い
- 明るく鮮明
- 優れた解像度
- 優れたディテール感
- 優れた空気感
欠点
- 低域の不足
- 価格なりのクリア感
- 明るすぎてやや聞き疲れやすい
総評
3万円程度で優れたモニターヘッドホンを探している人にとって、まっさきに検討すべき製品がSHURE SRH940です。優れたディテールと正確な定位を持ち、音楽の表現をはっきりと細部まで高い解像度で再現するため、メインのモニターヘッドホンとしてほぼ完璧な性能を提供します。ただし、耐久性に問題があるため、取り扱いは非常に丁寧に行う必要があるのだけ注意です。
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