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【完全ワイヤレスイヤホン MAVIN Air-XR 試聴レビュー】明るく伸びやかな中高域と、深めに濃さを出す低域のコントラスト感が秀逸。おすすめ

MAVIN Air-XR

MAVIN Air-XR

Mavin Air-XR 完全ワイヤレス フルワイヤレス コードレス Bluetooth 10時間連続再生 イヤホン

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「コンパクトなデザイン」

おすすめ度*1

MAVIN Air-XR

ASIN
B07XM6XXQ9
スペック・評価
連続再生時間/最大再生時間 10h/30h
Bluetoothバージョン 5.0
対応ワイヤレスコーデック aptX/AAC/SBC
防水性能

IPX7

 音質傾向

ドンシャリ、のびやか、つややか、シームレス、開放的、見通しが良い、存在感のある低域、コントラスト感が良い、分離感が良い、明るい

 小型で装着感は良好です。

 

 通信チップはQCC3020。対応コーデックはaptX/AAC/SBC。店舗内テストでは通信品質全く問題ありませんでした。しかし、あまり通信の混雑していない店舗内でのテストでしたので、当てになりません。

 

テスト環境

 今回のテストはHiby R6 ProONKYO GRANBEATで行っています。

www.ear-phone-review.com

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【2】外観・インターフェース・付属品「割愛」

 付属品は割愛。音声ガイダンスが日本語でした。

 

 

【3】音質「ワイドレンジ感と透明感のあるサウンド。ポップスを中心にのびやかに楽しめる音」

 音質的にはMAVIN Air-Xの密度感が出やすい音とは真逆の、開放感が強い音になっています。低域の下の方と中高域を目立たせるバランスで、さらに高域も開放的で音が中域から、シームレスに伸びていく感じがあります。つまり、とくに女声ボーカルで顕著に感じられますが、高域で奥に行ったり、前に出張る感じがなく、中域からまっすぐ上に上がるような直立感が出ます。このボーカルはのびやかで晴れやか、あでやかさも感じるので開放感と突き抜け感があるものの、サビでやや抑揚に欠ける感じがあり、若干単調に聞こえるところが私には気になりました。ボーカルと同じようにギターも伸びやかです。

 低域はドラムキックのあたりに一番強調点があるようで、中域からは丁寧に分離されて感じられます。重低音にあまり強調がなく、ノイズ感がない見通しの良い感じで低域が楽しめ、曲によってしっかり黒い感じも出ます。

 

 私が聴いた感じ、MAVIN Air-XRのサウンドイメージは下の曲のような感じに思いました。

 

美点
  1. 女声ボーカルとギターが伸びやか
  2. 開放的でツヤもある中高域
  3. 縦軸でワイドレンジ感がある
  4. 見通しが良い
  5. 輪郭感も良い
欠点
  1. 男声ボーカルがツルツルしやすく、女性的に出やすい
  2. 女声ボーカルもやや抑揚を感じづらい
  3. 基本的に陽気

 

[高音]:中高域でシンバルのチリチリとシャリの刻みが非常に鮮やかに目立つバランスになっている。中高域には開放感があり、ボーカルがスルッと伸びる。明るいポップスやEDMで派手さをほどほどに感じさせつつ、ツルツル感を出し、スキッと伸びる背筋がある。個人的には、この中高域のシームレス感が最大の持ち味と考えており、この音域では音場が整理され、音の伸びが滑らかに、ほどよく色づく感覚を味わえる。高域は尖る手前でマイルドに抜けるようになっており、シャープネスはかなり抑制されている。とにかく伸びが良い(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はかなり清潔になっており、たとえばピアノラインは厚みが抑制されていて、上辺の方に高めのキンキンした光沢のある音を出しやすい。ボーカルは中高域で浮かび上がる感じがあり、大抵の女声ボーカル曲で適切なフォーカスを感じる。ギターは上に向かって明るい。

[低音]:100hz~40hzまで濃いガツンとした振動。30hzで沈み、20hzでほぼ無音。中低域はおそらく中域に混濁を与えないために色味が抑えられており、やや後退的で強調点はないが、パンチの存在感はあり、弾みはきれいに出やすい。低域の強調点は中低域の下の方にあるキックにあり、広がりを感じられる。ベースも見分けやすい(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:中高域と中低域の下側に強調点があるドンシャリ。だがシャリ味はほとんどなく、むしろ高域方向は艶やかで伸びやかで、手応えを強調しない感じがある。縦軸は長めに感じる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ほとんどパリパリに近い、パツパツ音の明るいタムやスネアの音に、明るめのパンチ、濃いめのキックを持つ。リズムの焦点はタムやスネアの上辺とキックに感じられ、ドラムはコントラスト感がある縦軸が分かりやすい構造になっている。やや明るいパズンパズンという音。ハイハットは明るめにシャンシャンとした少し白味のある刻みを持っている。リズムコントロールはかなり正確(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:男声ボーカルは率直に言って少しツルツルしすぎて女性的に聞こえる。女声ボーカルは伸びやかで明るめにツヤを出しながら、上方向にシームレスに伸びる。少し平坦に直線的に、抑揚を抑えて中域から高域までを行き来する感じはあり、突き抜け感は結構するっと抜けていく滑らかさがあるが、抑揚不足のせいか、案外情感の「ため」のような表現があまり出ないところがある。

 

【4】官能性「シームレスで開放的」

Angela Ammons「You'll Be Gone」

【ONKYO GRANBEATで鑑賞】ギターの上辺に強調点があり、のびやか。ボーカルも同様に上気した感じで上に突き抜けていく声色で、ツヤもある。低域はベースがかなり黒く出るが、中高域から遠く、充分に分離されているように感じるので、混濁感なく、深みを出している。音の一番上から一番下までが長く、高低感は強調されて感じられやすいため、ダイナミクスに富む。

 


Angela Ammons

 

水瀬いのり「三月と群青」

【ONKYO GRANBEATで鑑賞】空間は明るく、清潔でピアノはツヤツヤキラキラ、ギターもすっきり伸びていく解放感がある。ボーカルも滑らかに突き抜けていく。このシームレスなボーカル表現はやや情感に乏しい反面、力む感じがなく素直に伸びるので、開放感を感じる。低域のドラムキックとベースはそれぞれよく分離されつつも、相互に黒みを丁寧に出し、背景を引き締めてくれる。そのため、中高域の一番艶やかな色味が引き立って聞こえる。

 


BLUE COMPASS【初回限定盤】

 

TVアニメ「とらドラ!」OP主題歌「プレパレード」

【Hiby R6 Proで鑑賞】低域の黒みとリズムコントロールが良いので、やや強めの低域バランスにも関わらず、中域との境目でもやっとするようなことはなく、中高域のボーカル付近がきれいに浮かび上がり、フォーカスされる。コントラスト感も良い。ボーカルの抑揚があまりないところが、曲調を少し平面的に感じさせるのだけが気になる。

 


プレパレード

 

ナナヲアカリ「しあわせシンドローム」(TE-D01d/NT01AX/WF-1000XM3との簡単な聴き比べ付き)

【Hiby R6 Proで鑑賞】ドラムキックは少し広がりが強く、やや低域が目立つ感じになるが、パンチがうまく利いていてリズムコントロールが利いていて、重厚感がある割に篭もった感じやスピード感で遅れる感じがない。ボーカルはツヤツヤキラキラで、黒い低域からはコントラスト感良く浮き上がり、半ば低域が支配的にも関わらず、埋没感はなく、色味にメリハリがある。個人的にはやはり、この曲でもボーカルに抑揚が少し欠けている印象を受けるのだけが気になる。

 

 この曲で手持ちの機種と聞き比べを行った。

 まずSONY WF-1000XM3。音場が広く、余裕を感じる。Air-XRでいまいち感じづらかったボーカルの抑揚も充分あるが、高域ではAir-XRより閉じていて、明るさはわずかに暗く感じられる。全体的に開放的だが、重心はAir-XRより低く、安定感が高まっている。

www.ear-phone-review.com

 

 NUARL NT01AXはドラムがより濃く、躍動的でボーカルにもみずみずしさがあり、奥行きがしっかりしている。ボーカルの抑揚も丁寧に感じられ、音の伸びと高さもAir-XRに勝るように感じられる。個人的にはこの曲では、Air-XRよりNT01AXのほうが全体的にディテールが良いように思われた。

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 AVIOT TE-D01dは低域の床面が少し高く、縦軸と横軸で楽器音がボーカルに近くて、密度感が出る。そのせいか個人的にはボーカルフォーカスはAir-XRが優れているように感じられる。

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しあわせシンドローム(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

 

【5】総評「のびやかな女声ボーカル曲に強い」

 Air-Xに比べると、かなり開放的でのびやかな縦軸の立体感に優れた音質を持つようになりました。明るいポップスやガールズロック、EDMなどを楽しませてくれそうな、ツヤのあるシームレスな高低感を持っています。渋みや尖りがなく、ドライな感じもないので、男声ボーカル曲ではややツルツルしすぎる感じがあると思います。

 あとノズル軸が太く、ケースも小さめなので、イヤピの選択肢は標準添付のもの以外ほぼありません。

 

MAVIN Air-XR

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。