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こんな人におすすめ
- 明るく朗らかなサウンドが好き
- 高域に敏感
- エッジの柔らかなサウンドが好き
- 低域にこだわる
- 穏やかなJAZZや室内楽が好き
- ボーカル曲が好き
Tingker TK160の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「Tingker TK160」です。
Tingker TK160の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:18Hz~20kHz
- インピーダンス:30Ω
- 感度:98dB
- ケーブルコネクタ:mmcx
- 価格帯:5000円~10000円
パッケージ
パッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- キャリングケース
- イヤーピース
- 説明書


ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。




装着サンプル
装着感はかなり良好です。



音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
Tingker TK160は低域寄りのニュートラルサウンドを持っています。中域は明るめでクリアに聞こえますが、高域はマイルドなモニターライクリスニングサウンドです。中域の透明度で優れているのは魅力ですが、繊細さや鮮明感が抑えられているので、モニター用途には物足りないでしょう。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:B+
- おすすめ度:A+
- 個人的な好み:A+
Tingker TK160は非常にクリアでマイルドな中域が魅力のリスニングイヤホンです。オーディオスペック的には価格を完全に超越していますが、高域はややおとなしすぎ、のびやかさに欠けるのが気になるかもしれません。高域に敏感な人がボーカル中心で音楽を楽しむのには最適なイヤホンの一つです。
音質的な特徴
美点
- ほぼ完璧な質感
- 明るい中域
- 朗らかなサウンド
- 深みのある低域
- 耳当たりがマイルド
- 優れたクリア感
- 価格以上の解像度
欠点
- エッジ感に欠ける
- 伸びやかさに欠ける
- 繊細さに欠ける
- 空気感に欠ける
- 鮮明感に欠ける
総評
Tingker TK160は深みのある低域と明るく聞こえる耳当たりの良い朗らかな中域が魅力のリスニングイヤホンです。そのサウンドは非常にクリアで透明感があり、明るくメロウで、明瞭でありながらまろやかで耳当たりの優しい音で、美音系の代表的な傾向を備えていると言えます。非常に低価格で優れたメロウサウンドを実現しており、メロディアスな音を愛するリスナーに価格以上の、ハイエンド製品に匹敵する満足度をもたらすでしょう。
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