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【完全ワイヤレスイヤホン EnacFire F1 フラッシュレビュー】リアルな床鳴りを実現する重低音、静かで鮮やかなハイハット。低域好きを満足させる重厚感溢れる大人のサウンド

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EnacFire F1

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【208時間連続駆動 Qualcomm APT-X+AAC高音質 IPX7防水規格】ENACFIRE ワイヤレス イヤホン Bluetooth 5.0 イヤホン 片耳8時間再生 QCC3020省エネ CVC8.0ノイキャン タッチ式 両耳通話 左右分離型 自動ON/OFF ブルートゥース イヤホン 日本語説明書 Siri対応/マイク内蔵/PSE&MSDS&技適認証済み(F1)

 

 

 「フラッシュレビュー」はデータ中心の簡潔な内容で、ポイントを絞ってオーディオ製品を解説します。

 数ある完全ワイヤレスイヤホンのブランドの中でもEnacFireは明らかにクレイジーなメーカーの一つです。このメーカーは「低域」に妙なこだわりがあり、とにかく重厚なサウンドを好みます。低域ジャンキー傾向のある私にとって、このメーカーの製品はつねに手放せません。

 完全ワイヤレスイヤホンが登場し始めた当初の2017年ごろ、そこにはシャカシャカとした軽い音を奏でる製品しかありませんでした。低域好きにとって完全ワイヤレスイヤホンを買うことは当たりのないくじ引きをするような状況だったのです。しかし、時代は変わりました。いまや信じられないことに、完全ワイヤレスイヤホンの小さな筐体に収まる小型のドライバーからでも恐るべき量感の重低音が響いてくる世界になったのです。EnacFire F1はそんな低域好き向けの完全ワイヤレスイヤホンの一つです。

 籠もる音に敏感な人はこの時点で「回れ右」をしましょう。

www.ear-phone-review.com

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Recommended」として、比較的多数の人にとって買って損がないオーディオ製品であると推奨します。

 

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:8h/208h
  • 防水性能:IPX7
  • 対応コーデック:aptX/AAC/SBC

 

パッケージ

 内容物はイヤホン本体と、S/M/Lのイヤーピース、マニュアル、充電ケーブル(Micro-B)などです。パッケージ内容はこの価格帯の完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的です。

EnacFire F1

EnacFire F1

EnacFire F1

EnacFire F1

 

装着サンプル

 私の場合、フィット感は良好です。わずかに出っ張りが多めですが、頭を振っても脱落しません。

EnacFire F1

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接続品質

 おそらくかなり優秀です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では良好です。距離耐性も優秀らしく、5m離れてもシームレスにつながって乱れはありません。この程度の距離ならばドア越しでも充分届いているので、遮蔽物があっても問題ないようです。あくまで私の環境では、ペアリングは少し遅いです。

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

周波数特性

 上から順に、

  1. [AET07 M装着時]左右別
  2. [AET07 M装着時]左右平均
  3. [AET07 M装着時]左右別(自由音場補正済み)
  4. [AET07 M装着時]左右平均(自由音場補正済み)
  5. [標準イヤーピースL装着時]左右別
  6. [標準イヤーピースL装着時]左右平均
  7. [標準イヤーピースL装着時]左右別(自由音場補正済み)
  8. [標準イヤーピースL装着時]左右平均(自由音場補正済み)

 

EnacFire F1

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EnacFire F1

EnacFire F1

EnacFire F1

 

 実にけしからんグラフで、低域に寄せたドンシャリとでもいうべきものですが、意外と中域から中高域にかけてはマイルドカーブなので、重厚なU字とも言えるかも知れません。

 「そういや最近似たカーブ見たな」と思い、その機種Aipower KSOUND EP-K01と比較したのが以下のグラフです。1khzの値で交差させてます。少なくとも周波数特性の上ではドライバーとか出自が類似しているだろう(ここらへんの中華製品はだいたいそんなもんです)ということが予想されますが、F1のほうがより中高域以上が隆起しているので、EP-K01にあったツヤの不足がなく、より華やかな雰囲気が出ると言えます。またトランジェントの上でもよりハリのある音を出してくれそうということが言えるでしょう。低域から中域まではほぼ同等なので、床面方向の印象はあまり変わらないはずです。

www.ear-phone-review.com

 

EnacFire F1

 

 音質的には床鳴り感がある重く深く温かみのある低域を持ち、音場は基本的にシックで静寂感があります。しかし、高域ではハイハットが静かな雰囲気ながらもはっきりとクラッシュして聞こえるので、JAZZやロックでも清潔感のあるリズムが映えます。スネアのスナッピーもやや強調される傾向にあります。

 より深煎りのサウンドが好みならAipower KSOUND EP-K01をおすすめしますが、私には華やかさが足りなかったので、あちらのフラッシュレビューで述べたような、改善してほしい点が備わった音がするF1のほうが好みということになります。低域好きの私にとっては充分なコクと潤い感、静寂感のあるこの音は理想的な音の一つに近く、低域モデルとしては万能系といえ、欠点がほぼありません。低域好きを惑わせる、実にけしからん音です。

 最終的には下のレコーディングシグネチャーを確認して頂き、ご自身の好みに合うか判断して下さいませ。

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。自由音場補正済みです。ソースはKANN CUBEを用いています。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

JAZZ

anchor.fm

 

OST

anchor.fm

 

クラシック

anchor.fm

 

ロック

anchor.fm

 

総評

 音に温かみがあり、マイルドで聴きやすく、音に厚みとコクがあって潤いに満ちていて、充実感があるサウンドを実現しています。しかも中高域以上にツヤがあり、中域以上ではU字に近い聴き心地の良いサウンドで自然であり、かつ音楽的です。床面の響きと適度な静寂感の中でリラックスして音楽を聴きたい人にはこの価格帯最良の選択肢の一つでしょう。

 基本的に通信品質は悪くなく、使い勝手の面でもあまり粗がない機種だと思われます。

 

EnacFire F1

EnacFire F1

【208時間連続駆動 Qualcomm APT-X+AAC高音質 IPX7防水規格】ENACFIRE ワイヤレス イヤホン Bluetooth 5.0 イヤホン 片耳8時間再生 QCC3020省エネ CVC8.0ノイキャン タッチ式 両耳通話 左右分離型 自動ON/OFF ブルートゥース イヤホン 日本語説明書 Siri対応/マイク内蔵/PSE&MSDS&技適認証済み(F1)

 

 

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