フラッシュレビュー
Shuoer Tape Proは艶やかな音を奏でるフラットモニター系サウンドです。聴き心地は安定しており、ギターは鮮やかに聞こえますが、全体の雰囲気はどこか暗く、快活さに欠けるところがあります。このイヤホンの最大の魅力はそのビルドクオリティの高さです。メ…
KBEAR KBX4913はnewspring NSE1000-Gのような高級イヤホンに付属しているケーブルと比べても品質面でほぼ同等であり、基本的にこれに交換したことで音質が変化してがっかりするということはないでしょう。クロストークの数値も満足できるものであり、高級イ…
5000円くらいの価格でハイエンドイヤホン並みの過渡応答の良さを持ち、ハイクオリティの、くっきりしたきれいなキレと解像感のあるサウンドを楽しみたいですか?「そんなのは不可能です」と答えたいところですが、どうもそうとは言えないようです。このレビ…
GOOSERA H11は骨伝導イヤホンというよりイヤースピーカーです。装着感は良く、音質は聴き疲れしませんが、骨伝導サウンドとはいいがたい軽っぽい音です。音場は横に広く、奥行き感もあり、耳の外側に広がっているので広く感じられますが、上も下も拡張性に欠…
EarFun Free ProはEarFun Freeの低域重視のサウンドを引き継ぎながら、ANCやヒアスルーを搭載し、イヤーウィングの追加によってよりスポーツ向きの高い装着感を実現したイヤホンです。そのサウンドは重低域の深いブームを強調し、鮮やかで印象的な中高域が緻…
Padmate PaMu Quietは独特のデザインと機能性の高さが魅力の完全ワイヤレスイヤホンです。それは全ての人に価格を超える価値を提供するわけではありませんが、ほかのイヤホンにない魅力を持ち、アプリなども使いやすく、快適な使い勝手を実現しています。Pad…
Master&Dynamic MW07 Plusはかなり高価な価格設定ですが、機能面では必ずしもトップレベルというわけではありません。アクティブノイズキャンセリング性能は価格帯では平凡ですし、付属アプリもありません。しかし、デザインには高級感があり、持ち運びやす…
Meizu POP2はバランス感覚が良く、透明度の高い中域を持っているイヤホンです。残念ながら、おそらく日本でもそして世界でも大して話題にもならない無名に近い機種で終わるでしょう。機能面で派手さはなく、特別な魅力を感じ取るのは難しい、埋没していくで…
Tronsmart Apollo Boldは、1万円レベルで2万円以上の一流メーカー品のアクティブノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンに劣らないANC性能を発揮する高コスパ製品です。使い勝手も良好で高音質コーデックであるaptXにも対応する魅力的な製品です。…
BGVP DM8は滑らかで安定的、温和でウォームなサウンドで、中域を丁寧に聴かせるイヤホンです。その甘くふっくらとした、ニュアンスの柔らかい調和的なボーカル表現はどこか懐かしく、メロウでノスタルジックな雰囲気があります。マイルドで耳当たりが良く、…
GRADO SR325eはGRADOらしい中域によくフォーカスされた色気たっぷりのサウンドを聴かせてくれます。金管をはじめ楽器音は華やかで、それこそ花開くように艶やかな蓮華に近い色彩感があります。あるいはそれは南国のハイビスカスかもしれません。キレの良いド…
城下工業 Sound Warrior SW-HP300は構築感に優れ、パワフルでリッチな中域と重厚な低域を聴かせるモニターヘッドホンです。そのサウンドはやや派手さに欠けるところはありますが、中域から低域までは非常に忠実度の高いモニターサウンドを実現しており、確か…
城下工業 Sound Warrior SW-HP100は構築感に優れ、パワフルでリッチな中域を聴かせるモニターヘッドホンです。そのサウンドはしっかりした高級スピーカーで聴くような力感と情報量の多さを感じることができますが、やや圧迫感が強く、聞き疲れしやすい感じが…
SoundPEATS TrueFree2はSoundPEATSらしいパワフルで情熱的な低域を持つロックファン向きのドンシャリ完全ワイヤレスイヤホンです。順当に進化を遂げてきた人気モデルだけあって、全体的によくまとまっており、完成度が高いという感じでは必ずしもありません…
AVIOT TE-D01mは落ち着いて、温和で、静かな雰囲気の中で中域を丁寧に聞かせるイヤホンです。そのサウンドには派手なところや重低域が生み出す臨場感のようなものはありません。人によってはどちらかというと眠たい聴かせ方に思う可能性は高いでしょう。地味…
iTeknic IK-BH006はその元気でしなやかなサウンドによって活力を与えてくれます。前面に出てくるボーカルは健康的でスポーティーに聞こえます。媚びた感じはなく、素直でまっすぐに歌い上げる清純なボーカル表現が好きなら、たちまちIK-BH006を持ち歩きたく…
SoundPEATS H1は間違いなく、SoundPEATS新章のフラッグシップイヤホンです。それはSonicと同じようなデザイン、スペックを持ちながら、より洗練されたFiiO FH3のような1万円台のハイブリッドIEMに近いサウンドを実現します。これは1万円クラスのIEMを愛用し…
Grado HempはGradoのサウンドとしては独特に思えるかもしれません。艶を強調し、色気を出す感じはあまり強くなく、浮かれた感じはありません。むしろいつもよりまじめに中域をしっかり聞かせてくれます。中域のボーカルフォーカスの良さ、音場の風通しの良さ…
Earfun Air Proは価格を考えると、驚異のアクティブノイズキャンセリング性能と音質を持っています。信じられないかもしれませんが、そのオーディオスペックとANC性能は価格帯ではずば抜けて高く、同価格の有線イヤホンの大部分に勝り、2万円以上の完全ワイ…
Moondrop SSRはエントリークラスでありながら比較的優れたオーディオパフォーマンスを持っているイヤホンです。そのサウンドはどちらかといえば小音量で音楽を楽しむ人向きのモニターライクなチューニングになっています。小さな音量でも明瞭でくっきりとし…
SoundPEATS Sonicは間違いなく、SoundPEATS新章の開幕を告げる、新世代の完全ワイヤレスイヤホンです。使い勝手の良さ、再生時間の長さ、音質的なバランス感覚の良さ、クリア感。エントリークラスとは思えない完成度の高さを持ち、オーディオ製品として1万円…
Campfire Audio ANDROMEDA 2020は非常にディテール感に優れた輪郭のきれいな明瞭感のある少し硬質なサウンドを聴かせてくれます。女声ボーカルも活き活きと聞こえ、精彩のある音は実際以上に解像感が高く思えます。そのサウンドはやや平面的でレンジ感の点で…
Victor HA-FX100Tは適度な重厚感と静寂感、グル-ヴ感とバランス感覚の良さを発揮する完全ワイヤレスイヤホンで、安定した聴き心地を提供します。スペック的には1万円台の機種として標準レベルはクリアしていますが、アクティブノイズキャンセリングは搭載さ…
GRADO GT220は静かでありながら、GRADOらしい色気を感じさせるサウンドを持っています。それは重厚で成熟した大人の音楽空間をもたらしてくれるように思えます。音質は個人的に気に入ってるのですが、やはりスペックやビルドクオリティなどを考えると、3万円…
TaoTronics SoundLiberty 97は低価格でありながら、比較的バランスの良い音質と優秀な使い勝手を実現しており、デザイン的にも洗練されていて、高い満足度をもたらしてくれます。そのサウンドはどちらかというと現代的で、アイドルやポップスターの曲、EDMを…
MadSpace Buttons Air Xは比較的実用的なアクティブノイズキャンセリングを備え、独特のデザインを持つ完全ワイヤレスイヤホンです。その音質はかなり暗く静かなところがあり、心を落ち着かせる鎮静作用を持っていますが、一般的に解像度はやや低く感じられ…
今回取り上げる機種は城下工業のモニターヘッドホン、Sound Warrior SW-HP10Sです。Sound Warriorは城下工業の音響ブランドです。城下工業は大正12年に最初は生糸製造所として創業した老舗オーディオメーカーで、音響・通信機器を中心に販売しています。
EnacFire E90は独特の重厚で暗いサウンドを奏でるドンシャリ系の完全ワイヤレスイヤホンです。そのサウンドはあまり万人向きではないかも知れませんが、使い勝手はかなり快適でスペック的にも価格の水準を充分に凌駕しています。個人的にはこのイヤホンのダ…
GRADO GW100はグルーヴ感に溢れた艶やかな甘いサウンドを奏でるヘッドホンです。それはヘヴィロック向きというよりはもっと華やかな、たとえば Elvis Presleyの「Can't Help Falling In Love」やHall&Oatesの「Do It For Love」、スピッツの「ロビンソン」や…
Tiivox X3は低価格でありながら奥行き・幅・高さに優れた広大な音場を実現する完全ワイヤレスイヤホンです。それは普通に録音された音源を、ドームを利用したツアーコンサートのステージライブパフォーマンスのように聞かせます。いつでもどこでもツアーDVD…