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【完全ワイヤレスイヤホン Dore T8 フラッシュレビュー】パワフルで重みのあるドラムと奥行き感のある中域、のびやかな高域を持つ。価格の割に高級感がある外観を持つが、通信品質やスペックは物足りない

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Dore T8

Dore T8

「2020年進化版Bluetooth5.0」Bluetoothイヤホン ブルートゥースイヤホン 完全ワイヤレス イヤホンHi-Fi高音質 LEDデジタル残量表示 充電ケース付 自動ペアリング タッチ式 マイク付き Siri対応 iPhone/iPad/Android対応 絶妙なフィット感 布生地スタイル

 

 

 「フラッシュレビュー」はデータ中心の簡潔な内容で、ポイントを絞ってオーディオ製品を解説します。

 今回取り上げる機種はDore T8です。Doreというブランドについてはよく知りません。amazonで「Dore」と検索するとオーディオやガジェットより寝具などがよくヒットしますが、販売業者が同一なので、おそらく本来はそちらのほうが事業の主分野なのかもしれません。

 

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:3.5h/17.5h
  • 防水性能:おそらくありません
  • 対応コーデック:SBC
  • 技適番号:208-200008

 

パッケージ

 パッケージは価格帯の標準レベルです。付属品はイヤーピース、充電用ケース、充電用ケーブル(Type-C)、説明書です。 

 本体のビルドクオリティは特別優れているというわけではありませんが、充電ケースはファブリックコーディングされており、高級感があります。また、充電ケースのイヤホン収納部はそれほど深くないので、完全ワイヤレスイヤホン用のイヤーピース以外は収まりません。

 

Dore T8

Dore T8

Dore T8

 

装着サンプル

 耳に良く収まる形をしており、装着感は良好です。なお動作中は左右のLEDがピカピカ光るので、光るのが嫌いな人は注意が必要です。

 

Dore T8

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Dore T8

 

接続品質

 SBCでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯ではやや貧弱な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内ではそれなりです。距離耐性はそれほどでもなく、5m離れると少し途切れやすくなります。遮蔽物があると通信が不安定になります。

 またホワイトノイズはわずかにありますが、敏感な人でないと気にならないのではないかと思います。

www.ear-phone-review.com

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

周波数特性

 上から順に、

  1. [標準イヤーピース S装着時]左右別
  2. [標準イヤーピース S装着時]左右平均
  3. [標準イヤーピース S装着時]左右別(自由音場補正済み)
  4. [標準イヤーピース S装着時]左右平均(自由音場補正済み)

※また当ブログの自由音場補正については機材に合わせてサザン音響さんから提供された補正値を使用しております。

www.s-acoust.jp

 

Dore T8

Dore T8

Dore T8

Dore T8

 

 

 全体を見るとU字型あるいは穏やかなV字型というサウンドシグネチャーをしています。低域と高域のバランスも良く、わりと単純な形でピーク感が少ないのが特徴です。

www.ear-phone-review.com

 

 低域は重みに強調がありますが、輪郭感も良く、わりと見通しが良く、レイヤリングは比較的良好です。バスドラムはキックの重み、ボディの鳴り、床鳴りも良好ですが、ノイズ感は抑えめです。エレキベースは適度な黒みもありますが、厚みは少し抑えめで、わりと引き締まっています。低域弦楽は沈みが強い重厚感がある音で聞こえます。

 中域は後退しているので、ドライに聞こえます。低域に比べるとボーカルはやや奥にいますが、ボーカル帯域の上は静寂でフォーカスは悪くありません。子音に尖りはなく、声質は少し理性的で、息だけが少し伸びますが、ほとんどニュートラルに思えます。

 高域はわりと単純な形をしており、細かいピーク感がないので、音はわりと滑らかに伸びて聞こえます。バイオリンはのびやかで、奥から前に立体的に高くのびるように聞こえます。ハイハットのクラッシュは少し強調されますが、ギラつきはそれほど強くなく、清潔系で聞き心地はマイルドです。

 音場は奥行き感があり、適度な高さもあってレンジ感は悪くありません。全体像はドンシャリですが、ピーキーさがなく、聞き心地は結構安定しています。ただ低域は強めでパンチが少し強くパワフルさが強調されやすく、ボーカルが低域に対しては埋没的になりやすいので注意が必要です。低域が気になる場合はイヤーピースを小さめのものにしてみましょう。また解像度は価格なりです。

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。自由音場補正済みです。ソースはFiiO M15を用いています。イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使い、コーデックはSBCです。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

JAZZ

anchor.fm

 

OST

anchor.fm

 

クラシック

anchor.fm

 

ロック

anchor.fm

 

総評

 重みとパワフルさのある低域、わかりやすいピーク感のない高域は個人的にはわりと好みですが、万人受けするかというと少し微妙です。スペックも平凡以下なだけでなく、通信品質も優れているとは言えません。充電ケースはオシャレですが、ピカピカ光るイヤホン本体は人によっては敬遠したくなるでしょう。防水性能がないのもちょっと残念です。インジケータで充電残量が一目瞭然なのは便利です。

 

Dore T8

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「2020年進化版Bluetooth5.0」Bluetoothイヤホン ブルートゥースイヤホン 完全ワイヤレス イヤホンHi-Fi高音質 LEDデジタル残量表示 充電ケース付 自動ペアリング タッチ式 マイク付き Siri対応 iPhone/iPad/Android対応 絶妙なフィット感 布生地スタイル

 

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