AVIOT TE-BD21j ワイヤレスイヤホン Bluetooth イヤホン 完全ワイヤレス (メタリックレッド)
こんな人におすすめ
- 原音忠実性を重視
- クラシック音楽好き
- モニターサウンドが好き
- イヤホンのデザインにこだわる
AVIOT TE-BD21jの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「AVIOT TE-BD21j」です。
AVIOT TE-BD21jの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:9h/45h
- 防水性能:IPX4
- 対応コーデック:aptX adaptive/aptX/AAC/SBC
- 技適番号:210-144989
AVIOTについて
AVIOTはプレシードジャパン(旧バリュートレード)のオーディオブランドで、とくに完全ワイヤレスイヤホンで知られています。日本初のブランドで、「make A comfort zone」をスローガンに掲げ、高音質、高品質に加え、ずっと使い続けたくなる心地良さを追求しています。
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
AVIOT TE-BD21jの特徴
新設計のハイブリッド・トリプルドライバー
AVIOT TE-BD21jのハイブリッドドライバーは先行モデルTE-BD21fからさらに進化しています。
ダイナミックドライバーには、応答性を高める為に敢えて僅かに径を小さくした超軽量・高剛性PETチタンコンポジット振動版が使用されています。そしてバランスドアマチュアドライバーには、この高性能ダイナミックドライバーとのマッチングをコンピューターで精密に解析したうえで、AVIOTの熟練エンジニアが長時間のリスニングテストを行って厳選し、0.1dBオーダーのチューニングを実施したそうです。これにより、中高音域の情報量を増やしながら、クロスオーバー帯域での歪み感を極限まで減らすことに成功したとされています。
また、サウンドステージなどに影響する位相ズレを無くすため、PCBにダクトホールを設けたり、各ドライバーをイヤホンケース内に、0.01mmオーダーで最適に配置するなど、AVIOTが持てる高度なあらゆる音響技術が組み入れられているそうです。
高⾳質・低遅延コーデック、aptX™ Adaptiveに対応
動画再⽣やゲームでも力を発揮する低遅延性能をも併せ持つ新しいこのコーデックと、対応する最新Android端末との組み合わせることで、高音質イヤホンならではの、最⾼のリスニング体験を楽しめるとされています。
アンビエントマイクモード
パッケージ
パッケージは価格帯では標準か、少し豪華です。開梱体験は比較的シンプルですが、パッケージデザインは凝っており、女性モデルが印象的に配置されているなど、高級感が意識されています。付属品も不足がなく、この価格帯のイヤホンとして十分な満足感を得られる開梱体験をもたらしてくれます。
ビルドクオリティ
AVIOT TE-BD21jのケースは艶消し加工がされた深みのある光沢が特徴的です。デザインは全体的に落ち着きがあり、シックです。ケースはわずかに重いですが、持ち運べない重量ではありません。
スライド式の蓋は簡単には開きませんが、万が一開いたとしても、意外とイヤホンの固定はしっかりしてます。蓋を開けたまま、普通に振ってもイヤホンは落ちてきません。かなり力を込めて激しく振ると、さすがにイヤホンがふっとびましたが、よほどのことがない限り、飛び出しては来ないと思われます。
装着感
ドラムタイプなので耳から出る部分は少し多いように思いますが、挿入しやすく、圧迫感も出づらいため、装着感は比較的良いと思われます。ノズルには傾斜が設けられており、小さな耳の人でも装着感は悪くないと思われます。
PR
音質
音質総評
- 原音忠実度:B
- おすすめ度:C+
- 個人的な好み:C-
ハイブリッド機にどんな音を求めるかの問題になりますが、一般には派手めの音を求めることが多いと思います。最近のAVIOTらしい圧迫感のないすっきりした聴き心地重視のサウンドですが、歯擦音だけが少し目立つなど、ハイブリッド機らしいピーキーさも残しています。そして、クリア感もあまり感じられません。解像度は少し物足りない印象を受けます。
個人的にはTE-D01mのほうが滑らかでより聞き心地が安定しているので好きです。TE-D01mはほとんど効果がないとはいえ、ANCも搭載しています。ハイブリッド機であれば、個人的な意見では、SoundPEATS H1のほうが明らかに音のバランスが良く、より万能に思えます。H1は歪みの少なさでもより優れています。
音質的な特徴
美点
- 圧迫感のないサウンド
- 素朴な印象の音
- 中域への適切なフォーカス
- 音量を上げてもうるさくなりにくい高域
- リラックスしているわりに深いところまで出ている低域
- 理性的なボーカル
- ボーカルニュアンスの強調
- すっきりしている
- 静寂感がある
欠点
- 目立ちやすい歯擦音
- おとなしすぎるかもしれない高域
- あまり重みのない低域
総評
AVIOT TE-BD21jはハイブリッド機らしいディテール感の強調はありますが、かなり素朴で穏やかなすっきりしたサウンドを持っています。パッケージクオリティやビルドクオリティにほとんど不満はありませんが、音質はもしかすると地味すぎるように思えるかもしれません。オーディオスペック的にも価格帯で優秀というわけではないですが、付属アプリが比較的機能豊富でユーザビリティは悪くありません。
AVIOT TE-BD21j ワイヤレスイヤホン Bluetooth イヤホン 完全ワイヤレス (メタリックレッド)
【関連記事】