免責事項
- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにKZから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
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こんな人におすすめ
- 中域の質感重視
- 高域に敏感ではない
- 重厚感重視
KZ EDX Ultraの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「KZ EDX Ultra」です。
KZ EDX Ultraの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:20Hz~40kHz
- インピーダンス:26Ω
- 感度:112dB
- ケーブルコネクタ:0.75mm 2pin
- 価格帯:1000円~3000円
KZ EDX Ultraの特徴
- 10mmデュアルマグネティックダイナミックユニットがバージョンアップ
- ハイエンド樹脂&メタルインレイプロセス
- 高純度銀メッキケーブルと改良型2Pプラグイン構造
- 人間工学に基づいたデザイン
- 肌に優しいソフトなシリコンイヤーチップ
- 新たにバージョンアップした10mmデュアルマグネティックダイナミックユニット
デュアルマグネティックサーキットダイナミックの特長は、しっかりとした豊富な磁力により、衝撃的な低域の効果音と、コンサートシーンにいるかのような優しく甘いボーカルを実現することにあります。KZ EDX Ultraが搭載するユニットの磁束は、オリジナルをベースに再度改良され、中低域のエネルギーがより飽和し、低音の性能が向上しています。 - ハイエンド樹脂&メタルインレイプロセス
輸入樹脂のキャビティに、鮮やかなメタルオーナメントをマッチングさせています。インレイ技術により、キャビティと金属カバーを密着させ、KZ EDX Ultraの優れた質感を表現しています。
パッケージ
パッケージは価格の標準を満たしています。外箱はシンプルで紙製なので、処分は楽です。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- イヤーピース
- 説明書
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。むしろ価格以上ですね。
装着サンプル
装着感はかなり良好です。
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
KZ EDX Ultraはニュートラルサウンドを意識した中域充実系のサウンドバランスになっており、透明度の高い中域を丁寧に聴かせるイヤホンです。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:B+
- 個人的な好み:B
KZ EDX UltraはKZが以前とは異なり、優れたチューニングを身に付けつつあることを示唆するかなり練られたイヤホンです。しかし、高域に明確な弱点があるために、それは万人向きではありません。
個人的には同じ価格帯では高域や低域を重視する場合はCCA CRAを、中域を重視する場合はTripowin Leaをおすすめします。
音質的な特徴
美点
- 原音忠実性が高い
- 良好なボーカルフォーカス
- 優れた質感表現
- 重厚感のある低域
- 前方定位的
- 繊細に聞こえる高域
- わりと良好な高域拡張
欠点
- 刺さりやすく刺激的に聞こえやすい高域
- よくない定位感
総評
KZ EDX Ultraは価格以上のオーディオスペックとビルドクオリティを持つ優れたイヤホンですが、高域で癖が出やすく、それが弱点になりやすいという欠点を持っています。高域に敏感な人には刺さりが感じられて向かない可能性が高く、それだけが欠点ですが、それを除けば比較的おすすめしやすい選択肢です。
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