構築的
GRADO RS2eは総体としてかなり自由音場フラットに忠実で、原音忠実性の高いサウンドが期待できます。全体的にステージングが良く、音場が広く開放的に聞こえるのが特徴で、のびやかでエネルギッシュに音楽を楽しむことができます。
TAGO STUDIO T3-01は総体としてかなり自由音場フラットに忠実で、原音忠実性の高いサウンドが期待できます。特徴的なのは中域のステージングで、それほど不自然にならないレベルで奥行きが強調されており、定位が少し広く聞こえるようになっています。
BQEYZ Summerはかなりニュートラルに近いバランスの取れたW字型のサウンドを持っています。非常に原音に忠実な低域と中域が最大の魅力で、自然な質感を愛するリスナーにとって、final A3000と並び、この価格帯で最も好ましいパートナーになりうる機種です。
Behringer MO240は中域のステージングが良好で、広々とした開放的な音場にディテール感の高い繊細な音がすっきりと見通せるように聞こえる良質なモニターイヤホンです。クリア感も高く、駆動も容易な上、パッケージクオリティも高いので非常に高いコストパフ…
ULTRASONE Signature DJは自由音場フラットにかなり忠実なバランスの良い音質を持ちながら、重低域を少し分離して強調し、高域でもアグレッシブで炸裂感のあるサウンドを実現しているDJモニターヘッドホンです。スピード感のある音楽にも充分追従できる機敏…
Shuoer Singerはかなり自由音場フラットに近く、静電型ドライバーにより高域の拡張性も充分なサウンドを聴かせてくれます。フラットサウンド特有のやや奥行き感の少ない全音域が張り付いて聞こえるようなところはありますが、全体のバランスが非常に良好です…
BLON MINIは比較的優れた工作精度を持つ低価格帯のイヤホンです。比較的明瞭な定位感と艶やかで印象的な中高域を持っており、第一印象は悪くないでしょう。サウンドの底辺は太く、力強いので艶やかなイヤホンにありがちな音が細く聞こえる印象もあまりありま…
SHURE AONIC 4についてのレビューです。音質についての詳しい情報を測定値に基づいてレビューしています。
Shuoer Soloistの液体ケブラーシリコーンドライバーが技術的に非常に優れた素材であろうことは、Shuoer Soloistのサウンドを聴けばすぐにわかります。そのサウンドは非常にクリアで、質感的にも自然に近く、高品質です。1万円台でここまでクリアなサウンドが…
Shuoer Conductorは中低域から中高域にかけて、比較的ニュートラルに近いサウンドを提供します。中高域で充分なディテール感を確保しつつ、全体的に自然な質感が重視されており、非常に万能性が高いサウンドです。
Spinfit CP100+はイヤホンの輪郭感を改善し、アタックの存在感も向上させ、全体的に構築感を確かなものにし、サウンドの明瞭感を高めてくれるでしょう。とくに中域の定位がわかりやすくなることが期待できます。
Shuoer Tape Proは低域から中域にかけては比較的フラットでバランスの良いサウンドを持っていますが、高域の拡張性でやや劣る点が気になります。質感的に少し硬く、手掛かり感はしっかりしたサウンドなので、構築感があり、モニターサウンドが好きなら気に入…
Shuoer EJ09は高精細、高レンジ、高情報量を併せ持つ現代的なモニターサウンドを持っています。Shuoerによる5基の静電型ドライバーの実装とクロスオーバーの処理はかなり丁寧に行われているようで、全体的に歪率を低い水準に抑えており、プロ用モニターとし…
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「Mu6 Ring」です。 Mu6 RINGは革新的な構造を採用し、耳を塞がない設計の空気伝導式ワイヤレスイヤースピーカーです。耳をふさがないオープンイヤースタイ…
YOBYBO ZIP20は人とは一味違ったイヤホンを手に入れたい人には、かなり注目のアイテムです。音質はフラットで全体的に歪みが少なく、ビルドクオリティも高品質で、何より外観にオリジナリティがあります。そのサウンドはディテール感と鮮明感に優れ、情報量…
Whizzer Kylin HE01は音質バランスが良く、上下に優れた拡張性とくっきりした輪郭のきれいなエッジのあるサウンドを持っています。それでいて、ボーカルの子音がとげとげしくなったり、音楽の表現に重苦しさや荒々しさを感じることなく、全音域の明晰性をう…
5000円くらいの価格でハイエンドイヤホン並みの過渡応答の良さを持ち、ハイクオリティの、くっきりしたきれいなキレと解像感のあるサウンドを楽しみたいですか?「そんなのは不可能です」と答えたいところですが、どうもそうとは言えないようです。このレビ…
Meizu POP2はバランス感覚が良く、透明度の高い中域を持っているイヤホンです。残念ながら、おそらく日本でもそして世界でも大して話題にもならない無名に近い機種で終わるでしょう。機能面で派手さはなく、特別な魅力を感じ取るのは難しい、埋没していくで…
GRADO SR325eはGRADOらしい中域によくフォーカスされた色気たっぷりのサウンドを聴かせてくれます。金管をはじめ楽器音は華やかで、それこそ花開くように艶やかな蓮華に近い色彩感があります。あるいはそれは南国のハイビスカスかもしれません。キレの良いド…
城下工業 Sound Warrior SW-HP300は構築感に優れ、パワフルでリッチな中域と重厚な低域を聴かせるモニターヘッドホンです。そのサウンドはやや派手さに欠けるところはありますが、中域から低域までは非常に忠実度の高いモニターサウンドを実現しており、確か…
城下工業 Sound Warrior SW-HP100は構築感に優れ、パワフルでリッチな中域を聴かせるモニターヘッドホンです。そのサウンドはしっかりした高級スピーカーで聴くような力感と情報量の多さを感じることができますが、やや圧迫感が強く、聞き疲れしやすい感じが…
SoundPEATS H1は間違いなく、SoundPEATS新章のフラッグシップイヤホンです。それはSonicと同じようなデザイン、スペックを持ちながら、より洗練されたFiiO FH3のような1万円台のハイブリッドIEMに近いサウンドを実現します。これは1万円クラスのIEMを愛用し…
Grado HempはGradoのサウンドとしては独特に思えるかもしれません。艶を強調し、色気を出す感じはあまり強くなく、浮かれた感じはありません。むしろいつもよりまじめに中域をしっかり聞かせてくれます。中域のボーカルフォーカスの良さ、音場の風通しの良さ…
Moondrop SSRはエントリークラスでありながら比較的優れたオーディオパフォーマンスを持っているイヤホンです。そのサウンドはどちらかといえば小音量で音楽を楽しむ人向きのモニターライクなチューニングになっています。小さな音量でも明瞭でくっきりとし…
Campfire Audio ANDROMEDA 2020は非常にディテール感に優れた輪郭のきれいな明瞭感のある少し硬質なサウンドを聴かせてくれます。女声ボーカルも活き活きと聞こえ、精彩のある音は実際以上に解像感が高く思えます。そのサウンドはやや平面的でレンジ感の点で…
前方180度に楽器の音をそれぞれ鳴らすモニタースピーカーがぎっしりつめこまれたコクピットルームを想像してみてください。YAMAHA HPH-MT8はまさにそのようなプライベートなモニタールーム環境を実現します。 YAMAHA HPH-MT8は実用性に優れたモニターヘッド…
Noble Falcon 2は前世代のNoble Falconの焼き直しではありません。サウンドチューニングから機能面での改善など大幅な調整が入り、別モノの製品になっています。以前のFalconのグルーヴィーなサウンドを愛していた人は少し残念に思うかも知れませんが、より…
アルファ☆デシベル Spica UMは音の質感とディテールのバランスにおいてほどよい配分を目指したDTM向きのプロモニターサウンドチューニングが施されており、DTMerはこのイヤホンを魅力的に思う可能性があります。しかし、残念ながら音響スペック的に価格帯の…
インナーイヤー型の明るい雰囲気が好きな場合、ディテール感に優れた1more Comfobudsはかなり有力な選択肢です。デザインもかっこよく、機能が豊富というほどではありませんが、使い勝手も悪くありません。通信品質もおそらく問題ないでしょう。繊細なサウン…
AUDIOSENSE T180は手ごろな価格で本格的で正統派のモニターサウンドを楽しみたいユーザーにとって最適の選択肢の一つになり得ます。分析的な音楽鑑賞だけでなく、楽器練習や語学学習やナレーションの聞き取りなど、より実用的な側面でも優れた性能を持つ機種…