大好きなブランドなんで敢えて苦言を書きたいんだけど、ZERO AUDIOの最近の行状はさすがにひどい気がする。
具体的には出荷が追いつかず、店頭に物が無い状態でツイートのプレゼントキャンペーンをぶちあげ、お金を出してほしいという人には商品を届けず、ツイートのインフルエンサーには優先して商品を届けているかのような行状についてだ。
【TWZ-1000プレゼント企画2 /BEST BUY連続受賞記念】
— ゼロオーディオ ZEROAUDIO.jp (@ZERO_AUDIO) 2019年3月1日
[応募要項]
1)@ZERO_AUDIOをフォロー
2)このツイートを引用RT
3)僭越ながら引用RT時に「ZEROAUDIO愛」をお書き添えください。
◯締切:3/6
◯選考:「愛」が届いた方の中から社内選考とさせていただきます。
◯発表:3/7のDMにて#TWZ1000プレゼント2 pic.twitter.com/gVmz6ogpLN
ゼロオーディオに「愛」が届いたヤツにプレゼント?まじくだらねぇ。在庫が満足にありもしないのに注文して在庫待ちしている人が一番おたくの製品に「愛」を持ってるだろ。お金を出して買おうと思っていて入荷待ちをしている本当の客と、ツイッター上でたまたまこのツイートを見つけたインフルエンサーや作文だけできるヤツ、どっちを大事にすべきか私には火を見るより明らかと思いますけどね。
いつも自腹購入を公言しており、比較的遅めにレビューをしてくる傾向のある『家電批評』の前号が、妙に仕事が早く、TWZ-1000の発売日に合わせてレビュー記事を書いてたのも気になってたけど、今回、完全に『家電批評』の記事に連動させてこんな企画やってるようじゃ、「ああやっぱりあの記事、提灯だったのね」と思われても仕方が無いと思いますよ。
いい加減、目を覚ましてくれよ。TWZ-1000がいい商品だとしても、こういう売り方をしていたら、オーディオファンの心はついてこないぞ。
私がTWZ-1000のレビューしたくねぇなあって思うのも、最近のゼロの行状見てて、あまり冷静にこの機種を語れないと思うから。とくにデザイン面のダサさ具合とか特筆大書しそう。正直気にしなきゃいいんだけど、ゼロオーディオファンとしては、こういうのすっげーやってほしくない、ゼロオーディオにはね。
今は「ご注文を入れてくださっているお客様、手に入らず入荷を待っていらっしゃるお客様のご愛顧に感謝しつつ、目下、全身全霊を尽くして製品供給の確保に邁進しております。必ずお手許にお届けしますので、ご不便をおかけしますが、いましばらくお待ちくださいませ。」ってくらいの謙虚な言葉を語るのがまともな企業ではないだろうか。貴重な在庫を使って「ZERO愛メッセージ、ツイートしてくれたらプレゼントしちゃうよ~ん」みたいな宣伝行為やファンの忠誠心を試すようなことをしている時ではないだろう。
注文して商品を待っている顧客からすれば、1個在庫あるなら俺に回せよなってのが本音なんじゃないだろうか。(製品やブランドを)買ってくれている人の気持ちを少しは考えた方が良い気がする。
追伸:『家電批評』とかいう雑誌、そろそろしゃんとせい!
それと『家電批評』な。「俺は辛口でガチレビューやってます」とかいうけど、辛口って称して、自分のお気に入り機種だけ欠点に目を瞑って褒めそやし、それ以外の機種はまともにテストもしないでこき下ろすのそろそろやめんかい。読者はみんな気づいてるんだぜ?「うちは提灯載せません」なんて言ってるけど、そういう記事を提灯って言うんだ、知らねぇのか?
あのランキング記事は何だ?バックナンバー見れば今回のランキングで前号からTWZ-1000のポイント増やしてんのわかってんだぞ。前号のポイントのままだとTWZ-1000は総合77.5、NUARL NT01AXは78でNUARL N01AXが1位になっちゃうもんな。そりゃ製品提供までしてくれたZERO AUDIOさんの顔に泥は塗れませんわな。あるいは、もしあの数値が嘘偽りなく、一ヶ月で印象がそんなに変わったというなら、その程度のフワフワした数値掲載するんじゃねぇよ。読者舐めてんのか。
以前、人が好きなWestone W40を意味のわからん「この機種では音楽の楽しさは伝わらない」ってコメントで、評者の官能を提示するという根拠も示さずディスってたこともイラッとしたけど、辛口っていうならちゃんとしたコメントを丁寧に書いて説明責任を果たせ。音元出版のコメントは私には充分理解できるが、『家電批評』『MONOQLO』の何言ってるかわからん単発コメントと数値の羅列にはいい加減、愛読者の私でも(むしろ愛読者だからこそ?)辟易してるんだ。「辛口のオーディオのプロも納得」?おまえら、いつまともな辛口コメントしてたんだよ?以前も言ったけど、いくつかの機種は単にイヤーピース合ってないだけじゃねぇ?毎回適当なコメント書きやがって。オーディオのプロっていうのは、それぞれの機種に対する自分のサウンドイメージも満足に表現できないほど語彙力貧相なんか?それとも本業が忙しくて批評は生半可な気持ちでやってるんか?そんな舐めた態度ならやめちまえよ。
それと編集もな。あの訳わからん内容で読者に伝わると思ってるわけ?ていうか編集は仕事してないだろ?担当はあの内容で理解できてるの?編集長は内容チェックしてるのか?「完全ワイヤレスにブームが来てるから、記事載せないとね」みたいな片手間でいい加減にこき下ろしたような記事や、明らかに機種の選択間違ってるしコメントもいい加減な腑抜けたランキング作ったりして、本当のオーディオファンを傷つけるようなことやるんなら、いっそ載せないでくれ。自分の好きで愛用している機種に対して、何の根拠もなしに「この機種では音楽を楽しめない」ってコメントをメジャーなメディアでプロお墨付きみたいなオプション付きで言われたら、その人がどう思うか、考えたことあんのか?
世に溢れる辛口コメントってやつの本性はそういうものだってこと、そろそろ気づきなさい。辛口コメントをするときはちゃんとテストし、丁寧に言葉を選んで、説明責任を果たすべきで、その言葉で傷つく人がいるってことを考えたならばわかると思うが、一言で済ますもんじゃないんだよ。
おたくの会社が信頼できる情報誌を目指すなら、そこはよく心がけた方が良いと思う。
一番不甲斐ないのはずっとこのブランドと雑誌を愛してきた自分自身
個人的に愛していたブランドのZERO AUDIOと愛読していた『家電批評』が結託して今回のようなことをやっているのが一番悲しく、これまで熱心に応援してきただけにこの不甲斐ない仕打ちに涙が止まらないくらい悔しい気持ちです。なんで、こういうファンや熱心な読者を裏切ることを平気でできるのか、私にはわからない。
【関連記事】