- 体感的なバッテリー性能に優れるFiiO製DAP
- 最新DAPの待機時間テスト
- 今回の結果:FiiO Mシリーズは待機時間が優秀
- 総評「FiiO/HibyのDAPはスマホユーザーにおすすめです」
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体感的なバッテリー性能に優れるFiiO製DAP
この記事はデジタルオーディオプレーヤー(DAP)の連続再生時間でなく、待機時間についてのテストをまとめたものです。つまり、電源入れっぱなし状態だとどのDAPが優秀かという主旨の記事です。
そもそも、事のきっかけはツイッター上で「FiiO M11 Proはバッテリー性能が優れている」というツイを見かけ、私も普段からそう思っていたので、賛成したところから始まります。
ぶっちゃけ最新のAndroid DAPは電源入れっぱなしでもほとんどバッテリーが減らず、いちいち電源をOFFにしなくてもずっと使えて便利です。
FiiO M11 ProがShanling M6に明確に勝っているのが電池持ちですな🤔 https://t.co/HsuNc5ye0Y
— audio-sound @ hatena (@audio_sound_Twr) March 27, 2020
というか実際ここ数日ほぼ同じ頻度でGRANBEAT・Hiby R6 Pro・FiiO M11 Pro・FiiO M15・Shanling M6を使っているのにM6ばっかり充電してるっていうw https://t.co/drAUvdvvS5
— audio-sound @ hatena (@audio_sound_Twr) March 27, 2020
しかしこれを書いていて、「自分よ、おまえほんとにそれ確実か?」という疑問点が湧いてきて、ぶっちゃけこれはブログのネタになるかも知れない!とも思い、早速充電を開始して待機時間の検証の準備を始めたのは内緒😆 https://t.co/VhyKV2JUlE
— audio-sound @ hatena (@audio_sound_Twr) March 27, 2020
しかし、ぶっちゃけ私の経験上、体感上はこう思ってたが、実際の差はそうでもなかったということは結構あり、実感というのはつねに本当に裏付けがあるのか疑う必要があります。そういうわけで早速テストしてみました。テスト方法は大雑把なので、普遍性がある結果を出そうというわけでなく、体感上の感触を確認するためのテストです。
最新DAPの待機時間テスト
そういうわけで、FiiO M15/FiiO M11 Pro/Shanling M6/Hiby R6 Proを集めて待機時間をテストしてみました。テスト方法は単純で、電源を入れたまま、WiFiをON、BluetoothをOFFにして放置するだけです。BluetoothをOFFにするのは、私の場合かなりの数のBluetoothイヤホンなどとペアリングしているので、繋がってしまって測定に差が出るアクシデントを防ぐためです。
さーて適当に怒ってたら、みんな充電終わったので、これから電源ONして待機時間テスト開始です😆 pic.twitter.com/P23Qq3eN43
— audio-sound @ hatena (@audio_sound_Twr) March 27, 2020
今回の結果:FiiO Mシリーズは待機時間が優秀
今回の結果が普遍的とは思っていませんが、12時間テストを続けたところ、FiiO Mシリーズのバッテリー持ちはおそらく非常に優秀だということが分かりました。
FiiO M15/FiiO M11 Pro:12時間で2%
FiiO M11 Pro/FiiO M15ともに12時間後のバッテリーの減りは2%でした。つまり1日当たり4%しか待機電力を使わないだろうと予想できます。1日に1時間程度しか音楽を聴かない場合、人によっては3日くらい電源入れっぱなしでも充電せずに使えるかも知れません。
HiBy R6 Pro:12時間で4%
Hiby R6 Proも優秀です。私の場合このDAPはメインDAPに近く、完全ワイヤレスイヤホンの付属アプリなどのテストも行っているため、いろいろアプリを入れており、電池の減りは他の機種より早かった可能性があります。それでも12時間で4%しか減りませんでした。FiiOと同じく、短時間の使用であれば3日程度は充分に電源入れっぱなしで使えそうです。
Shanling M6:12時間で9%
ぶっちゃけShanling M6は私は体感上待機時間での電池持ちが悪いと思ってましたが、そうでもありませんでした。それでも今回のテストの場合、12時間後に9%ほどバッテリーが減っていました。連続再生時間ではFiiO M11 Proよりも優秀なところもあるM6ですが、待機時間に関しては明白な後れを取っています。使い方にもよりますが、実用的な再生時間ではもしかすると私と同じように、M11 Proに比べてだいぶ早くバッテリーが減る気がするかも知れません。3日くらいのスパンでは体感上の差が大きくなるでしょう。しかし、1日単位ではM11 Proとそれほど体感上の違いはない可能性があります。
総評「FiiO/HibyのDAPはスマホユーザーにおすすめです」
DAPは基本的にスマホより電源の消費が激しく、スマホのように電源を入れっぱなしにして使っているとすぐに使えなくなってしまうというのが難点でした。しかし最新のAndroid DAPはその欠点を充分に克服しており、スマホとほぼ同じ使い勝手になっていて、1日単位であればもはやバッテリー持ちにスマホとの差を感じないレベルになっています。
とくにFiiO製DAPのバッテリー持ちは優秀で文句なくおすすめでき、次にHiby製DAPもかなり優秀だということがわかりました。Shanling製DAPはそれよりは幾分劣るようですが、それでも1日単位であれば待機時間だけでバッテリーが無駄になるというレベルではないでしょう。
スマホのようにDAPを使いたい人たちにおすすめできるのは、これら待機時間が優秀なAndroid DAPです。
もっと知りたいですか?第2弾もご用意しております
なお、より条件を厳密にして比較した第2弾の記事がございます。
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