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こんな人におすすめ
- 見た目重視
- 高いイヤホンを買うのが好き
- Unique Melodyファン
Unique Melody Maverick Tiの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「Unique Melody Maverick Ti」です。
Unique Melody Maverick Tiの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:20Hz~20kHz
- インピーダンス:28Ω
- 感度:120dB/mw
- ケーブルコネクタ:mmcx
- 価格帯:100000円~200000円
MAVERICKという作品
MAVERICKの名を冠するモデルは、既にいくつも存在します。しかし、どの歴代モデルも目指したい山は一つで、それはMAVERICKという機種がハイブリッド型イヤホンの常識を打ち破り、新たな可能性を切り拓き、何にも変えられない存在を示すことです。 MAVERICKの最大の特徴は、異なるドライバーを複雑に組み合わせた設計であるにも関わらず、非常にシームレスな音の繋がりが、ハイブリッド型イヤホンとしての新たな可能性を感じさせてくれることです。 これまで2年ごとにジェネレーションを変えてきたMAVERICKは、その全てのモデルがベンチマークとなり続け、常に進化し続けています。
パッケージ
パッケージは価格の標準を満たしています。ただ、10万円クラスにしては少し物足りませんね。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- イヤーピース
- キャリングケース
- クリーニングクロス
- 説明書
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着サンプル
装着感はかなり良好です。
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
UniqueMelody Maverick Tiは高域寄りのニュートラルサウンドを持っています。高域の伸びは良く、空気感はなかなか良好ですね。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:B+
- 個人的な好み:B
UniqueMelody Maverick Tiはサウンドバランスとオーディオスペックを総合的に考えると、おそらく10万円台の平均以上であるとは思われ、イヤホン全体の中でもわりと上位の位置にいるとは思います。
ただ、これより音質的に優れたイヤホンが5,000円以下で買えることを考えると、サウンドだけでは、その200倍以上の値段を出すことをおすすめすることは難しいですね。
繰り返しますが、価格帯では平均以上の音かもしれませんが、音にこだわる人なら、エントリークラスにもっと優れたイヤホンが複数あるので、これを買う必要はあまりないということです。
「10万円以上のイヤホンが欲しいんだけど、いいのある?」という質問に対してなら、「Maverick Tiはなかなか悪くないよ」という返答ができます。心の中では「でもその前にもっと安いところもよく聴いて選んだら?」とは思いますけど。
実際、Uniquemelodyで選ぶとしても半額以下の3DTのほうが総じてお得ですね。
音質的な特徴
美点
- ほぼ完璧な質感
- 原音忠実度が高い
- 優れた構築感
- キレと輪郭のしっかりしたソリッドなサウンド
- モニター的な低域
- 標準以上の抜けの良さ
欠点
- ややうるさげな中域上部
- 歯擦音が強く聞こえやすい
- アグレッシブ
- 高域に敏感な人には向かない可能性
- 低域の深さに欠ける
- 透明度で物足りない
総評
10万円以上という条件で選ぶなら、Unique Melody Marverick Tiはその外観のビルドクオリティとサウンドは価格の水準を満たしているので、概ねおすすめしやすい機種であると思われます。
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