FiiO M15 FIO-M15-B DSD対応 ハイレゾ対応 4.4mmバランス出力 2.5mmバランス出力 高音質デジタルオーディオプレーヤー
今週の記事振り返り
この記事は今週1週間にお届けしたレビュー・ニュース・情報もろもろを読者の皆様が振り返りやすいように作成した一覧記事になります。この記事で今週1週間私のブログでの話題をすぐに確認できるようになっています。
今週のHiFiGOブログ
ニュース
今週はHiFiGOからも様々な話題が提供されました。とくにFiiO M11 Proキラーともいうべきスペックをひっさげて登場したShanling M6 Pro、人気でしたが製造中止していたiBasso DX160 2020 Versionについてなど、DAP関連の新情報は個人的に興味をそそられました。
Shanling M6とM6 Proのいくつかの重要な相違点
- Shanling M6にはデュアルAK4495EQ DACが搭載され、M6 ProにはデュアルAK4497EQ DACが搭載されています。アップグレードされたDACは、前世代と比較してよりディテール感が明瞭でよりクリーンなデコードをサポートします。
- Shanling M6にはOPA 1612ローパスフィルターが装備されていますが、M6 ProバージョンにはOPA 1622ローパスフィルターが装備されています。さらに回路全体にプレミアムグレードの4つのローパスフィルターが含まれており、よりクリーンで強力なサウンド出力をユーザーに提供します 。
- M6 proは、より優れたデコード機能とアンプにより、よりディテール感のある、生き生きとしたサウンド出力を再現します。
Shanling M6 Pro
iBasso DX160 2020 Version
Topping E30
レビュー
HiFiGOからのレビューもいくつか提供されました。過去記事の翻訳もありましたが、個人的にはQoA Pink Ladyが結構興味を引きました。日本ではレアな機種だと思うんで、買おうかなとも一瞬思いました。JAZZ好きなんでくっそ興味ありますな!
ロックやメタルのジャンルはこのIEMの得意分野ではありませんが、Pink Ladyはジャズに関してはちょっとした達人だと思います。
Pink Ladyの音場は、幅や高さよりも奥行きが明確です。しかしそれでも解像感の点で、いずれかの領域に不足があるということはありません。
DUNU DK-3001 Pro
Whizzer TP1
Xiaomi Flagship HIFI Hybrid Earphones
Lotoo PAW6000
QoA Pink Lady
Shanling MTW100 Red
Kinera Tyr
ニュース
完全ワイヤレスイヤホンに2020年最強候補が2つも登場!
今週は完全ワイヤレスイヤホンの勢力図を塗り替えるかも知れない2機種について、ニュースとレビューのまとめを掲載しました。SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 2(MTW2)とTechnics EAH-AZ70Wです。
とくにTechnics初となるEAH-A70Wは国内で絶賛の嵐で、私もこれは素晴らしい機種ではないかと思ってたので予約しました。
Technics「EAH-AZ70W」の立ち位置はまさに異次元。完全ワイヤレスイヤホンの最高音質競争で見てもトップ候補の超高音質サウンド。これだけでも買いだし、ノイズキャンセルの性能の良さでも買い。それが1台のなかで共存してしまうところがスゴさです。2020年のハイエンド完全ワイヤレス市場は始まったばかりですが、頭一つ抜けた存在となりそうです。
全部入りの旗艦DAP FiiO 15日本上陸!
そして忘れてはいけないのがFiiO M15の日本発売開始アナウンスです。全方位死角無し、ミドルハイエンドコスパ最強説を私自ら流布している(笑)私の最近のお気に入りDAPです。くっそ好きですこれ。
e☆イヤホンTV『FiiO M15特集』 #eearTV #eイヤホン #FiiO https://t.co/HMCGiltwbV
— イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン (@e_earphone) March 20, 2020
これまで多くのデジタルオーディオプレーヤーが出ていますが、決定版といえるものがどれほどあったでしょうか。みんなデジタルオーディオプレーヤーの決定版を求めていました。FiiO M15は完全とは言えないまでも、決定版となりえる機種です。M11 Proと比べても優れたデザインと機能性を持ち、これからしばらくはDAPの王者として市場に君臨するでしょう。
改めて当ブログのFiiO M15関連の記事を参考用にここに集約して紹介いたします。
今週のインプレッション/レビュー記事
今週もいろいろレビューさせて頂きました。もはや中華イヤホンメーカーの中で不動の地位を築いていると言って良いMoondropのStarfieldは非常に完成度が高いと思いますが、個人的には埋もれている観のあるNF Audio NA1はもっと注目されても良いと思っています。
中高域のくっきり感を丁寧に聴かせてくれ、音像がはっきりとわかりやすいのが特徴のモニター的なイヤホンです。高域は透明で一聴した印象ではそれほど主張がないように思うかも知れませんが、実際は風通しが良く開放的です。中域は甘味があり、ボーカルも前面に押し出されて楽しめます。押し出し感は強めですが、充実感のあるモニターサウンドというべきで、ビルドクオリティも考慮すると、全体の完成度は高めです。
STAX SR-009Sは本当に解像度が凄くて、このヘッドホンでしばらく音楽を聴いた後にほかのULTRASONE Edition 8 EXクラスのハイエンドヘッドホンの音を聴くと、最初は「あれ?Edition 8 EXの音ってガタガタしてるし、なんか曇ってる?」って感じるくらいに解像度は素晴らしいです。一方でEdition 8 EXに慣れてからSTAX SR-009Sを聴いても、個人的にはちょっと粒立ちが細かくなったかなって思うくらいで、最初はあまり良さが分かりません。解像度ってわかりにくいと思いますが、耳慣れするとこれは別格過ぎることが分かります。素直にすごすぎます。
粒立ちも良く、音のぶつかりや埋没感を避け、音の柱となる軸をしっかりと出し、手がかりも多く、アタックも適度にあり、高域で繊細な雰囲気もある、まさに王道の構築的なモニターサウンドと言えます。解像度は高級ヘッドホンの中でも群を抜いていますが、派手な音ではないので一聴した印象はそれほど魅力的に思えないかも知れませんが、原音忠実度が高く、どんな曲を聴いてもその構造をわかりやすく聴かせてくれる、真の意味のモニターヘッドホンを求めているならば、STAX SRM-700S + SR-009Sの組み合わせはその理想形に近いと言えるかも知れません。
STAX SRM-700S + SR-009S
NF Audio NA1
EarSonics ES5
Moondrop Starfield
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