audio-sound @ hatena

audio-sound @ hatena

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

MENU
Please enable / Bitte aktiviere JavaScript!
Veuillez activer / Por favor activa el Javascript![ ? ]

【モニターヘッドホン YAMAHA HPH-MT8 レビュー】それはまるで音のコクピット。適度な広さのフレームに多くの音を一気にしっかり聞かせてくれる。モニタリングチェックに最適で実用的なモニターヘッドホン

在庫処分コーナー:パソコン・プリンタ・液晶ディスプレイ・デジカメなど!デジタル家電・AV家電・季節家電が超特価!

YAMAHA HPH-MT8

YAMAHA HPH-MT8

ヤマハ YAMAHA スタジオモニターヘッドホン HPH-MT8

 

 

 今回取り上げる製品はYAMAHA HPH-MT8です。

 YAMAHAは言わずと知れた日本を代表する世界最大の楽器メーカーであり、オーディオメーカーとしても超名門企業です。誠実真摯、堅実に音と向き合う製品づくりをしており、時代を超えた正統派と言えるサウンドで業務用オーディオから民生品まで多くの人々によって長く支持されてきたブランドです。

 

f:id:kanbun:20200507113630p:plain

 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

基本スペック

  • 周波数特性:15Hz~28kHz
  • インピーダンス:37Ω
  • 感度:102dB

 

YAMAHA HPH-MT8

 

 

YAMAHA HPH-MT8の特徴

原音忠実の極致を目指して

 YAMAHAはこのHPH-MT8でとくに原音忠実性にこだわり、音色や音像定位の微細な変化を厳密に再現できることを目指したとしています。業務用ニアフィールドモニタースピーカーの世界的なデファクトスタンダードとして一世を風靡し、販売終了した今もなお一部で根強い人気があり、使われ続けているNS-10Mをはじめ、MSPシリーズ、HSシリーズに至るまでYAMAHAが一貫して譲らないスタジオモニターの設計理念をヘッドホンに凝縮している自信作です。

 

プロフェッショナルなシーンに耐える頑強性

 高堅牢性を誇るアルミダイキャストアームと肉厚ABSハウジングにより過酷な環境下でも安心して使えるように設計されています。

 

YAMAHA HPH-MT8

 

多用途に対応する機能性と快適な使用感

 HPH-MT8は快適なモニタリング環境を実現するため、装着感にこだわっているだけでなく、使用感においてもユーザーの要望に柔軟に応えます。肌触りの良いプロテインスキンレザーと余計な振動を吸収するクッションを採用した大型イヤーパッドにより快適な装着感と高い遮音性を両立させています。イヤーカップは180°回転し、片耳のみのモニタリングも可能となっています。首にかけても、きつく感じることはなく、ユーザーがさまざまに取り回せるようによく設計されています。

 

YAMAHA HPH-MT8
YAMAHA HPH-MT8

 

パッケージ

 業務用製品であるYAMAHA HPH-MT8のパッケージは決して豪華というわけではありませんが、エレガントで付属品もそろっています。

 

 本体のビルドクオリティは文句なく高く、柔軟な使用ができるように設計されており、アルミフレームの剛性もしっかりしていますが側圧は適切で、装着感も快適です。

 

YAMAHA HPH-MT8

YAMAHA HPH-MT8

YAMAHA HPH-MT8

YAMAHA HPH-MT8


 

装着サンプル

  耳の収まりも良く、遮音性も良好です。

 

YAMAHA HPH-MT8

YAMAHA HPH-MT8

YAMAHA HPH-MT8

YAMAHA HPH-MT8

 

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

周波数特性

 マガジン専用コンテンツになります。

note.com

 

サウンドシグネチャー解説

 マガジン専用コンテンツになります。

note.com

 

THD+N特性

 マガジン専用コンテンツになります。

note.com

 

音質解説

 YAMAHA HPH-MT8は原音忠実性を意識しつつ、モニターチェックに最適な音密度と適度な分離感を持つ優秀なモニターヘッドホンです。そのサウンドはミキシングの効果を確認するのに適切な情報量の提示を目的としているようであり、音源の粗探しがしやすい傾向の音質を持っています。モニターヘッドホンの中でも長時間にわたる作曲作業やマスタリング後の最終チェックに使うヘッドホンというよりは、工程の節目節目のピンポイントでのモニターチェック作業に向くといった傾向を持っています。

 

 低域は全体の中では少し隆起していますが、中域の清潔感に配慮されて調整されているため、その熱気やノイズが中域に滲みだすことはありません。階層性があり、さらにベースとキックの描き分けも良好で、自然な質感を意識しながらも分離感とディテールが少し強調されています。音の厚みは抑えられており、深さと重みはやや強調されるので、すっきりと下方向に深く見渡せる感覚があります。全体的にややタイトです。

 中域は前進的で、ボーカルを中心にやや前面に出てきます。中域は適度な奥行き感がありますが、幅は標準かやや狭く、ボーカルの周辺に楽器音が集まって聞こえます。そのせいで中域は密度が高く、やや情報量が多く思えますが、これによりボーカルラインを追うだけで視界に楽器音がほぼ揃って聞こえるので、一通りチェックしやすい構造になっています。リスニング用途としては少し聞き疲れやすいですが、短時間に効率的にモニタリングするのには最適です。最初は情報量の多さに戸惑うかもしれませんが、慣れると流れるようにモニタリングチェックが行える利便性の高さが魅力的に思えるはずです。

  高域は情報量が多い中域からは少し分離的になっています。明度は高く、情報量の多い中域のディテールを引き出し、質感のモニターチェックの効率に貢献します。明度に対して輝度は自然な水準で釣り合いが取れており、超高域は適度に開放的で、音のまとまりを一定程度維持しつつ、高域音が後を引いて意識に残らないように適切な風通しが実現されているので、情報量の多い中域のモニタリングに集中しやすくなっています。

 

 フレームの中に一度に聴ける情報量が多く、定位感も少しコンパクトな音場の中にうまく表現してくれるので、ミキシング作業やそのチェックの効率性を高めてくれるタイプのモニターヘッドホンです。完全にプロ用のモニター的なサウンドで、実用性が高く、音源を効率的に分析することができます。ただしそのサウンドは少し集中力を引き出し、要求するところがあるので、長時間のリスニングをするにはやや不向きに思われます。

 

YAMAHA HPH-MT8

 

音質的な特徴
美点
  • フレームに入る情報量が多い
  • 比較的原音忠実性が高い
  • 良好なディテール感
  • ユーザーの分析力と集中力を引き出してくれる
  • 中域をモニタリングしやすいよう、よく調整された低域と高域
欠点
  • 聞き疲れしやすい
  • 静寂感に乏しく、落ち着かない
  • 広くない音場
  • 音が硬い

 

 

音楽鑑賞

sajou no hana「Evergreen」

Evergreen

Evergreen

  このヘッドホンの音場はあまりリスニング向きではなく、ボーカルと楽器音がかなり近く聞こえるので、この曲を聴くと、ボーカルを聴いてるだけで楽器音がほぼすべてフレームに入り、鳴っている音全てを把握できるような万能感があります。静寂感はほとんどなく、とにかく空間のほぼすべてが音で埋まり、個々の音のまとまりが良く、ディレイも少なくスピード感も少し早く思えるので、最初はせわしないように聞こえますが、慣れるとボーカルラインを追うだけで流れ作業のように楽曲を完全にモニタリングできるようになり、非常に実用的です。

 

YAMAHA HPH-MT8

 

石川智晶「アンインストール」

アンインストール

アンインストール


 中域の響きは少し強調され、前面に聞こえるようになっており、明瞭性も高いため、この曲のボーカルと電子音はかなり印象的に聞こえ、没入感が非常に高いです。EDMやテクノ的な曲はその情報量の多さを最大限引き出してくれるようなところがあり、かなり癖になるかもしれません。音数や響きが多い曲を、音情報の奔流に飲まれるように聞きたい場合は、その一音一音がよく聞こえ、全音が一つのフレームにほぼ収まるモニター力がかなり魅力的に思えるはずです。このヘッドホンで聴くこの曲は圧巻です。

 

YAMAHA HPH-MT8

 

藤井風「何なんw」

何なんw

何なんw

 こういう現代的なシティポップス風の明るい曲とは相性が良く思えます。味付け感を出さずに音の密度とディテール感、明瞭感だけ高めて聞かせてくれるので、こういう作り込んで構築された曲はその構造が把握しやすく、そのすべてが楽しめるような満足感があります。ただし、浸って聞く感じではなく、ボーカルラインを追ってるだけでほぼすべての音をがっつり聞かされるので、1曲聞き終わるだけでかなりの満足感とともに少し過剰な疲労感を感じます。1曲聞くだけで一仕事終えたような賢者モードになれるところがあります。

 

YAMAHA HPH-MT8

 

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。ソースはFiiO M15を用いています。ゲインは高設定です。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

録音機材
  • SAMREC HATS Type2500RSシステム:HEAD & TORSO、Type4172マイクX2搭載
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • レコーディングソフト:Audacity

 

GENS D'ARMES(ロック系)

GENS D'ARMES / イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

Sophisticated Fight(ロック系)

Sophisticated Fight / 空の軌跡ざんまい / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

TO MAKE THE END OF BATTLE(ロック系)

TO MAKE THE END OF BATTLE / Ys Ⅰ&Ⅱ ベストサウンドコレクション / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

白き魔女(クラシック系)

第3部「白き魔女」: 白き魔女 / 交響曲「ガガーブトリロジー」 ~白き魔女~朱紅い雫~海の檻歌~ / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

小さな英雄(クラシック系)

第3部「白き魔女」: 小さな英雄 / 交響曲「ガガーブトリロジー」 ~白き魔女~朱紅い雫~海の檻歌~ / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

淡い恋 ~Too full with love~(クラシック系)

淡い恋 ~Too full with love~ / イース・ヒーリング / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

FEENA(EDM系)

FEENA / PROVINCIALISM Ys / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

The Silver Will -ギンノイシ-(EDM系)

The Silver Will -ギンノイシ- / 空の軌跡ざんまい / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

Sophisticated Fight(JAZZ系)

Sophisticated Fight / 英雄伝説 空の軌跡FC&SC スーパーアレンジバージョン / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

ケノーピ火山(JAZZ系)

ケノーピ火山 / 「Zwei!!」 スーパーアレンジバージョン / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

浮遊大陸アルジェス -Introduction- / Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008 / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

QUATERA WOODS(OST系)

QUATERA WOODS / イースVI -ナピシュテムの匣- オリジナル・サウンドトラック / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

幻の大地 セルペンティナ(OST系)

幻の大地 セルペンティナ / 「Zwei!!」 スーパーアレンジバージョン / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

愛を感じていたい「終焉」(ポップス系)

愛を感じていたい「終焉」 / オリジナル・サウンドトラック 「海の檻歌」~後編~ / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

魔王ヴェスパー(OST系)

魔王ヴェスパー / 「Zwei!!」 スーパーアレンジバージョン / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

花と風のうた(JAZZ系)

花と風のうた / 「Zwei!!」 スーパーアレンジバージョン / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    anchor.fm

  2. YAMAHA HPH-MT8

    anchor.fm

 

 

総評

 前方180度に楽器の音をそれぞれ鳴らすモニタースピーカーがぎっしりつめこまれたコクピットルームを想像してみてください。YAMAHA HPH-MT8はまさにそのようなプライベートなモニタールーム環境を実現します。

 YAMAHA HPH-MT8は実用性に優れたモニターヘッドホンで、フレームの中に音楽の全体像を少し情報量を多めにうまく収めてくれる有能な機種です。使い勝手と装着感もよく考えられていて、モニタリング作業を快適で効率的なものにしてくれるでしょう。短時間でがっちり音楽をつかみ取るためのツールとしての能力が高いところがあり、ゆったり、あるいはじっくりとしたリスニング用途には静寂感や音場の広さで物足りなさを覚えることはあるかもしれませんし、音が硬すぎる印象を受けるかもしれませんが、モニタリングの助手としては優秀です。

 

YAMAHA HPH-MT8

YAMAHA HPH-MT8

ヤマハ YAMAHA スタジオモニターヘッドホン HPH-MT8

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


 

中華イヤホン
完全ワイヤレスイヤホン
イヤホン
ヘッドホン
デジタルオーディオプレーヤー
ニュース
特集記事
HiFiGOブログ
セール情報

 

新着記事