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【ハイエンドイヤースピーカー STAX SR-009S + SRM-700S フラッシュレビュー】素晴らしい粒立ち感のある高解像度サウンド。安定感のあるモニター出力でいつまでも聞き疲れないディテール

ヘッドライン

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STAX SR-009S

STAX SR-009S

スタックス 最高峰・イヤースピーカーSTAX SR-009S

 

 

 「フラッシュレビュー」はデータ中心の簡潔な内容で、ポイントを絞ってオーディオ製品を解説します。

 日本が誇るコンデンサー型ヘッドホンの先進的メーカーSTAXの名を知らない人はいますか?日本のみならず世界中で高く評価されており、売れ続けているイヤースピーカーを半世紀以上もの長きにわたり世に送り出し続けている老舗メーカーです。

 そのSTAXが世に送り出した多層固定電極MLER (Multi-Layer-Elect-Rords)を搭載したSR-009は発売当初から話題を呼び、日本だけでなく、アメリカ大陸や欧州で好評を博しました。ダイヤフラム全面を平面駆動させるMLERは、低共振かつ高周波の透過性に優れ、原子レベルから構築された高音質のための最新技術です。

 SR-009Sで採用されたMLER2は従来のMLERの電極開口部のエッジを滑らかにし、空気抵抗を低減することでさらに音波の透過性を高め、電極に金メッキ加工を施して共振も最小化し、電気抵抗が低減されています。SR-009SのサウンドはSR-009と比べてもハイスピードでクリア、繊細でパワフル、精緻な立体感を実現しており、現在手に入るあらゆるヘッドホンの音の中で、技術的には最高峰の一つであることは疑いようがありません。

www.ear-phone-review.com

 

 なおこのレビューはONZO様の素晴らしいサービスを利用して作成されました。感謝とともにONZO様のますますのご発展をお祈り申し上げます。

 ONZO様のサービスについて興味がある方は以下をご参照下さい。

www.phileweb.com

www.onzo.co.jp

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

基本スペック

  • 周波数帯域:5-42kHz
  • インピーダンス:145kΩ
  • 感度:101dB

 

装着サンプル

 ハウジングはやや大きめです。軽量なアルミニウムで出来ており、装着感は軽く、かなり長時間かけていても疲労感は出ないと思います。

STAX SR-009S

STAX SR-009S

STAX SR-009S

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

周波数特性

 上から順に、

  1. [1回目測定]左右別
  2. [1回目測定]左右平均
  3. [1回目測定]左右別(自由音場補正済み)
  4. [1回目測定]左右平均(自由音場補正済み)
  5. [2回目測定]左右別
  6. [2回目測定]左右平均
  7. [2回目測定]左右別(自由音場補正済み)
  8. [2回目測定]左右平均(自由音場補正済み)
  9. [3回目測定]左右別
  10. [3回目測定]左右平均
  11. [3回目測定]左右別(自由音場補正済み)
  12. [3回目測定]左右平均(自由音場補正済み)
  13. 1~3回目測定比較
  14. 1~3回目測定比較(自由音場補正済み)
  15. 1~3回目測定平均
  16. 1~3回目測定平均(自由音場補正済み)

 ※今回は測定回ごとに装着感を微調整して測定しました。

※また当ブログの自由音場補正については機材に合わせてサザン音響さんから提供された補正値を使用しております。

www.s-acoust.jp

 

STAX SR-009S

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STAX SR-009S

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STAX SR-009S

STAX SR-009S

STAX SR-009S

STAX SR-009S

STAX SR-009S

STAX SR-009S

STAX SR-009S

STAX SR-009S

 

 周波数特性を見るとご覧の通り、重低域で少し強調が見られる以外、わりとフラットに構成されています。3khz付近に大きな谷があるのがわかるでしょう。高域は意外と目立っておらず、落ち着いて聞こえるかもしれないということは言えます。

 

 以前インプレッション記事を書いたときにもお伝えしましたが、SR-009SとSRM700Sの組み合わせの音は低域から中域がしっかりしており、音楽は非常に柱立ちが良い、しっかりした形で聞こえます。音のギラつき感はやや強いかも知れませんし、ピアノなどは稜線をくっきり描くので若干キンキンした感触が気になるかも知れませんが、中域がしっかりしているので一般的に不快と言うよりは、音の手がかりとして好ましく思えるはずです。ここらへんはレコーディングシグネチャーで確認して下さい。

 重低音の利きはよく、音楽には充分な深みが感じられます。高さの点では深さに比べると抑えめであることは事実で、どちらかというと地に足の付いた音場表現になっています。そのため音楽は印象的には地味めに聞こえるので、解像度のわりに最初は面白くないと感じる可能性はあります。実際私も最初はなかなかこの組み合わせの音の魅力がいまいちわかりませんでした。

 

 私がこの組み合わせで個人的に強く聴いて欲しいとおすすめしたいのがアコースティックギターの音です。粒立ちが非常に細かく、胴鳴り感も繊細で深みがある、繊細かつリアリティのある音を鳴らしてくれるのですが、色味が少し錆びたような、独特のいぶし銀のような燻る感じがあり、とにかく独特の魅力が感じられて好きです。小麦色の深みのある音でもない、プラチナに輝くでもない、独特の繊細さを持った美しい音です。「ほう。どれどれアコギの音を体験してみたい」と思ったら、レコーディングシグネチャーの「OST」の1:00ころから始まる部分を確認して下さい。

 

 ヘッドホンでは分解能的な意味の解像度と音の繊細さではおそらく現状これ以上は望めません。このヘッドホンはちょっと聞いたくらいでは解像度の凄さなんてものはあまりわからないのですが、しばらく聴き込んだ後に他の高級ヘッドホンを聞くと、音がガタガタしていたり濁っているように感じるくらいの差があります。

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。自由音場補正済みです。高級ヘッドホンということもあり、ソースは今回4種類用意しました。列挙します。

  1. FiiO M15:Pure Music Mode、ゲイン高、ヘッドホンモード
  2. FiiO M11 Pro:Pure Music Mode、ゲイン高
  3. Shanling M6:PRIME MODE、ゲイン高
  4. iBasso DX200(Amp1):Mango OS、ゲイン高

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

JAZZ
FiiO M15

anchor.fm

FiiO M11 Pro

anchor.fm

Shanling M6

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iBasso DX200

anchor.fm

 

OST
FiiO M15

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FiiO M11 Pro

anchor.fm

Shanling M6

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iBasso DX200

anchor.fm

 

クラシック
FiiO M15

anchor.fm

FiiO M11 Pro

anchor.fm

Shanling M6

anchor.fm

iBasso DX200

anchor.fm

 

ロック
FiiO M15

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FiiO M11 Pro

anchor.fm

Shanling M6

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iBasso DX200

anchor.fm

 

総評

 非常に高精度のモニターサウンドを提供してくれるヘッドホンお探しですか?だとしたらSTAX SR-009SとSRM-700Sのペアリングは最高のモニター環境を提供してくれるでしょう。

 良好な装着感と聴き心地の良い安定感のあるサウンドで、疲労感なくいつまでも丁寧に音楽を聴くことが出来ます。そこにある素晴らしいディテールサウンドは現状、他では味わえません。

 

STAX SR-009S

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