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【完全ワイヤレスイヤホン M-SOUNDS MS-TW3 フラッシュレビュー】穏やかな雰囲気でゆったりと音楽を聴きたいなら価格帯ではかなりおすすめできる完全ワイヤレスイヤホン

ヘッドライン

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M-SOUNDS MS-TW3

M-SOUNDS MS-TW3

M-SOUNDS 完全ワイヤレス Bluetoothイヤホン(ブラック)MSC M-SOUNDS MS-TW3BK

 

 

 「フラッシュレビュー」はデータ中心の簡潔な内容で、ポイントを絞ってオーディオ製品を解説します。

 今回取り上げる機種はM-SOUNDS MS-TW3です。M-SOUNDSは株式会社エム・エス・シー(メディア・セル・コーポレーション)の音響ブランドで、完全ワイヤレスイヤホンを出している日本企業としては割と古株です。エム・エス・シーはスイスの大手PC周辺機器メーカーLogitechの製品を「ロジクール」ブランドで国内展開していると言えば、わりとイメージが湧くのではないでしょうか。

www.ear-phone-review.com

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

M-SOUNDS MS-TW3

 

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:10h/60h
  • 防水性能:IPX7
  • 対応コーデック:aptX/AAC/SBC

 

M-SOUNDS MS-TW3

 

パッケージ

 イヤホンのパッケージ全体はこの価格帯では標準クラスか少し上等です。付属品はイヤーピース、充電用ケース、充電用ケーブル(Micro-B)、説明書です。

 充電ケーブルがMicro-Bなのはマイナスポイントかも知れません。

 

M-SOUNDS MS-TW3

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M-SOUNDS MS-TW3

M-SOUNDS MS-TW3

M-SOUNDS MS-TW3

 

装着サンプル

 ハウジングは小さい方ではありませんが、大きすぎることもありません。小さな耳では少し収まりが悪いかも知れない可能性があります。

 

M-SOUNDS MS-TW3

M-SOUNDS MS-TW3

M-SOUNDS MS-TW3

 

 

接続品質

 価格帯では標準以上に優秀です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では接続は良好です。距離耐性も優秀らしく、5m離れてもシームレスで乱れはありません。ただし、遮蔽物がある場合は少し派手に乱れます。

 ホワイトノイズは少し目立ちます。

 

M-SOUNDS MS-TW3

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

周波数特性

 上から順に、

  1. [AET07 M装着時]左右別
  2. [AET07 M装着時]左右平均
  3. [AET07 M装着時]左右別(自由音場補正済み)
  4. [AET07 M装着時]左右平均(自由音場補正済み)
  5. [Spinfit 360 M装着時]左右別
  6. [Spinfit 360 M装着時]左右平均
  7. [Spinfit 360 M装着時]左右別(自由音場補正済み)
  8. [Spinfit 360 M装着時]左右平均(自由音場補正済み)
  9. 標準イヤーピース比較(自由音場補正済み)
  10. 標準イヤーピース比較(自由音場補正済み/2khz-24khz拡大)

 ※「AET07 Mサイズ」は当ブログの測定用レファレンスイヤーピースです。それ以外のイヤーピースは特記がない限り、このイヤホンパッケージの標準添付のものです。

※また当ブログの自由音場補正については機材に合わせてサザン音響さんから提供された補正値を使用しております。

www.s-acoust.jp

 

M-SOUNDS MS-TW3

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M-SOUNDS MS-TW3

 

 サウンドシグネチャーを全体的に確認すると、V字型というべき形をしています。低域がやや隆起しているのでウォームな雰囲気がありますが、中域下部に少しを熱気を感じるものの、中域上部はナチュラルに調整されており、中高域は鮮やかに色づくので、音楽の雰囲気には賑々しさが感じられます。

www.ear-phone-review.com

 

  低域は少し厚みを出しつつ、重みがかなりあり、音楽全体に安定感を出してくれます。タイトではありませんが、膨張感もあまりなく、レイヤリングは若干甘いかもしれませんが、聴き心地が良いです。エレキベースは重み重視で、地熱と存在感がありますが、わりと理性的です。熱気のあるロックから厚みが欲しいJAZZのウッドベース、ポップスの浮き上がりの良い床面に至るまで、わりと万能に聞きやすいのではないでしょうか。

 中域は安定的でボーカル帯域はかなりナチュラルです。ボーカル帯域の上に谷があって充分にボーカルを印象づけてくれますし、子音に尖りやハスキーさはありません。声質はナチュラルで理性的、女声ボーカルは少し暗めに感じ、わずかに地味っぽく聞こえるかも知れません。少なくとも媚びる感じはほとんどありません。

 中高域は中域からフラットな位置関係にあり、中域のナチュラルな雰囲気を乱さない程度に適度に艶やかさを加えます。高域に向かっては少し派手になり、クラッシュ感やバイオリンの伸びは少し強調があると思いますが、低域が充分に支えているので、ギスギス感はないです。手がかりは少し多めでわりと音がくっきり聞こえ、コントラスト感が良い印象を受けます。

 全体的な音響設計は少しだけ物静かな、理性的なものになっており、艶やかさはあるので地味すぎる感じではありませんが、落ち着いて聞き込める感じの音になっています。音の太さと重みがあって重厚感と充実感もあります。

 

M-SOUNDS MS-TW3

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。自由音場補正済みです。ソースはFiiO M15を用いています。aptXで接続し、Spinfit360 Mサイズを使用しています。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

JAZZ

anchor.fm

 

OST

anchor.fm

 

クラシック

anchor.fm

 

ロック

anchor.fm

 

総評

 安定感のある理性的で聴き心地の良いサウンドが魅力です。ボーカルは少し地味で決して一番目立つバランスにはなっていませんが、理性的で自然で活き活きしています。重みと一定の厚みを音楽に提供する低域がライブ感を盛り上げる中に、落ち着いた雰囲気で音楽が展開されるので、JAZZ向きですし、サントラ曲やポップスを少しゆったりと聴きたい人にも向きます。

 個人的にはわりと好きな音で、この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの隠れた名機の一つと思っています。

 

M-SOUNDS MS-TW3

M-SOUNDS MS-TW3

 

M-SOUNDS 完全ワイヤレス Bluetoothイヤホン(ブラック)MSC M-SOUNDS MS-TW3BK

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