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【特集】イコライザー遊びをしていて気づいた。Bang & Olufsen E8 2.0は音質的にはマジでスゲェ機種。イコライジングが素直に乗る万能音質を持っている。

Bang & Olufsen Beoplay E8 2.0

Bang & Olufsen Beoplay E8 2.0

 

 

 最近ONKYO GRANBEATとかいう神DAPに夢中で、レビューしなきゃなぁと思いつつ、日々楽しさ(といくつかの致命的な欠点)を発見してるんで、なかなか結論を定めづらくもあるんですが、そんなGRANBEATで遊んでいて気づいたのが、このE8 2.0の音質の凄さです。

 以前、少なくともミドルレンジ帯のDAPで比較する限り、GRANBEATとE8 2.0は相性は最高に良いということを述べました。素の音質的な相性、通信品質の相性もさることながら、お互いの性能を充分に引き出し合うことができ、GRANBEATの良さを引き出してくれるのがE8 2.0、E8 2.0の良さを引き出してくれるのがGRANBEATというお互いがお互いを高め合うよい関係を感じます。DAPを比較したころよりももっと使い込んだ今はさらにいろいろ発見があって、この相性の良さはもはや運命的なのではないかと思えるくらいになっているので、この1ヶ月で発見したさらなる魅力について一度詳しく語りたいと思ってこの記事を書きました。お付き合いください。

www.ear-phone-review.com

 

一見特徴を掴みづらいE8 2.0の音質

 これまで何度もE8 2.0についてはいろいろ述べてきて、聞き比べもしてきました。そのたびに音に厚いところもなく、見通しが良い透明サウンドで一聴すると地味ですが、曲の特徴を素直に味わわせてくれるところがあり、たとえばSENNHEISER MOMENTUM True Wirelessなどに比べて曲のメリハリ感はよく出て、場合によって尖りなんかも強く出るみたいなまとめ方をしていました。

 私の個人的な感想ではE8 2.0は低域方向が少しすっきりしすぎていて、充実感に乏しい印象があり、その点中低域に豊かな厚みを出しながら高音もしっかり伸びるNUARL NT01AXみたいな音のほうが、どちらかといえば万能で万人向きかなと考えていました。実際アコースティックな楽器音とデジタル音をうまく共存させる感じのうまさ、個々の音の解像度感はそれほど高くない印象なのに、全体として見ると音の分離感が良いという離れ業みたいなことをやってのけるNT01AXは率直に言って恐るべき機種ですし、この性格のはっきりした傾向の万能音質は再生機器による音質差の影響を受けづらいので、たぶん低価格のDAPやスマホとペアリングしても、ちゃんとした音を奏でてくれます。少なくとも私の手持ちではかなり古い機種であるSONY NW-A27とペアリングしてもその万能な音質をしっかり味わわせてくれます。

 E8 2.0の音質はこれとは異なり、性格のはっきりしない万能性と言えるかも知れません。もちろんどんな音響機器でも無色透明の音というのはありえず、E8 2.0にも音にキャラクター性があるのですが、それは見通し感が良いという感じで音自体は臭みみたいなものが徹底的に排されているかのような音です。そのため、音質的に素直すぎて聞こえる感じがあり、一聴すると個性がないように聞こえるのです。この音質の凄さを後述しますが、よく考えると、この音質にはかなりの訴求力があります。ただ店頭で試聴する感じだと没個性的に聞こえるところがあって分かりづらいだろうとは思います。

 

 イコライザーで見えてくる、秘められた万能性

 E8 2.0は自分自身が音の器になるようなところのあるイヤホンで、自分が個性を出すというよりは組み合わせる再生機器の個性を引き出すところがあります。E8 2.0の音をいろんなDAPで聴いてみると変幻自在というほどではないにしても、かなりの表情の変化を見せてくれます。これについては最初に紹介したDAPにつないだ聞き比べで詳しく述べたので繰り返しません。興味がある人はそちらを参照してください。

 で、今回語りたいのはその万能性は充実したイコライザー機能を持つDAPやミュージックプレイヤーアプリとすっごく相性が良いということです。

 


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GRANBEAT + E8 2.0で音を遊ぶ

 ここでは実際にGRANBEATの良質イコライザーと組み合わせることで発揮されるE8 2.0の恐るべき魅力について語りたいと思います。

Chiho feat. majiko「エガオノカナタ」

 個人的に、2019年最初の1-3月期クールのアニソンの中では、おそらく1,2を争う出来と評価しているこの神曲については以前紹介しました

www.ear-phone-review.com

 

 で、私はこの曲を味わうときには基本的にGRANBEATとE8 2.0を普段使っています。他の組み合わせではNW-A55とNUARL NT01AXの組み合わせも悪くないのですが、他の曲では比較的好みのチョイスであるa&norma SR15とNT01AXの組み合わせた場合だとわずかに低域にもっさり感が出るところがあり、NT01AXだともしかするとこの曲で締まりが少し良くない印象を受ける場合もあるかもしれないと思っています。

 まあここらへんは好みになりますが、NT01AXと個人的に音質的に相性が良いと判断しているNW-A55やSR15と組み合わせても、ボーカル周りに少し低域音が漏れ出す感じがあって、ややボーカルがぼやっとする傾向はあります。だからこの曲でイコライジングする場合は250~500hzと2kを少し下げて、4kを少し上げるバランスにすると低域のあふれ出す感じが鎮まり、ボーカルの分離感が増して活き活きしてくると思いますが、迂闊なことは言えないので、ここでは深追いしないでおきます。NT01AXの音に欠点があるとすればやはり厚い中低域が少し上に広がってしまい、ボーカル周りにうるさい感じが出てしまうあたりだと思われますので、気になる人はそこらへんを調整するのが良いでしょう。稀にNT01AXの音が篭もると表現するレビューも見ますが、この中域に溢れる感じを言っているのだと思います。

 あるいは低域の深掘り感が足りない場合はたぶん30hzと60hzを少し持ち上げて100hzをカットすると深みが出るかな。まれによくある、NT01AXの低域のピークが高くて深掘り感や重低感に欠けるというレビューと同じ印象を受けた場合はこんないじり方が効果的なんじゃないかと思います。よくわからんけど。

 残念ながらNW-A55はBluetoothイコライジングに対応していないので、NT01AXの音質自体をいじれないんだけど、似た音質の有線イヤホンOriolus Finschiを聴きながら試しにNW-A55でイコライジングしてみると、この曲の場合、以下の画像みたいな感じで調整すると個人的に聴き応えを感じます。

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 ついでに比較的死角のないNW-A55に欠点があるとすれば、イコライザーの低域が60hzまでというところがかなり弱点かな。なんか日本の楽曲は基本的に重低音をバッサリ切っちゃってるって話もあるみたいだから、60hzまでというのは何か理由があって区切っていると思うんだけど、30hz音を持ち上げるのと下げるのとでは、場の躍動感とボーカルの聞こえ方に個人的にだいぶ差を感じるのでここは調整できた方がいい気がします。

 実際に30hzをカットすると音場にかすかに感じられる地熱のような振動感が減ってボーカルや音の聞こえががすっきりします。逆に持ち上げると生々しい熱気のようなものが音に出てきます(やりすぎるとノイジーになります)。この30hz音を濁りとみるかリアルな音と見るかはおそらく好みによりそう。私の場合は30hzをイコライザーで持ち上げた方がリアルな深掘り感を感じやすいです。まあここらへんはまだ研究中。

 

 さて、ついNT01AXについて語ってしまいましたが、それはともかくE8 2.0です。このイヤホンは上から下まで音に厚ぼったいところがあまりないので、低域を持ち上げると素直に存在感が増しますから、イコライザーの効果が感じられやすいです。

 たとえばこの曲ならGRANBEATと組み合わせれば、イコライザーをかけない場合、すっきり見通しよく、ドラムの締まりも非常に良く聴かせてくれますけれども、全体的に凹凸に乏しく、なんとなくメリハリ感が足りない印象です。

 これにGRANBEATについている「Hey Pocky Way」を適用してみると、あら不思議。ドラムに粘りと厚みが出てきてより肉厚なロックらしい音に聞こえてきます。ベース音もより鮮明に深掘り感を主張してきます。中高域方向は少し発色が強くなって、シンバルはシャリシャリ、ボーカルの息感は尖る感じが強くなりますが、弦楽は少しヒステリックに伸びるようになって、外連味が増して楽しくなります。NT01AXでも同じような効果が得られることは確かですが、元々厚い中低域の性質は変わらないので、これほど変化を強く感じません。E8 2.0はイコライザーの効果で完全にロック向けイヤホンに変貌しています。

 「Hey Pocky Way」が少しドンシャリ過ぎて重苦しかったり、シャープネス強すぎて楽しいけど聴き疲れるという場合は「Haven't Told Her」を試してみてください。こちらは同じドンシャリにしても少しウォーム感が出てきて、低域やボーカルは少しふんわりして聞こえてきますが、弦楽の伸びやかな音だけは鮮明度が高く聞こえて、上方向をより意識した優美な音に聞こえるはずです。ていうかイコライザーでここまで音の印象が素直に変わるE8 2.0すげぇな。

 

Jess Glynne「Hold My Hand」

  E8 2.0のレビューで私は、率直に言ってR&BはちょっとE8 2.0では楽しめないところがあるみたいなことを述べました。実際標準の音質では、音に厚みがないので、R&Bの充実感があまり感じられず、なんかスッキリして聞こえてきやすい傾向があります。ボーカルもさわやかな傾向なので濃厚味に欠けます。

 しかし現在、この評価は少し改める必要を感じています。たとえばGRANBEATのイコライザー「People Say」や「Jim Wand」を適用すれば、ボーカルや低域に厚みが出て充分なボリューム感が出て気持ちよく聴かせてくれますし、「It Ain't No Use」を適用すれば、音にメリハリ感が増してボーカルやリズムがパワフルに感じられ、さらに低域にしっかりした地熱感が出るので深掘り感や熱気が出ます。

 

【総評】GRANBEAT + Bang & Olufsen E8 2.0は最高に「遊べる」完全ワイヤレスオーディオ環境(GRANBEATはONKYO HF Playerでも代用可)

 ここ最近、GRANBEATでイコライザー遊びを始めてから、Bang&Olufsen E8 2.0の神がかった変化に富んだ音質に夢中です。さすがB&O製品、素性が良いのでとにかくイコライザーの音質調整を思う存分楽しませてくれます。

 これまで私はE8 2.0単体だと透明感があって分離の良い中高域は味わい深いけど、正直万能性の面ではそれほど優れた感じではないかなという評価でした。しかしこの機種はイコライザーで劇的に変貌します。標準の「Bang&Olufsen」アプリのイコライザーはあまり楽しめなかったんですけど、GRANBEATの多彩なイコライザーを楽しみだしてから、この機種の評価はかなり変わりました。E8 2.0はとことん音楽を遊び倒したい人向けの高級おもちゃです。現状の完全ワイヤレスイヤホンの中で、「音で遊べる」という一点に限れば文句なく最高の機種であると言えます。これはすげぇ。

 おかげで最近はほとんどGRANBEAT + E8 2.0の組み合わせで音楽を聴いており、これがお気に入りになってきてます。この組み合わせなら接続安定性も高く、今のところ文句がありません。

 

 ちなみにGRANBEATに搭載されているイコライザーはスマホやタブレットがあればONKYOのミュージックプレイヤーアプリ「ONKYO HF Player」で楽しめます。興味がある人は「Google Playストア」や「App Store」で検索するか、下のリンクからインストールしてみてください。この機種を店頭試聴するときは、「ONKYO HF Player」を入れたスマホをつないで、イコライザーを試しながら聴いてみることを個人的にオススメします。

www.jp.onkyo.com

 

Bang & Olufsen Beoplay E8 2.0

Bang & Olufsen Beoplay E8 2.0

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