EarSonics S-EM6 V2 イヤホン インイヤーモニター
今週の記事振り返り
この記事は今週1週間にお届けしたレビュー・ニュース・情報もろもろを読者の皆様が振り返りやすいように作成した一覧記事になります。この記事で今週1週間私のブログでの話題をすぐに確認できるようになっています。
今週のHiFiGOブログ
ニュース
今週はHiFiGOからも様々な話題が提供されました。話題性の高い新製品というと、やはりFiiO BTR3Kだと思います。FiiO BTR5のだいたい6割程度の値段で買えるドングルDAPですが、バランス接続に対応するなど前世代から大きく進化を遂げています。
なおこの記事の執筆時点でHiFiGOは328セールを開催していますので、あらかじめお伝え致します。
BTR3k vs BTR3
- BTR3kは、前世代のBTR3のアップグレード版です。
- BTR3kはデュアルAK4377 DACを搭載していますが、BTR3はAK4376A DACをシングルでのみ搭載しており、最新モデルはBTR3よりもきれいなサウンド出力デコードを提供します。
- BTR3kは、1基の3.5mmシングルエンド出力ポートと1基の2.5mmバランス出力ポートを備えたデュアル出力ポートを提供しますが、BTR3は出力用に3.5mmシングルエンド出力のみを提供しています。
FiiO BTR3K
FX Audio X6MKⅡ/FX Audio D502BT
レビュー
HiFiGOからのレビューもいくつか提供されました。過去記事の翻訳もありましたが、個人的に興味を持ったのはQoA Mojitoです。いや先週もこのブランドのPink Ladyに注目してたんですけど、中域が丁寧なメーカーらしいので、どうも気になってしょうがないところがあります。
結論としては、ボーカルベースの曲を聴く場合、QOA Mojitoは中域の豊かなディテール、パンチの効いた速い低域レスポンスのおかげで並外れたパフォーマンスを発揮します。……風通しがよく、広く感じられる音場があります。POP、Acoustic、Live、EDMなどのジャンルについては、このイヤホンはかなり良い音を出します。 リラックスしたサウンド表現のあるQOA Mojitoとの時間を私は楽しみました。
Moondrop Blessing 2
iBasso DX160
Shanling Q1
QoA Mojito
ニュース
FiiO M15国内発売→完売入荷待ち
先週からの引き続きの話題になると思いますが、今週いよいよFiiO M15が日本で発売されました。少なくとも現状のDAPの中で最もバランスが取れており、比較的多様なニーズに対応できるDAPです。「10万円台後半でどのDAPを買うべきか?」って聴かれたら、「Cayin N6IIがたぶん一番好きだね!」って本音を押し殺して、「M15は買ってまず後悔しないでしょうな」と答えるでしょう。実際クッソ好きですしね!M15、飛ぶように売れている雰囲気があります。
「M15買えないの?困ったな」なんて人もいるかも知れませんが、ぶっちゃけM15は素晴らしいDAPですが、人によってはもっと安い機種の方が使いやすくて向いている可能性があります。たとえばShanling M6とか。M15の入荷を待ちつつ、ほかのDAPについてじっくり知ってみるのも悪くないのではないでしょうか。
個人的な感想から言うと、M15は非常に優れたプレーヤーですが、M11 Proを完全に置き換えるものでもなく、ポータブルで究極の音質を実現しているわけでもなく、KANN CUBEほどのインパクトもありませんし、Cayin N8のような独自性もありません。M11 Proとの価格差が大きい割にそのインパクトが少なく、Headfoniaが言うように、普通のイヤホンやヘッドホンを使う限り、実際のところM11 ProやShanling M6のほうが優れてさえいる気がします。私の感覚ではとくに、Shanling M6はM15を小型で持ち運びやすくしたようなデザインで、多くの人にとってはそちらのほうがリーズナブルと言えるところもあります。
とりあえず先週同様、当ブログのFiiO M15関連の記事を参考用にここに集約して紹介いたします。
今週のインプレッション/レビュー記事
今週もいろいろレビューさせて頂きました。
その中で意外と注目を集めた記事が、比較的気軽なノリで書いたDAPの待機時間についての記事です。ぶっちゃけこの記事はただ単に、私の使用状況と使用感でこうなんだという気軽なテスト結果で、記事内で普遍性はないと断っているように、普段使ってるままの設定で適当に計測したものであり、それぞれのDAPの条件などを整えてテストしたものではありません。趣旨としては「FiiO製DAPは待機時間優秀だし、スマホ並み」ってことと「Shanling M6は実感より悪くなかった」って結論を言いたかっただけで、まじめに待機時間を計ってやろうという趣旨ではありませんでした。
しかし、ぶっちゃけ予想以上の反響があったので、あんまり適当な結果が流布して世間に混乱を招いてはいけないと思い、もう少し条件を整え、機種も増やした第2弾の、もう少し厳密性の高い記事を書く予定ですので、この記事は「そんなこともあるんかな」程度で読んでくださいませ。
第2弾の記事も条件を整えてより客観性を高めて比較することはしますが、最終的には購入時期や使用具合などが異なるものを比較するうえ、それぞれの機種ごと、それぞれの人ごとで使い方は異なりますから、結局のところ、各人の使用実感とは異なる結果になる可能性は大いにあり、信頼性が高い絶対的根拠を導き出すためのものではないということをご理解ください。要は基本「ネタ」です。
DAPは基本的にスマホより電源の消費が激しく、スマホのように電源を入れっぱなしにして使っているとすぐに使えなくなってしまうというのが難点でした。しかし最新のAndroid DAPはその欠点を充分に克服しており、スマホとほぼ同じ使い勝手になっていて、1日単位であればもはやバッテリー持ちにスマホとの差を感じないレベルになっています。
とくにFiiO製DAPのバッテリー持ちは優秀で文句なくおすすめでき、次にHiby製DAPもかなり優秀だということがわかりました。Shanling製DAPはそれよりは幾分劣るようですが、それでも1日単位であれば待機時間だけでバッテリーが無駄になるというレベルではないでしょう。
スマホのようにDAPを使いたい人たちにおすすめできるのは、これら待機時間が優秀なAndroid DAPです。
さて、ずっと前に注文してたんですが、なかなか届かなかったReecho x Peacock Audio Spring Feverを手に入れました。この機種は中域の表現が優れているというようなレビューがHiFiGOに上がっていたんで、値段も手頃だし注文してたんですが、まあ遅れに遅れてようやく届いた機種です。で、予想通りの中域重視のボーカルホンでした。フラットに近い周波数特性になっているので、フラット系の音が好きな人にお勧めできます。
一般に中域を重視しているところのあるボーカルホンですが、ボディはそれほど強調せず、むしろのびやかさや清潔感に寄せた柑橘系の味わいを感じます。女声ボーカルは曲によってボディの不足が気になる場面もありますが、中域の透明感のある中によく歌声がフォーカスされて聞こえてくるので、ボーカル曲は男女問わず魅力的に思えるでしょう。どちらかというとボーカルの輪郭的なディテール(口の運び、子音、息継ぎ)を重視する人向けです。全体的に自然に明るい、透明感のある空間が味わえ、大抵の曲で音場も開放的に感じられます。ただし低域にこだわる人は物足りない印象を受ける可能性があります。
EarSonics S-EM6 V2
Moondrop Starfield
TRN BT20S
EarSonics ES3
Jabra Elite Active 75t
TONEKING BL1
FiiO M15/FiiO M11 Pro/Hiby R6 Pro/Shanling M6
Reecho x Peacock Audio Spring Fever
今週の映像作品
新型コロナウィルスの流行によって家で過ごすことが多くなると思います。そんな社会状況を鑑み、当ブログでも皆様の鑑賞に耐えうる映像作品を紹介していこうと思います。まあプライムビデオ映像作品を紹介しようっていう思いつき企画です。
彩雲国物語
射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー
ローマ
セール情報
【関連記事】