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【ANC搭載ワイヤレスイヤホン JPRiDE ANC-510 フラッシュレビュー】バランスの良いフラットモニターライク。ANCは自然。通信品質だけときどき不安定

JPRiDE ANC-510

JPRiDE ANC-510

【 アクティブ・ノイズキャンセリング (ANC) 対応 】(JPRiDE) ANC-510 ノイズキャンセリング イヤホン Bluetooth ワイヤレス IPX5防水 12時間以上〜連続 高音質 AAC コーデック対応 マグネット搭載 マイク内蔵 ハンズフリー通話 (ANC 防水IPX5 12時間以上〜連続)

 

 

 「フラッシュレビュー」はデータ中心の簡潔な内容で、ポイントを絞ってオーディオ製品を解説します。

 今回取り上げる機種はJPRiDE ANC-510です。

 JPRiDEはamazonなどのECサイト中心で販売しているブランドです。このブランドは「ハイブランドの音質とクオリティを低価格で」提供することを理念としたブランドを名乗っていますが、実際のところ、辛口で知られる『家電批評』でも高く評価されており、その底力を感じさせます。JPRiDEがメインターゲットとしている低価格のワイヤレスイヤホンのEC市場は中華ブランドが圧倒的な強さを持っている分野ですが、JPRiDEはEC中心のブランドでありながら、その中で確実にユーザーの支持を集め、生き残ってきました。

だが、JPRiDEは、そのブランドの成り立ちからユニークだ。代表の青山氏は、多彩なスキルと職歴の持ち主だが、オーディオブランドやメーカー勤務経験はない。そんな彼が、いくつかの偶然から、「音楽好きの耳さえあれば、高級ブランドと同等のモノづくりが出来るはず、しかも誰でも買える値段で」という“思い込み”(青山氏談)で、オーディオブランドの立ち上げを志した。

青山氏の言葉を借りると「時代の波がそこにあっただけ」だそうだが、時代は、ネットとECの普及タイミングでもあった。彼は“音楽好きの耳”だけを頼りに、大手オーディオメーカーのOEMも手掛ける中国の工場を探し出し、コネクションを確立。JPRiDE誕生へと繋がっていく。まさに、インターネットの登場とグローバル化、新しい時代が可能にした、新しいオーディオブランドと言えるだろう。

JPRiDEはこれまで、Amazonのベストセラーポータブルオーディオ部門、イヤフォン・ヘッドフォン部門などで1位を受賞。Amazonランキング大賞2016「オーディオ機器総合」でも1位、楽天市場やYahoo!ショッピングでもナンバーワンを受賞するなど、ユーザーからの大きな支持を得ている。

av.watch.impress.co.jp

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

基本スペック

  • 連続再生時間:12h
  • 防水性能:IPX5
  • 対応コーデック:AAC/SBC
  • 技適番号:210-133061

 

パッケージ

 パッケージは価格帯では標準的か少し豪華です。付属品はイヤーピースの替え、キャリイングポーチ、充電用ケーブル(Micro-B)、説明書などです。 

 

 本体のビルドクオリティは良好で、この価格帯では不満がないと思います。マットブラックにメタリックブラックが組み合わされ、おしゃれなブランドロゴがあしらわれています。USB充電口がMicro-Bなのだけが気になるところです。

 

JPRiDE ANC-510

JPRiDE ANC-510

JPRiDE ANC-510

 

パッケージ内に散乱する細かな毛について

 amazonの低評価レビューでパッケージ内に小さな毛が散乱しているという内容のものがありました。実際、下の写真のように私の手に入れた個体でもパッケージ内に毛が散乱していました。しかし、よく確認したところ、これはメッシュ製のキャリイングポーチの繊維のようです。私個人としては問題なく無害だと思いますが、気になる場合はご注意ください。こういう繊維が散乱していてもおそらく不良品ではないと思われます。

 

JPRiDE ANC-510

 

装着サンプル

 コンパクトなハウジングは耳へのおさまりが良く、装着感は良好です。

 

JPRiDE ANC-510

JPRiDE ANC-510

JPRiDE ANC-510

 

接続品質

 AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では標準以上の接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5m離れてもシームレスにつながっています。遮蔽物があっても通信品質は基本的に安定しています。ただし、私の環境では定期的に音ズレがきたり、時々激しく通信が乱れます。

 ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。

www.ear-phone-review.com

 

ANC性能

 ANCの効果は価格帯では標準的か少し低いレベルのように思われます。下はヘッドホン(beyerdynamic DT990 Edition 2005 600Ω)から基準ノイズを流して測定し、その後標準イヤーピース Sサイズをつけ、ANCをONにして、もう一度ヘッドホンから基準ノイズを流し、このイヤホンの遮音性能を1/6オクターブごとに測定したものです。今回の測定では、基準ノイズに対し、20hz~20khzの可聴域での平均遮音性能は15.00dBくらいありました。

 中域と高域でノイズカットの性能は良いようです。アクティブノイズキャンセリングの効果自体は感じられ、ONにすると空調の音はたぶんほとんど聞こえなくなると思いますが、サーキュレーターの動作音が消えるほどではなく、総合すると価格よりちょっと物足りない気がします。

 実際、この機種のノイズキャンセリングの効き方は非常にマイルドな印象を受けますが、自然な感じです。ツンと来るようなアクティブノイズキャンセリングが苦手な人には逆に、自然な形で適度に静寂感を出してくれるので、かなり好ましく思える気がします。

www.ear-phone-review.com

 

 

JPRiDE ANC-510

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

周波数特性

 上から順に、

  1. [ANC OFF 標準イヤーピース S装着時]左右別
  2. [ANC OFF標準イヤーピース S装着時]左右平均
  3. [ANC OFF標準イヤーピース S装着時]左右別(自由音場補正済み)
  4. [ANC OFF 標準イヤーピース S装着時]左右平均(自由音場補正済み)
  5. [ANC ON 標準イヤーピース S装着時]左右別
  6. [ANC ON 標準イヤーピース S装着時]左右平均
  7. [ANC ON 標準イヤーピース S装着時]左右別(自由音場補正済み)
  8. [ANC ON 標準イヤーピース S装着時]左右平均(自由音場補正済み)
  9. ANC ON/OFF比較(自由音場補正済み)

※当ブログの自由音場補正については機材に合わせてサザン音響さんから提供された補正値を使用しております。

www.s-acoust.jp

 

JPRiDE ANC-510

JPRiDE ANC-510

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JPRiDE ANC-510

JPRiDE ANC-510

 

 非常にフラットで、高域に高い隆起があり、超高域にもピークがあるので、高い抜けが感じられます。分析的で明るいモニターフラットと言えます。以下のレビューは使用状況を考え、基本的にANC機能をONにした状態でのレビューです。

www.ear-phone-review.com

 

 低域は見通しがよく、厚みと重みが自然で、胴鳴りも適度にあるモニター的なサウンドです。ANC ON時はややディテールが強調され、厚みが減りますが、ANC OFFにすると、よりナチュラルで広がりのある床面になります。ノイズ感はほとんどなく、黒いエレキギターの底から厚みのあるドラムのパンチサウンドまでレイヤリングよくつながっています。ANC ON時はサウンドが全体的に軽っぽくなり、よりタイトでとくにベースの引き締まりが目立つサウンドになります。

 中域はほとんどフラットですが、ボーカルと中域音に自然にフォーカスが当たるように中域上部に谷間が設けられており、高域とはわずかに分離的になっています。そのため、ボーカルはわずかに前に出てきます。また中域は少し丸みがあり、甘く感じられます。それがモニターサウンド独特の音の硬さを和らげており、中域に自然で聞きやすい雰囲気を作り出していて、このあたりのチューニングはわりと繊細でうまく、中高域の細やかなディテールを引き出しながら、聞き心地に配慮しており、非常に適切に思えます。艶がきれいで高い透明度がありながら、それを下品に強調しないサウンドになっています。

 高域では高いピークが作られています。この高いピークによって、とくにANC ON時は一部の曲でボーカルの子音が尖ったり、ハイハットにややギラツキの強いシャリシャリした刺激的なエッジを感じやすくなっています。超高域の抜けによってうまく音のきつさを逃がしていますが、ANC ON時は音量を上げた時に、わずかにスパイキーなサウンドに聞こえるかもしれません。ANC OFFにすると中域のボディの安定感が増すので、相対的に高域の刺激が抑えられます。

 基本的にはモニター的ですが、中域の表現はわりと音楽的でディテールの情報量と音楽性のバランスがうまく図られている良機種です。音場も開放的で広く感じられます。

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。自由音場補正済みです。ソースはFiiO M15を用いています。イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使い、コーデックはSBCです。ANCはONです。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

JAZZ

anchor.fm

 

OST

anchor.fm

 

クラシック

anchor.fm

 

ロック

anchor.fm

 

総評

 分析的なモニターサウンドを基調としながら、聞き心地やマイクロディテールを考慮して丁寧にチューニングされており、とてもよく考えられた上質なサウンドを持っています。音質は万能系で高域を除いて荒いピーク感はほとんどなく、シャープネスも空間の抜けによって丁寧に荒さが聞き苦しさにつながらないようになっています。

 アクティブノイズキャンセリングのノイズカットは性能が高いとは言えませんが、マイルドで自然で、スペック的にもビルドクオリティ的にも不満はありません。ただし通信品質だけはときどき不安定に思えるのと、充電ケーブルがMicro-Bだというところはマイナスポイントかもしれません。

 

JPRiDE ANC-510

JPRiDE ANC-510

【 アクティブ・ノイズキャンセリング (ANC) 対応 】(JPRiDE) ANC-510 ノイズキャンセリング イヤホン Bluetooth ワイヤレス IPX5防水 12時間以上〜連続 高音質 AAC コーデック対応 マグネット搭載 マイク内蔵 ハンズフリー通話 (ANC 防水IPX5 12時間以上〜連続)

 

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