アウトラインレビュー
OneOdio A10 2022は低域から中域下部を重視したV字型のサウンドを持っています。
CAMPFIRE AUDIO ANDROMEDA 2020はV字型のサウンドシグネチャーを持っています。ブーム感が強いので、低域が力強く聞こえるのが魅力ですが、中域はドライで少し暗いですね。
TAGO STUDIO T3-03は中域寄りのかまぼこサウンドを持っています。上位機種に当たるT3-01より低域が少なく、全体的に高域寄りになっています。
TASCAM TH-06は低域寄りのパワフルなサウンドを持っているモニターヘッドホンで、DJ向きというのも納得です。クラブの会場の熱気をリアルに再現することに重点が置かれているようですね。
Tripowin x HBB Olinaはかなりニュートラルに近いなだらかなV字型サウンドを持っています。高域はスピーカーのような前方定位感を実現するように調整されており、中域の質感はほぼ完璧に近く、構築感にも優れているため、立体感も確かです。解像度も高く、高…
QCY T17Sのサウンドシグネチャーはかなりニュートラルに近いバランスの良いサウンドを持っており、サウンドバランスは元のQCY T17より改善されています。その意味ではT17の改良版と言えます。しかし、高域で解像度はかなり劣化したために、おそらく多くの人…
Behringer HPX2000は中域中心に聞こえるかまぼこフラットのサウンドを持っているようです。中域は非常にニュートラルなため、ボーカルはきれいに聞こえますが、音場は狭いですね。開放型なのにあまり開放感のないサウンドです。
beyerdynamic Amiron Wirelessは中域を重視したかまぼこフラット系のサウンドになっています。構造的には中低域から中域下部が目立ちやすいのが気になりますね。
CPH7000は中域下部から低域を除いてハーマンターゲットOEにかなり忠実にチューニングされており、ほぼ完璧にモニタースピーカーのサウンドを再現する優れたモニターヘッドホンです。ブライトニュートラルで音楽のディテールをよく再現するため、ミキシングや…
TFZ LIVE 3は中域がニュートラルより僅かに凹んだV字型のサウンドシグネチャーを持っています。バランスは比較的良好ですが、高域は少し弱いですね。
Audiosense AQ4は中域充実系のいわゆる「かまぼこ」サウンドを持っています。ただし、中域上部は抑えられているため、全体的に中域下部から低域のほうが強調されており、低域が目立ちやすい傾向があります。
Fender TEN 5は低域寄りの比較的バランスの良いV字型ないしU字型、あるいは変形W字型といったサウンドを持っています。
JH Audio JH13v2 Pro Universalは扁平な音像を持つ中域充実系のサウンドを持っています。低域調整ノズルによって低域の拡張性と量感が変化します。
KZ ZESはKZ ZEXの低域側を改善したとも言うべきサウンドバランスで、低域と中域でより均整の取れたウォームW字型サウンドを提供します。ただし、高域と解像度はZEXのほうが優れています。
TFZ TxBEAR MONICAは比較的バランスの良いV字型のサウンドを持っています。前方定位的で奥行き感が感じられ、響きとダイナミズムに強調もあるので、楽しいサウンドです。高域がマイルドなので、高域に敏感な人向きですね。
ZIRCO TENOREはわりとサウンドバランスの良いモデルです。高い解像度も魅力です。ただ、中域の透明度が高くなく、レンジ感も物足りないうえ、総合的なパフォーマンスは価格の標準を大きく超えるというほどではないため、おすすめ度はそれなりです。
NF Audio NM2+は中高域を少し強調した、中域でほぼニュートラルに近いサウンドシグネチャーを持っており、スタジオリファレンスモニターとして優秀な製品です。解像度、歪率ともに高い水準を満たしており、周波数特性以外でもモニターとしての高いスペック要…
Moondrop Starfieldは優れたサウンドバランスを持っており、私のリファレンスイヤホンの一つです。Moondrop Aria 2が出たとき、購入しなかったのもStarfieldがあったためです。Moondrop Ariaを私は測定したことがありませんが、店頭で詳細に聴き比べを行って…
ZERO AUDIO ZIRCO NEROは中低域と中高域に強調のあるV字型サウンドになっています。ただ高域は比較的おとなしいので、中域が薄っぺらいですが、ドンシャリとは言いづらいところがありますね。
BGVP DM8はニュートラルに近いサウンドを持っています。中域の中心部はやや凹んでおり、V字型で奥行きと立体感に強調が見られます。
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「CCA CA10」です。
newspring NSE1000-Bは低域が強調されたウォームV字型のサウンドシグネチャーを持っています。高域も拡張性が悪く、高級機種のわりにいいところのない、パッとしない音ですが、バランスの方はわりとニュートラルです。
現行のAONICシリーズで最も低価格のAONIC 3ですが、音質だけで言えば、おそらく現行シリーズの3, 4, 5の中で最もまともだと思われます。高い解像度と定位感の正確性はAONIC 3を一定程度実用的なモニターイヤホンにしています。
EarFun Free Miniのサウンドはバランスの取れた、やや低域寄りのV字型ドンシャリシグネチャーになっています。EarFunらしくニュートラルサウンドから逸脱しすぎないよう、低域から高域まで非常に丁寧にチューニングされており、低価格でありながら非常に優れ…
Westone Pro X30は中域の聞こえを重視したステージモニターです。観客がどよめき、照明が眩しいステージ上でも、アーティストが楽曲やライブ全体の進行を耳で的確に捉えることが出来るよう、高い遮音性を実現し、高域の刺激を抑えながら鮮明感を高め、中域が…
The House Of Marley Rebelは低域と中域上部から中高域が強調されたV字型のドンシャリサウンドを持っています。The House Of MarleyはレゲエやEDM、ヒップホップの生々しいリズムを生み出す低域を一貫して重視しており、Rebelも例外ではありません。
Tripowin Leaはニュートラル系のやや中域に寄ったサウンドを持っています。中域の透明度が価格を考えるとかなり高く、解像度が高いサウンドを聞かせてくれるため、コスパはかなり良好な印象を受けます。
KZ DQ6Sのサウンドシグネチャーは中域充実系のウォームニュートラルサウンドです。Tripowin×HBB Meleも同じようなウォームニュートラル系のサウンドだったので、これはコラボしたHBBの好みのサウンドなのでしょう。
RAI PENTAの全体のサウンドバランスはやや中域に寄ったナローなV字型サウンドでむしろM字型と言える形をしており、中低域と中域上部に強調があり、中域中心部が凹んでいます。全体的にやや明るく艶やかに聞こえ、解像度もハイエンドにふさわしい水準のサウン…
M-SOUNDS MS-TW3はウォームニュートラル系のV字型サウンドを持っています。中域にゆったりとした厚みと奥行きのある表現と、高域の高い鮮明感で中域を引き立たせる上質なリスニングイヤホンです。