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【Linsoul】あなたにぴったりの平面駆動型イヤホンの見つけ方 2023

HOW TO CHOOSE YOUR IN-EAR HEADPHONES (Basic) IN 2023

HOW TO CHOOSE YOUR IN-EAR HEADPHONES (Basic) IN 2023

良い騎士は、良い馬に騎乗するものです。

 

自分に見合ったヘッドホンを持つことは、生活の質を大きく向上させ、自分だけの世界に入り込むことができ、混雑した通勤時間や騒がしい通り、平凡な仕事から逃れることができるようになります🥰

イヤホンの分類

イヤホンの選び方を考える前に、まずはヘッドホンの分類を理解しましょう🧐

 

インイヤー型ヘッドホン(イヤホン)は、現在最も一般的なヘッドホンスタイルの一つです。

 

快適な装着感(イヤーチップはユーザーの耳穴の大きさや形状に合わせてカスタマイズ可能)、良好な遮音性(イヤーチップと耳穴の間の物理的分離を利用し、外部ノイズ干渉を効果的に遮断できる)、優れた音質(従来のヘッドホンよりも分離が良く細部までこだわったドライバーユニットを使用)の3つのメリットがあります。

 

また、イヤホンは小型・軽量なので持ち運びにも便利で、旅行やアウトドアにも最適です。

 

イヤホンのメリット
  1. 快適な装着感
  2. 高い遮音性
  3. ヘッドホンよりも優れた音質

 

イヤホンに使われるドライバーの違い

次に一般的なダイナミックドライバー以外のイヤホンドライバーについておさらいしてみましょう。

 

バランスド・アーマチュア・ドライバー
  • 高い周波数応答と高い解像度を実現します: BAドライバーは一般的に、より速く、より正確に反応します
  • コンパクトなユニット: BAドライバーユニットは、ダイナミックドライバーユニットよりも小さいので、より軽量で快適なイヤホンを作ることができます
  • マルチユニット設計:ハイエンドのイヤホンは、異なる音をより正確に再現するために、マルチBAユニットデザインを採用しています
  • 優れた遮音性: BAドライバーユニットは、その長所を十分に発揮するために密閉型のイヤーチップ(耳栓)が必要であり、イヤーチップが一定の遮音効果を発揮します
  • BAドライバーユニットには、低音域の性能が低いなどの欠点もあります

 

 

平面駆動型ドライバー
  • よりレスポンスが良い: 従来のバランスドアーマチュア型やダイナミックドライバーに比べ、軽快で素早いレスポンスが得られます
  • より透明感のある音:平面駆動型は、音楽音場における各音源の位置関係を3次元的に再現することができます
  • 高い透明感:平面駆動型は、音を出力する際に、音の細かいレベルや誤差が生じやすい部分をより正確に再現することができます
  • 高調波歪みが少ない: 音の安定性が保たれます
  • より安定した磁気システム: 平面駆動型は、均一な磁気システム、大面積のワイヤーなどを使用し、確実で安定した負荷を実現しています

 

 

ハイブリッドタイプ
  • サウンドは高い忠実性と完全性を示し、中音と高音で卓越した性能を発揮します
  • 複数のバランスド・アーマチュア・ドライバーが、オーディオ出力をより詳細で正確なものにします
  • ダイナミックドライバーは強力な低音を提供し、より充実した力強い低音域効果を生み出します
  • 音場は広く、明確な階層感を示します
  • 価格は比較的高く、一般的にダイナミックドライバーや他の種類のドライバーのみを使用したイヤホンより高価です。

 

ドライバーについてより詳しい情報を知りたい方はもっと詳しく解説した以下の記事を参照できます😇

 

予算はいくら?

前節までの紹介で、Linsoulが推奨する主なヘッドホンドライバーの種類はご理解いただけたと思います😎

 

次のステップは、想定する価格帯を検討することです。重要なことはあらゆる用途に最高のイヤホンは存在せず、ある用途に最も適したイヤホンが存在するだけであることを忘れないでください。完璧を目指すのではなく、必要なもの、好ましいものを目指しましょう。

 

皆さんが必要以上に迷わないように、1~100ドル、100~200ドルの価格帯で、おすすめのイヤホンを紹介します:

 

1)「とりあえず試してみたい人向け」($1~$100):

この価格帯では、イヤホンの性能差は大きくありません。したがって、この価格帯で音質の比較にあまり時間をかけるのは、あまりお勧めできません。一度見てみて、気に入ったデザインを選ぶのもいいかもしれませんね。

 

TRN XUANWU(ハイブリッド)

玄武(XUANWU)は、中国神話に登場する四神獣のひとつです。長寿で陰陽の間を行き来できることで知られ、北の方角と冬を象徴しています。 TRN XuanWuは、ブラックとゴールドの組み合わせのカラーリングを採用しています。イヤホン本体には、鱗の模様と7枚の亀の爪が描かれ、神秘性に満ちています。

 

これは、とてもカッコいいと思います😏

 

 

KINERA GUMIHO(ハイブリッド)

49ドルのお買い物で、歌う九尾の狐2匹(左1匹、右1匹)を購入できます。ワーオ、九尾の狐が2匹だよ!🤩 4種類のスタイルがあり、美しいパッケージも送ってくれます。

 

九尾の狐が好きな方はお見逃しなく🦊

 

 

KZ PR1(平面駆動型)

このイヤホンは素晴らしい選択で、優れた金属製のフェイスカバーとプロのチューニングを備えています。100ドル未満の今まで紹介した3製品の中では、総合的な性能が最も優れています。

 

 

TINHIFI P1 MAX(平面駆動型)

元値は169ドル、現在99ドルで販売中なので、厳密に言えば、この製品はこの価格帯には属さないのですが。

 

P1は、100ドルの価格帯を超えるクオリティを持ちながら、100ドル以下で購入できます。14.2mmの平面ドライバーと高品質のイヤホンケーブルで、今日おすすめする100ドル以下のイヤホンの中では、最も競争力のある製品だと言わざるを得ません。

 

 

2)「エントリー以上のものが欲しい人向け」($101~$200):

HiFi戦士の皆さん、おめでとうございます!初心者村を抜け出しましたね🤠

 

この価格帯になると、本当に難しい相手と出会うようになり、自分のニーズに基づいた選択を試みる必要が出てきます。

 

 ① TRN KIRIN(平面駆動型)

14.5mm 平面磁気ドライバー、バランスアクト圧力リリーフベント、8芯シルバーメッキOFCケーブル&スワップ可能プラグ。すべてにおいてエントリークラスとは一味違った構成です。良いトライになることでしょう。

 

 

LETSHUOER S12 PRO(平面駆動型)

人間工学に基づいたデザインで、Proバージョンでは新たに通気孔が設けられ、快適性が向上しています。

  • 8mm平面磁気ドライバー
  • ミニマムな工業デザイン
  • 高純度銀メッキケーブル
  • エルゴノミクスデザイン

 

 

DUNU TALOS(ハイブリッド)

Talosは、平面駆動モードと平面+BAハイブリッド駆動モードを簡単に切り替えられるようにスイッチを設計しました。それぞれのモードは、ドライバーの確認事項が異なるため、異なるサウンドシグネチャーを特徴としています。平面駆動モードでは、より自然で柔らかく、穏やかで温かみのあるサウンドとなり、ほとんどのジャンルに適している一方、ハイブリッド駆動モードでは、Talosは解像度とダイナミクスが向上し、弦楽器や女性ボーカルに適しています。

 

 

GOLDPLANAR GL12(ハイブリッド)

Goldplanar GL12は、標準的な3.5mmヘッドホンジャック、フラットXLRジャック、2.5mmフラットバッテリー電源ジャックなど、さまざまなコネクターを備えています。セミオープン・スタイルは、バランスのとれた3つの周波数、広いサウンドステージ、優れたディテール、またレイヤーに満ちています。

 

 

7HZ TIMELESS(平面駆動型)

両面配列のN52マグネットと超薄型振動板を採用。イヤホンの重量は1個あたりわずか5g。長時間の装着でも耳に重さを感じさせません。人間工学に基づいたデザインは、常に究極の快適さを提供します。このイヤホンは、職場や家庭での使用に最適な製品です。

 

 

SEEKREAL DAWN PRO(ハイブリッド)

SeekReal Dawn Proは、新世代10*14mmスクエア平面駆動型ドライバーを採用し、Knowlesバランスドアーマチュアで補完しています。スピーカーのようにゆったりとした、クリアなボーカル、質感のある自然なサウンド、音量、過渡応答を楽しむことができます。

 

 

まとめ

簡単な説明と評価をしましたが、音に対する好みは人それぞれです。

 

「最高の」選択を目指すのではなく、自分の好きなものを選ぶことを忘れないでください。

 

「好きこそものの上手なれ」という言葉を忘れずに💖

 

Linsoulはエントリーからハイエンドまで 

あらゆる種類のオーディオギアを取り扱っています

 

関連記事

【物欲探訪】XSL X-One:ローコストfinal A8000を謳う中華イヤホン

XSL X-One

XSL X-One

 

興味の赴くままにオーディオ製品を取り上げる「物欲探訪」。

 

今回取り上げる製品は中華イヤホンの新興ブランド「XSL」が作ったfinal A8000のクローン系中華イヤホン「XSL X-One」です。

 

final A8000のサウンドをかなり忠実に再現

X-ONEは日本でも人気のfinal Audio A8000に基づいて調整されており、ブランドの主張によると、その音質の再現度はオリジナルのA8000の85%以上に達しているとされています。わずか5000円台の価格で10数万円のfinal A8000のサウンドの大部分に匹敵するサウンドを実現しているとすれば、たしかに彼らの主張通り、フラッグシップクラスのイヤホンと言えるかもしれません。

 

 

スペック

  • ドライバータイプ:シングルダイナミックドライバー
  • 周波数特性:8-48kHz
  • 感度:108dB
  • インピーダンス:32Ω

スペック面はかなり標準的な仕様のイヤホンです。スマホで鳴らしにくいというイヤホンとは思えません。周波数レンジが48kHzとハイレゾ相当まで伸びていると主張されていますが、そもそもメーカー自身が公開している測定値が20~20kHzの可聴域範囲のものなので、実際のところは分かりません。少なくともハイレゾ認証はとってないでしょう。

 

XSL X-One

 

外観の美しさ

ハウジングはCNCアルミニウムが使用されているようです。フェイスプレートは5つの非対称傾斜面に分割され、3次元立体感覚のある造形がされているようです。これはおそらくオリジナルのA8000からインスピレーションを受けていると思われますが、オリジナルのA3000やA4000などのAシリーズの下位機種は樹脂筐体になるため、金属筐体というだけで少なくとも耐久性で勝る可能性があります。

 

XSLはアルミニウム合金を外観の美しさや耐久性だけでなく、安定した音響性能の点も考慮して採用したと述べています。

 

後述するビデオレビューなどで実物を見る限りでも、安っぽくはなさそうです。サンドブラスト加工が施され、わりと上質な外観に見えます。

 

XSL X-One

XSL X-One
XSL X-One

 

DLCドライバー

音響の核となるドライバーは10mm径のDLC(ダイヤモンドライクカーボン)振動板が採用されています。

 

Head-fiに分解レビューで有名なHi Fri氏の分解写真が掲載されており、そのドライバーが一時期話題になった$599の「MiM Audio Dark Magician」と同等クラスであることが示唆されました。

www.ear-phone-review.com

 

www.head-fi.org

 

Dark MagicianはCNT振動板、X-OneはDLC振動板で一見違うように思うかもしれませんが、DLC振動板はCNT振動板にDLCコーティングを施したものをいうことが多いので、おそらく同一品質というのは矛盾することではないかもしれません。

MiM Audio Dark Magicianはマイナーですが、一部の中華イヤホンマニアの間ではFAudioに似ている外観からもいろいろ憶測を生み、音質的にもかなり優れているというレビューが出て話題になった機種です。

 

私がずっと愛好し、最も素晴らしいダイナミックドライバーイヤホンと考えてきたTanchjim Oxygenに対し、Dark Magicianはその王座を奪うというほどではないとは思いますが、ほぼ同等のものとしてシングルダイナミックドライバーの王座を分かち合うことができると思います。

 

www.youtube.com

 

XSL X-One
XSL X-One

 

XSL X-Oneのレビュー

私の好きなAkros先生が早速レビューを掲載しています。

 

 

X-Oneはノーマルなシグネチャーを持っていますが、しかしニュートラルからはベースがかなり強調されているということができます。一部の人はそれを少し暗く、ウォームなサウンドだと思うかもしれません。

 

www.youtube.com



私が見ても妥当な意見のように思えます。実際に測定してみないとわかりませんが、中域付近は比較的きれいに整っているように思われます。

 

まとめ

XSLのラインナップにはXSL X-Zeroというモデルもあり、こちらはTripowin OlinaMeleのデザインから影響を受けているようです。私の推測ではそれはXINHS XINHS-02とほとんど同じものだと思われます。

 

XSL製品はTripowinといった、より海外で成功している上位ブランドと同じようなOEM受注企業が明らかに請け負っており、こうしたブランドと協業した際のチューニングデータのノウハウなどが生かされているように思われます。

 

中国の低価格イヤホン産業はただ高品質になっているのみならず、売れたモデルのノウハウがほかのブランドでもすぐに生かされ、無名の新興ブランドでも優れた製品が提供できるようになってきているようです。

 

XSL X-Oneもパッケージの全体の出来は別として、造型だけを見るとビルドクオリティは1万円以上のイヤホンと同等として問題ないように思えますし、音質も以前の中華イヤホンと比べて合理的に思えるものになっています。

 

何より、以前は、中華イヤホンは海外のモデルを参照するとき、粗悪なコピー品の偽物を作って売るのが普通でした。しかし、最近はX-Oneのように、より高い先進国の製品と同等の音やクオリティをより安く提供するという方向に変わってきています。これはわりと無視できない変化のように思われます。つまり、中華ブランドがもう先進国のブランドと勝負できるという自信が、こういう売り方の変化に表れてきているのではないでしょうか。

 

【コラム】「TRN MT1 MAXのリケーブル効果を体感しよう!」アンケート「問1」の答え合わせと解説

TRN MT1 MAX

TRN MT1 MAX

 

前回のコラムで取り上げたTRN MT1 MAXのリケーブルによる音の違いのアンケート集計結果が出ました。

 

 

アンケートは45票集まり、最終結果は、

  • A: 26.7%
  • B: 20%
  • C: 33.3%
  • D: 20%

でした。

 

それぞれの音源は以下の通りです。

  • A: Hidizs MS5の高品質ケーブル
  • B: Hidizs MS5の高品質ケーブル + 4.6Ω
  • C: TRN MT1 MAXのケーブル + 1.6Ω
  • D: Hidizs MS5の高品質ケーブル + 1.6Ω

 

以前の記事で紹介した測定値から、それぞれの状態のだいたいの抵抗値を示すと、

  • A: 0.3Ω(高品質)
  • B: 5.2Ω(TRN MT1 MAXのケーブルより超低品質)
  • C: 3.8Ω(TRN MT1 MAXのケーブルより低品質)
  • D: 2.2Ω(TRN MT1 MAXのケーブルと同じ品質)

となります。

 

 

このブラインドテストの意味

今回のテストはリケーブルの物理的な段階(心理状況の変化を取り除いた残り)で実際に何が起こっているのかを音響的に解明することでした。



今回の音源は以下のような手順で収録されています。

  1. TRN MT1 MAXにTRN MT1 MAXのケーブルを着けてHATSに装着して録音(出題音源)
  2. 1.の状態のまま、抵抗値をAmariで1.6Ω設定の抵抗を加えて録音(C)
  3. 実際のリケーブルと同じように一度TRN MT1 MAXをHATSから取り外し、Hidizs MS5の高品質ケーブルに付け直す
  4. 測定値を見ながらほぼ完全に同じ装着感になるよう調整
  5. TRN MT1 MAXのケーブルの時と同じように、Hidizs MS5のケーブルで抵抗値を変えて録音(A, B, D)

 

実際のリケーブルでは3のように、着け外しを行う際に装着感の差が出ます。この差は場合によってイヤホンの音を大きく変化させるほどで、着け外し前後の装着感は大抵異なるため、低域や高域で数dB程度の顕著な音質差やピークのずれが出ます。つまり周波数特性の全体が変わってしまいます。

 

今回の録音では測定値に基づいてきわめて慎重に装着感を合わせたので、ケーブル交換前後の音質差は測定誤差レベルまで少なくしてあります。それでも左右でかすかなずれが生じるわけですから、総合すると印象に与える差がそれなりに大きい、つまりケーブルを交換した場合の音質差以上になる可能性がありました。

 

たとえば、以前の記事でTANGZU Wan'er SGを使ってわずかな装着感の違い(ピークずれ)が測定グラフのかなり広範囲にわずかな差を生み出すことをお見せしました。


ほとんど測定誤差レベルのかすかな装着感の違いでも、リケーブルとは異なり、一部がかすかに上がったり、逆にかすかに下がったりと少し複雑な変化をするため、聴感での変動が同等のリケーブル変化より大きい可能性がありました。

 

実際の状況ではイヤホンを着け外したり、着け外さなくても力を入れてケーブルを抜き差しするだけで装着感は多少変化するので、上に示した測定値より影響は大きいと思われます。


装着感の違いでまとめると以下の通りです

  1. A(装着感違う)
  2. B(装着感違う)
  3. C(装着感同じ)
  4. D(装着感違う)

 

今回のブラインドテストでは現実のリケーブルの体験の全体の再現を狙ったため、厳密に出題音源と同じ音源は何一つありません。

 

測定値の上で正解に最も近いのはDです。

 

ただし、装着感のかすかな違いが音の雰囲気に影響を与える可能性があり、Cのほうが出題音源の雰囲気に近い可能性があります。

 

アンケート結果は前に示した通り、

  • A: 26.7%
  • B: 20%(最も違う)
  • C: 33.3%(装着感同じ)
  • D: 20%(周波数特性極めて近い)

 

となっており、リケーブルによる周波数特性の違いより、装着感の影響のほうが大きいかもしれないという結果になっています。

 

ところで、フォロワーのAmericanSpiritさんがコメント付きで回答をくれたのですが、そのコメントが興味深かったので紹介します。

 

AmericanSpiritさんはDで私の想定した回答を答えてくれています。「さすが!」と思ってたんですが、コメントの内容も興味深いです。

 

カナルへの挿入深度という話がありますが、挿入深度を深くすると一般に共振ピークは高い周波数へずれます。したがって、より高域が目立つ可能性があるため、一番高域がはっきり聞こえるかもしれないAで挿入深度が深いと推測しているのかと思います。

 

実はAmericanSpiritさんにはこの回答の前に「装着感違いもある」という情報を教えているため、AmericanSpiritさんはそれも考慮して回答してくださったのだと思います。AmericanSpiritさんはなかなかのオーディオマニアなので、挿入深度の知識も確かだということがわかります。

 

しかし、装着感の違いは確かにかすかにあるだろうということはこれまで述べたとおりですが、実際にはピークはかなり厳密に合わせてあり、挿入深度にほぼ全くと言っていいほど違いはありません。

 

このように人間は情報を与えられると、その情報を考慮して判断を下す心理的傾向があり、ときには与えられた情報に大きく影響される習性があります(認知バイアス)。たとえばハイエンドイヤホンの説明には非常に多くの特許情報などが紹介されています。こうした情報をたくさん得ると、人はその情報自体を考慮しがちになってしまい、実際の音質への影響がどうかという当然あるべき疑問を忘れがちになります。そして、情報それ自体の影響力が心理的に多くなり、それを加味してこうした「たくさんの情報を持っている」イヤホンを実際以上に高音質だと思い込むことがあります。

 

つまり、実際のリケーブルの状況でも同じことが起こりえ、「ケーブルを変えた」という明白な情報が大きなものとして印象付けられ、「心理的な」音の評価に影響を与える可能性があるのです。

 

あるいは世にあふれる「イヤホンケーブルレビュー」なるものに「低域が変わる」と書いてあると、その情報に基づいて実際には低域に変化がない場合も変化があると思い込んでしまったり、装着感の違いをケーブルの違いによるものだと誤解することになります。

 

一方で、抵抗値が十分に高くなると一部のイヤホンでは周波数特性自体のバランスが変化するだけでなく、制動が悪化するため、測定値に現れないような非常にかすかな分割振動が表れて音が劣化する可能性があります。それは解像度の変化として現れる可能性があるでしょう。AmericanSpiritさんのコメントで低品質なケーブルを好みでないと判断しているのはそういう変化も影響している可能性があります。

 

今回は現実にはあまりない明らかに聴感差の出る超低品質ケーブルも含まれていましたが、アンケート結果は超低品質なものだけが突出して選ばれないという結果にはなりませんでした。

 

まとめ

「リケーブルではっきり音の違いが分かった」と声高に主張し、リケーブルを熱心におすすめする人はこの界隈には非常に多いです。しかし、今回のアンケートの結果でも、少なくともイヤホンの場合は、リケーブルによって生まれるかすかな音質差は、一般的な常識どおり、大多数の人には知覚できないと思われます。

 

今回のブラインドテストで「ほとんど違いが判らなそうだ」と思ったら、たぶんリケーブルによる変化を捉えられるほど耳が繊細でない、大多数に属する普通の人なので、音質変更目的でリケーブルする必要はありません。今回のテストで違いが明確に分かり、効果を感じたという人はリケーブルを検討する価値があるかもしれません。しかし、その場合はむしろ「聴覚過敏」かもしれませんから注意が必要です。

 

一般にリケーブルで行われている状況全体を考察すると、その音質変化はケーブルそのものの違いより、着け外しによる装着感の違いのほうがおそらく大きく、あるいは「ケーブルを変えた」という情報そのものが心理的な音の評価に影響を与えて、リケーブルの効果を実際より大きく感じさせている可能性が高いのではないでしょうか。

 

【海外レビューまとめ】闇夜に舞い降りたハイブリッド中華イヤホン!Hidizs MS5「ダークエンジェル」

Hidizs MS5

Hidizs MS5

 

Hidizsがハイアマチュアのオーディオマニア向けに美しいデザインと素晴らしい音質調整を施したHidizs MS5が登場して今日でちょうど1週間が経過しようとしています!

 

今回はダークエンジェルとの別名を持つ美しいイヤホンについて寄せられたレビューを記事にまとめていきます。

 

Hidizs MS5の最大の特徴はHidizsが長年にわたって調整してきたチューニングノズルシステムの現時点での完成形といえるものが提供されていることです。

 

早速始めましょう!

 

 

スペック

まずは基本情報のおさらいです。

  • インピーダンス:5.3Ω
  • 周波数特性:20Hz-40kHz
  • 感度:104dB
  • ケーブル:高純度6Nシングルクリスタル銅銀メッキ線と高純度6Nシングルクリス
  • タル銅線8本の混合、ケーブル長1.2m
  • プラグ:3.5mmゴールドプラグ
  • コネクタ:0.78mm 2pinゴールドプラグソケット、着脱式ケーブルデザイン

 

Hidizs MS5は非常にインピーダンス値が低く、高能率系のIEMです。スマホでそのまま鳴らすというよりは、十分な電力余裕のあるDAPを使って楽しむユーザーを意識した設計と言えます。

 

MS5は適切な駆動のためにかなり低い出力インピーダンスを要求しますが、最近のDAPはどれも出力インピーダンスが0Ωに近づいています。スマホのイヤホンジャックでは5Ω~10Ωくらいの出力インピーダンスのものもあるらしいので、サウンドバランスが崩れるかもしれません。

 

スマホで使いたい場合でもHidizsはさまざまなドングルアンプを提供しており、Hidizs S9 Proといった製品を使えば、問題なく駆動できます。

www.ear-phone-review.com

 

パッケージ

Hidizs MS5のパッケージにはダークエンジェルの異名を意識した美しいイメージで彩られています。イヤホンのフェイスが描かれ、ハイレゾ認証ロゴがあしらわれた外箱には、気品のある黒で静寂と高貴さが感じられるデザインになっています。

 

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

 

外箱底面には各ノズルの周波数特性も図示されており、オーディオマニアが安心して買えるようスペック情報が詳細に書かれています。

 

蓋を開けると、イヤホンが静謐感のある黒色のシートに鎮座しています。Hidizsはこのフラッグシップのために徹底的に深みのある洗練された黒を選択し、開梱体験から高級感のある特別なものにしています。

 

Hidizs MS5

Hidizs MS5

 

箱の内部は二段構造になっており、開梱が進むほどその全貌が明らかになり、パッケージに多くの付属品が収められていることがわかります。充実した付属品が少しずつ丁寧に開かれていく感覚は高級イヤホンでしか味わえない体験でしょう。

 

Hidizs MS5

Hidizs MS5

 

ビルドクオリティ

イヤホン本体はアノダイズ処理によって滑らかな手触りを実現しているアルミニウム合金キャビティでできており、指紋がついて外観を損なうということもありません。

 

煌びやかでありながら透明感と清潔感があり、シック。HidizsがMS5で特別の上品さを表現するために、努力を惜しんでいないことがわかります。

 

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

 

周波数特性

SIMGOT EW100P Frequency Response (RAW)

SIMGOT EW100P Frequency Response (RAW)

 

周波数特性からうかがえるHidizsの音響意図は明確です。それは中域で静寂を、高域で煌めきを表現しようとしています。

 

ダークエンジェルの名の通り、Hidizsは少し静かで落ち着いた雰囲気のある中から、バイオリンや木管、シンバルといった楽器が綺羅星のように輝いて聞こえるような音響空間をイメージして調整したのでしょう。

 

高域はとくに注意が払われており、多数のドライバーが存在しているにもかかわらず、滑らかに聞こえるように、それでいて躍動感が失われないよう、わずかに響きに変化を持たせつつ、ピーク感を抑えて調整されています。

 

ただし、中域に対して高域が少し強めなので、高域が苦手な人にはややきついバランスになる場合があります。ギラギラした感じが強く感じるかもしれません。

www.audio-sound-premium.com

 

日本語動画レビュー

  1. MIYABI /CAR AID chさん:www.youtube.com
  2. ふぐみかん🐡イヤホンレビュー🍊さん:
    www.youtube.com

 

海外レビューまとめ

www.youtube.com

 

「低音はとても良いです。重低域はしっかりと拡張されています。周波数特性を見ると、中域はくぼんでいることがわかります。しかし、私にはその中域は明瞭であり、非常にクリアに聞こえます。男性ボーカルはより強調されているように聞こえるかもしれませんが、全体はニッチなチューニングとは思いません。むしろ用途は広いように思われます。350ドルあるいは399ドルという値札を考えると、これはコストパフォーマンスの良い製品であり、購入することをお勧めします」

 

www.youtube.com

 

「完璧に近い低音と、クリスタルクリアな中域が存在しており、私は瞬く間に魅了されました。中高音域は少し強調されすぎる傾向があるのは事実ですが、そこが私のお気に入りポイントです。こういう音を好まない人もいると思いますが、私はこの音が好きです。ディテールは少し耳を疲れさせる可能性があります。私にはきつい水準ではありませんし、歯擦音が目立つということはなかったのですが、注意すべき点です。私が気に入ったシャープなサウンドに慣れていない人には、それは少し強すぎるかもしれません。モニターとしても優秀で、スタジオでマスタリングに使うのに十分な性能を発揮するはずです。私が言いたいのは、これを見つけるために何年も費やしてきたのだと思えるほどだということです。」

 

www.youtube.com

 

「MS5 は、サウンドシグネチャーのさまざまな特性、さまざまなレベルのチューニングとさまざまなレベルのパワーでどのようにスケールするかという音色そのものを示すのに十分透明でした。Hidizsの提供しているグラフを見ると、低域がブーストされていることは間違いありません。そのサウンドはトランジェントが非常に調和しており、コヒーレント(音像が一貫している)で非常に流動的でありながらバランスが取れていると言えます。高域は十分に分析的です。そしてMS5は低域と高域の両端で優れた拡張性を示していることがわかります。つまり、高域から低域まで適切なマイクロディテールが再現されています。サウンドステージが平均的だと感じたことは認めます。それは狭くはないが優れてはいません。しかし、イメージング、解像度、ディテール、スピード感などサウンドステージ以外のあらゆる技術的要素はMS5で傑出したものがあるのは間違いありません。」

 

Hidizs MS5は、BAとダイナミックドライバーのメッシュを使用したハイブリッドイヤホンです。各音が適切に調整され、個々の音符に焦点を当てたり、ミックス全体が散らかることなく、必要な詳細を通して音が伝わります。ボーカルは柔らかく、自然なトーンであり、不快な音質ではないため、刺激的な音質を求める人には不十分かもしれません。また、楽器の音色にも生命を吹き込み、アコースティック・ソングには落ち着いた雰囲気を加えます。しかし、シンバルは時々乾いたような音で鳴ることがあります。全体的には、MS5には一貫した音があり、方向性も優れています。また、ステージングにおいても、MS5は広がりすぎることなく、適度な広がりと深さを持ち、ボーカルが前方深度を持ちつつ、音場の高さがあることが特徴です。MS5には、音質を調整するフィルターが付属しており、トレブルフィルターを使うと、クリスタルのような音色になり、高音が強調されます。また、低音フィルターを使うと、MS5の音色が温かみを持ち、低音部分が増幅されます。

 

Hidizs MS5は、多くの顔、あるいは多くのサウンドシグネチャーを持ち、そのすべてがリスナーに何か新しい、興味深いものをもたらしてくれます。交換可能なフィルターは単なるギミックにとどまらず、異なる性格のタイプやムードに適合させるための微調整の可能性が広がります。

 

私は、デフォルトのフィルターを試してみることをお勧めします。楽しさと活気が心地よくミックスされており、提供された選択肢の中で私の一番のお気に入りです。しかし、高音と低音のフィルターにはそれぞれの用途があり、他の人に好まれるのも理解できます。

 

headfonics.com

 

まとめ

Hidizs MS5を多くのユーザーが好意的に評価していることは明らかです。もちろんそれはいくつかのレビューが明確に指摘しているように高域でやや強いシャープネスを発揮する可能性があり、それが一部の人には鋭すぎる音と感じられる可能性があります。

 

高域の印象は加齢によっても変わるため、より年齢が高い人はHidizs MS5のサウンドを、少なくとも私が聴いているものより素晴らしいものとして受け入れる可能性があります。レビュアーの顔を見て、あなたの年齢に近そうな人の話をよく聴くと成功するかもしれません。

 

全体的なビルドやパッケージは多くのレビュアーが感心する水準で、とてもよく作られていると言えると私は思います。

 

Hidizs MS5のおすすめポイント
  1. Hidizsが長年にわたって調整してきたチューニングノズルシステムの現時点での完成形が提供されている
  2. 周波数特性からうかがえるHidizsの音響意図は明確で、中域で静寂を、高域で煌めきを表現している
  3. 高域は十分に分析的で、多数のドライバーが存在しているにもかかわらず、滑らかに聞こえるように、それでいて躍動感が失われないよう、わずかに響きに変化を持たせつつ、ピーク感を抑えて調整されている
  4. さらに、低音がブーストされているため、重低音はしっかりと拡張されており、完璧に近い低音が得られる
  5. 中高音域は少し強調されすぎる傾向があるが、その反面、ボーカルは柔らかく、自然なトーンであり、楽器の音色にも生命を吹き込んでいる
  6. 充実した付属品が少しずつ丁寧に開かれていく開梱体験はMS5のような高級イヤホンでしか味わえない

 

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs MS5

Hidizs公式で使えるクーポンコード

AUDIOSOUND5OFF

 
 
 
 
 
 
 
 

【コラム】TRN MT1 MAXのケーブルは低品質?問題について。そのリケーブルで本当に効果が得られるのか?「実際に聞いてみよう!」アンケートも実施

TRN MT1 MAX

TRN MT1 MAX

 

久しぶりにリケーブルネタです。

 

当ブログではすでにリケーブルについては詳しく原理を説明しており、基本的に一般的なポータブルオーディオ環境ではリケーブルで音が変わることはほとんどないということを科学的に解説しております。以下にその内容をまとめてあります。

www.ear-phone-review.com

 

また創造の館さんが非常に分かりやすく有益な解説動画を説明していますので、併せてご参照ください。

www.youtube.com

 

 

TRN MT1 MAXのケーブルは低品質?問題

読者という方からメールで測定値を示され、TRN MT1 MAXの標準ケーブルがかなり低品質で、リケーブルで音が変わるとご連絡をいただきました。私がMT1 MAXを手に入れたことをTwitterで報告してたので、それもあってこういうメールが来たのかもしれません。ちなみに実際にTRN MT1 MAXのケーブルが低品質であったことは後述のように確認されています。

 

添付されていたのは以下のような画像でしたが、これは調べたところ、相互フォロワーのすのー(@snow_el)さんが公開されていた記事にあったもののようです。

 

https://el-snow.hatenablog.com/entry/2023/04/24/224604から引用

el-snow.hatenablog.com

 

たしかにかなり変化しているように見えました。本当だったらかなり面白いと思います。この時点ではとてもワクワクしてましたね。

 

そこでとりあえず私も手持ちのMT1 MAXを使って仮測定を行い、その結果が以下になりました。

 

 

このグラフを見ると、10kHz以下でほとんど有意な変化(人の聴覚で変化がわかるのはだいたい2dB以上などと言われています)が確認できないので、基本的には音は変化しているとは言えないと結論付けられます。すのーさんのグラフでは10kHz以下でも2dB相当の差が出ていますから、すのーさんのグラフに基づけばたしかに変化がありそうだと言えそうですが、私の測定グラフではそうではありません。ちょっと残念な結果です。

 

その後すのーさんが連絡をくれたので、この件について詳しく確認できました。

 

私のほうも測定が進んだので、制動特性などのほかのデータを考慮できるようになり、仮測定より厳密な測定値を計測しました。

 

そのやりとりを要約すると以下になります。

 

 

レビュアーが協力して同じ問題に別方向からアプローチするというのはなかなかないので、こういうやりとりは個人的にとても楽しいですね。ちなみに最後のコメントは正確には2.2Ω相当と言うべきところを興奮して1.9Ωと言ってしまっていますね。この記事を書いていて気づきました。

 

とりあえず結論としてはTRN MT1 MAXのケーブルの抵抗値については確定ができ、TRN MT1 MAXのケーブルと一般的なケーブルの間の違いの正しい測定結果はおおむね以下のようになることが判明しました。

 

 

わかりやすいように縦軸1dB単位で2kHzから10kHz近辺を抜き出すと、以下のようになり、聴感上有意な差が出るとは言えないということがわかると思います。私だったら、こんな聞き取れるかわからない、かすかな変化のためにわざわざリケーブルするより、イヤーピース変えただけでもこれより変化するだろうと結論付けますね。

 



むしろ同じ設定にもかかわらず、すのーさんの測定値と私の測定値はだいぶ異なった形をしているので、リケーブルによる変化よりおそらく個体差のほうが大きいくらいです。イヤホンを測定したことがある人は知ってますが、普通は左右のイヤホン別々で測定すれば、大抵これよりはるかに大きな音質差になっています。

 

https://el-snow.hatenablog.com/entry/2023/04/24/224604から引用

 

たとえば7Hz Legatoのユニット間の差は以下のような感じになります。左右の平均値で比較してますが、それだけでも今回のリケーブルの変化よりはるかに大きいのがすぐわかると思います。

7Hz Legato (Unit 1 & Unit 2) Frequency Response (RAW)

 

実際すのーさんも件の記事で以下のようにコメントされております。

 

聴感上はどうかと言うと、ぱっとしか聴いていませんが上記のデータほどは悪い印象はありません、でも当然ながら解像度などはあまり良くありません。まぁかまぼこで聴きやすい音というイメージがあります。

雑記:新型?高域減衰 1000円台SW付き1DD TRN MT1 Maxの付属ケーブルについて - ゆるふわオーディオ日記の2023/4/27 10:00時点のコメント

 

そのように感じるのは「まあそりゃ当然だよね」という話で、測定値データがおそらく間違っているということが今回確認できました。TRN MT1 MAXのケーブル抵抗値については測定値の一致を確認しましたし、おそらく、すのーさんのほうから修正された測定値がいずれ公表されるのではないかと思います。すのーさんが公表されている現状の測定値も正確でないことをお互いで確認しました。

 

 

完全にレビュアーの実践的な話ですが、単一の測定環境に頼っているとときどき過失で今回のように間違ってしまうことがあります。私はレビューを続けているうちにそれに何度か苦しめられ、それで複数の独立した測定環境を用いてチェックを厳しくするようになりました。これは本当に難しい問題です。とくにリケーブルの変化量はほぼ測定誤差と変わらない程度なので、イヤホンの大雑把な周波数特性の計測と異なり、もっと微細で、測定の限界を攻めていくことになります(ほとんど聴感上意味のない、コンマ1dB単位以下の本来測定器の想定していないミクロの測定値の違いを見極めるということです)。そういうわけで、レビュアーはいつも測定の困難と向き合っています。そのため、一般にレビュアーは測定値に基づいてほかの人が正しく誤りを指摘してくれることを喜びます。閑話休題。

 

TRN MT1 MAXのケーブルは高域を減衰させる魔法のケーブル?

ちなみにこれまでの記事を読んで、TRN MT1 MAXのストックケーブルはあらゆるイヤホンに高域の減衰をもたらす周波数特性を持っているケーブルだなどと考えてしまった人がいたとしたら、それも間違っています。すのーさんはさすがにそんな初心者クラスの誤解をしていないと考えていますが、すのーさんのブログの書き方は誤解を生みそうです。

 

そこで今度は同じケーブルを使って、Tangzu Wan'er SGでケーブル違いの測定値を比べたデータを以下に示します。

 

 

もうほとんどぴったり一致しているのがわかると思います。

 

高域を拡大してみると、わずかに測定時の微細なピーク合わせに失敗していて、測定誤差が出ています。測定誤差の知識がないと、むしろこの結果を見て、「TRN MT1 MAXのケーブルはWan'er SGの高域を改善する!」なんて言い出す人もいるかもしれませんね。しかし、これは測定誤差です。

 

ちなみになんで測定誤差と断言できるかは、Wan'er SGの制動特性を測定済みでそれによってこの程度のケーブルの抵抗の違いではWan'er SGの周波数特性に変化が出ないことをすでに確認しているからです。

 

 

TRN MT1 MAXは制動特性が特殊なので事情が異なりますが、Wan'er SGのような普通のシングルダイナミックドライバーイヤホンでケーブルの音の違いはまず知覚出来ません。というか一般的な測定自体不可能に近いです。センチメートル単位の定規でミリメートルのものを測ろうとするのと同じようなことになります。オーディオ製品の中でいつもケーブルに周波数特性のデータがないのは、その変化がそれほど微細すぎて意味のあるデータを取るのが不可能に近いからです。そもそもアナログオーディオの世界で、とくにポータブルオーディオではケーブルは抵抗値以外ほとんどデータとして意味がありません。

 

というより、ケーブルは音質を変化させるためにあるのではなく、最適な音質を提供するためにあり、ケーブルで音が変わらないほうが普通なのです。環境に合わせて音が変わらないように使えるよう様々なケーブルがあり、そのように設計されているんですから。ケーブルの製品が多いのは、音質を変化させるために種類が多いのではなく、様々な状況で要求されるスペックが異なるため、種類が多いのです。1mと10mでは、あるいはマルチBAイヤホンとシングルダイナミックドライバーイヤホンでは、メーカーが本来意図した音を再生するのに求められるケーブルの特性が変わっているために、用途に合わせて使えるよう複数の種類があるのです。それに、まともなオーディオメーカーはケーブルを変えたくらいで音質がはっきりわかるほど簡単に変化するようなイヤホンを普通は作りません。簡単にあれこれ音が変わってしまっては、音楽を聴く道具としては使い物にならないからです。

 

つまり、シングルダイナミックドライバーイヤホンを音の出口にしているオーディオチェーンでは、ケーブルは大抵どれを選んでも音質が変わることはほぼないので、ケーブルの自由度が高いということになります。

 

周波数特性だけで何もかもを判断していると、逆に周波数特性によって惑わされることがあります。レビュアーは基本となる周波数特性を確認するだけでなく、関連するさまざまな測定値を確認し、複眼的にアプローチする必要があります。そしてオーディオにとって大切なのは、何かを主張をするときは、その根拠となる科学的で確実な信頼性の高いデータを示す必要があるということでしょう。

 

実際に変化があるのか耳で体験してみましょう

さて、このコラムの最後です。では、理論上聴感差が感じられないはずのMT1 MAXのケーブルと一般的なケーブルの差は実際には常識と異なり、聞き分けられる水準なのでしょうか?

 

今回実際にその音を録音し、いくつか抵抗の設定を変えた録音も用意しました。以下のページで聞き分け問題に挑戦することができます。この記事公表時点でまだアンケートに回答できますので、ぜひ楽しんで参加してみてください!とくに「耳に自信がある」という方の参加をお待ちしております。

 

www.audio-sound-premium.com

 

解答編

結果は以下の記事になります。

www.ear-phone-review.com

 

【海外レビューまとめ】プレミアムDAC/プリ&ヘッドホンアンプ「Sabaj A10d 2022」の海外レビューまとめ

Sabaj A10d 2022

Sabaj A10d 2022

 

高品質DAC/プリ&ヘッドホンアンプ「Sabaj A10d 2022」についての海外レビューをまとめて紹介します。

 

Sabaj A10d 2022の特徴

  • リファレンスDAC「ES9038Q2M SABRE 32」は、最大128dBのDNRと-120dBのTHD+Nを実現する32bitの高性能ステレオデジタル/アナログ変換チップです。ネイティブのDSD512と768kHzのPCMに対応しています。このレベルの性能は、本格的なオーディオマニアを満足させます。
  • Bluetooth 5.0対応 LDAC、apt-X HD、AACなど。低遅延、高速、高安定性のBluetoothオーディオを実現する。
  • 表面はフロスト加工を施し、適度な光沢と金属的な質感を持たせています。インターフェースは、他の機器との干渉を防ぎながら配線を容易にするため、すべて背面に設計しています。有線入力端子はすべてD。SD伝送に対応し、同軸/光ファイバーはDoP64に対応しました。
  • 専用フィルター回路を搭載した高性能パワーピュリフィケーションシステムを内蔵し、ノイズフロアや歪みを低減し、よりクリアでピュアなサウンドを実現しました。音楽の細部まで鮮やかに浮かび上がらせます。

 

Sabaj A10d 2022の技術仕様

仕様 パラメーター
入力 USB / Optical / Coaxial / Bluetooth
出力 6.35mm headphone / 4.4mm headphone / XLR / RCA
出力レベル

XLR 4.0Vrms

RCA 2.0Vrms

THD+N

Decoder 0.00008% (-121dB)

Headphone Amplifier 0.00012% (-118dB)

ヘッドホン出力

2Wx2(16Ω)

1Wx2(32Ω)

ヘッドホンゲイン

low (0dB)

high (+10dB)

ダイナミックレンジ

XLR 126dB

RCA 124dB

Headphone Amplifier 121dB

SNR

XLR 126dB

RCA 124dB

Headphone Amplifier 121dB

出力インピーダンス

Decoder 100Ω

Headphone Amplifier near0Ω

USBスペック USB1.1,USB2.0(Asynchronization)
USB互換性

Windows 7/8/8.1/10/11(Needs Driver)

Mac OSX10.6 or Later、Linux(Driverless)

ビット長

USB 1bit,16~32bit

Optical/Coaxial 1bit,16~24bit

サンプリングレート USB PCM 44.1~768kHz DSD 2.8224~22.5792MHz Optical/Coaxial PCM 44.1~192kHz DSD DSD64(DoP)
Bluetooth 5.0
LDAC 24bit/96kHz (990kbps/660kbps/330kbps)
aptX-HD 24bit/48 kHz_576kbps
aptX 16bit/44.1 kHz_352kbps
SBC 16bit/44.1 kHz_328kbps
AAC 16bit/44.1 kHz_320kbps
消費電力 <20W
スタンバイ消費電力 <0.5W
サイズ 200x59x210mm(WxHxD)
重さ 1.26kg / 2.78Ibs

 

パッケージ

Sabaj A10dは、シンプルなデザインの段ボール箱に入っており、パッケージデザインはSMSLのユニットのパッケージングに似ています(SabajはSMSLの関連企業です)。

 

パッケージにはデバイスをすぐに使えるように必要なものがすべて揃っています。

  • 電源ケーブル
  • USB-Cケーブル
  • リモコン
  • Bluetooth用アンテナ
  • ユーザーマニュアル
  • 保証書

リモコン用の電池は別売です。

 

Sabaj A10d 2022

Sabaj A10d 2022

Sabaj A10d 2022

Sabaj A10d 2022

Sabaj A10d 2022

Sabaj A10d 2022

Sabaj A10d 2022

 

ビルドクオリティ

A10d 2022は、同種同スペックの製品の中では標準的なサイズで、小さくはありませんが、デスクで極端に場所をとるというサイズでもありません。重量は約1.2キログラムで、持ち運んで使うという用途には少し重いでしょう。基本的には一か所に据え置きして使う、純粋な設置型のデスクトップオーディオ機器です。

 

Sabaj A10d 2022

Sabaj A10d 2022

 

Sabaj A10D 2022は、シャープなスタイルの外観、滑らかに陽極酸化処理された煌めく金属筐体表面を持ち、総じてシンプルでありながらエレガントでシック、機能美に満ちたインダストリアルデザインでまとめあげられています。正面部には、両隅にハンドル状のパーツがあしらわれており、武骨でありながら優雅な印象を与えます。

 

産業的な美しさを持つデザインにより、リビングやゲーミング空間、そしてオーディオルームの高級アンプの中にも自然に収まり、美観の上で高級製品と共存できる品位があります。雰囲気はとても良いですね。

 

こうした外観にこだわった特徴によってSabaj製品は、類似の中国系DAC/アンプメーカー、たとえばToppingのようなブランドの製品から差別化されていると言えるでしょう。

 

Sabaj A10d 2022

 

ユニットには、シリコンの抗振動パッドが付いた4つの色に合わせたアルミ製足があります。製品の側面には、放熱機構を兼ねた波形のアルミニウムフレームが埋め込まれています。フロントパネルには、LEDスクリーン、ボリュームノブ&ボタン、4.4mmバランスヘッドホン出力、6.3mmアンバランスヘッドホン出力が備わっています。

 

Sabaj A10d 2022

 

デバイスのビルドクオリティは非常に良好で、陽極酸化処理とフルアルミニウムシャーシは非常に堅牢で耐久性があります。シャーシはCNC精密加工されており、接合部も強固かつきれいに噛み合わさっており、組み立て上の問題は見つかりませんでした。ディスプレイは見やすく、目に優しいです。

 

Sabaj A10d 2022

 

全体として、A10D 2022のデバイスレイアウトは非常に明確で合理的です。前面に操作系と表示系、そしてヘッドホン出力2つがまとめられており、残りの出入力は背面にあります。

 

Sabaj A10d 2022

 

使用感

ここ半月ほどSabaj A10D 2022のヘッドホンアンプを実際にイヤホンやヘッドホンのレビューや録音に使用しました。

 

USBでの動作も確認しましたが、基本的にはこれまで使っていたTopping A90と置き換えたので、RME ADI-2 Pro FS Black EditionからTOSLINKケーブルでA10D 2022に入力し、6.35mmヘッドホン出力に送り出すという使い方です。

 

A10DのTOSLINK入力については後掲の海外レビュー(audiosciencereviewの測定値)が示すように、性能的にはUSBより劣ることが知られています。ただし、理論的には聴感上の影響が出ない水準であるはずなので、実際に使ってみてもノイズを感じることはありません。これを用いて音楽を聴いて機器をレビューし、録音をしていますが、ADI-2 Pro FSやTopping A90のヘッドホン出力と聴き比べてもクリーンさに違いは感じませんでした。

 

パワーも十分で、私の手持ちで最も鳴らしにくいbeyerdynamic DT990 Edition 2005 600Ωも問題なく駆動できますし、インピーダンススペックが14ΩのLETSHUOER×GIZAUDIO Galileoや10ΩのTRN TA3のようなかなり敏感なハイブリッドドライバーイヤホンをつないでもヒスノイズが出るなんてことはありませんでした。

 

プリアンプとしては使ってないのでそちらの使い勝手はわかりませんが、少なくともヘッドホンアンプとしてはこれ以上のスペックの機種と比べても音質面では聴感で違いを感じるのはほぼ不可能と言えるくらい困難でしょう。

 

Sabaj A10d 2022

 

海外レビューの紹介

※動画は字幕で翻訳されているものがあります。字幕をONにすることをオススメします。字幕の日本語訳が表示されない場合は動画の右下にある「Youtube」をクリックしてYoutubeの本サイトで再生すると翻訳字幕で見られるようになります。

 

Sabaj A10d 2022年版はバランスDAC&ヘッドホンアンプです。デスクトップDACの典型的な外観から一線を画しており、デザインに非常に注意が払われています。音質にも優れており、ヘッドホンアンプ部の性能も高いです。バックパネルには、USB-Cを使用するなどの変更があります。測定結果も非常に良く、ノイズや歪みが非常に低く、ダイナミックレンジも優れています。ヘッドホンアンプ部の測定結果も素晴らしく、高性能なコンボDAC/ヘッドホンアンプとしてお勧めできます。

 

デザインからパフォーマンスまで、非常に多くの分野でよくできた仕事をした Sabaj に敬意を表します。

 

www.audiosciencereview.com

 

www.youtube.com

 

Sabaj A10dは、高価なDACと比較しても、クリーンでバランスの取れたニュートラルなサウンドを提供します。

 

このDACは、音楽を聴くのに最適な選択肢です。

 

低音は、優れた音の質感と細部までの詳細を備え、高音域はクリーンで広がりがあります。非常に迅速で、力強く、細かいニュアンスが聴き取れます。このDACは、低音域から中音域への移行がスムーズで、非常に自然で鮮明な音質を提供します。

 

中音域は、非常に詳細で、描写力があります。男性のボーカルや女性のボーカルにとても適しており、楽器の音も非常に自然です。

 

高音域は、非常に解像度が高く、広がりがあります。このDACは、非常に広い周波数帯域をカバーしており、音楽に対するニュアンスや詳細を非常に正確に再現します。

 

また、Bluetooth機能も備えており、安定した接続と高品質な音質を提供します。A10dの音質は、Topping DX5DX3+などの高価なDACと比較しても優れています。また、A10dはデザインも優れており、スタイリッシュで洗練された外観を持ち、使いやすさの点でも高く評価できます。

 

このDACは、音質、デザイン、使いやすさのすべてにおいて非常に優れた製品であり、高品質な音質を求める人にお勧めの製品です。

 

www.headfonia.com

 

Sabaj A10d 2022

 

www.youtube.com

 

 

まとめ

Sabaj A10d 2022は質実剛健でありながら洗練され、高級感のある機能美を感じさせるインダストリアルデザインの外観に、ハイエンドとして申し分ない音質を詰め込んだデスクトップ向けDAC/ヘッドホンアンプです。高級な機器の間に設置しても浮き上がらない、品位のあるデザインはほかの中国系ブランドとは一線を画します。

 

Sabaj A10d 2022

 

Bluetooth入力を備えているため、DAPやスマートフォンを介して音楽ファイルや配信サービスのサウンドを高解像でアクティブスピーカーやヘッドホンへと出力することができ、オーディオシステムの心臓部としてかなり使い勝手の良い機種と言えるでしょう。

 

Sabaj A10d 2022

Sabaj A10d 2022

【コラム】AIにオーディオ記事を書いてもらいました

Notion AI

Notion AI



今話題の文章作成AI「Notion AI」。

 

私も使い始めてすでに一部記事の作成に利用していますが、なかなか興味深いので今回はAIにオーディオ記事を丸投げしてみました。

 

まず最初の記事。

 

「おすすめの中華イヤホンランキングを作って」に対してAIが作った記事。

 

おすすめの中華イヤホンランキング

以下は、私が個人的におすすめする中華製のイヤホンのランキングです。

  1. KZ ZSN Pro X KZ ZSN Pro Xは、中華イヤホンの中でも特に人気が高い製品です。音質が非常に優れており、低音から高音までバランスよく再生されます。また、価格が非常に手頃でありながら、高品質な作りとなっています。もし中華イヤホンを初めて購入するのであれば、まずはKZ ZSN Pro Xを試してみることをおすすめします。
  2. QKZ VK4 QKZ VK4は、低音が強調されたサウンドが特徴的なイヤホンです。音質はKZ ZSN Pro Xに比べるとやや劣るものの、価格が非常に安く手軽に購入できることから、初めて中華イヤホンを購入する人にもおすすめです。
  3. TRN V90 TRN V90は、高音質が求められるユーザーにおすすめのイヤホンです。音の解像度が非常に高く、高音域の再生も非常にクリアであり、音楽のニュアンスを感じることができます。価格帯はKZ ZSN Pro XとQKZ VK4の中間くらいです。

以上が私がおすすめする中華イヤホンのランキングです。購入の際は、自分の好みや予算に合わせて選ぶようにしましょう。

 

単純に情報が古いですね。今こんなのおすすめしている記事があったら鼻で笑って終わりでしょう。

 

次は「最強イヤホンの選び方ガイド」を作ってもらいました。

 

最強イヤホンの選び方ガイド

イヤホンを選ぶ際には、以下の点に注目すると良いでしょう。

音質

イヤホンの最も重要な機能は音質です。音質は、イヤホンのドライバーサイズ、周波数応答、インピーダンス、感度などによって左右されます。高品質なドライバーや周波数応答の広いイヤホンを選ぶと、よりクリアで美しい音を楽しむことができます。

フィット感

イヤホンは、長時間使用することが多いため、フィット感も重要です。イヤホンの形状やイヤーピースのサイズによって、耳に装着した際のフィット感が異なります。フィット感が悪いと、音漏れや音質の劣化が起こることがあります。自分の耳の形状に合ったイヤホンを選ぶようにしましょう。

ノイズキャンセリング機能

イヤホンを使う場所によっては、周囲の騒音が邪魔になることがあります。そのような場合には、ノイズキャンセリング機能があるイヤホンを選ぶと良いでしょう。ノイズキャンセリング機能があるイヤホンは、周囲の騒音を取り除いて、よりクリアな音楽を楽しむことができます。

上記の点を踏まえ、最強のイヤホンを選ぶと良いでしょう。

最強イヤホン候補

おすすめのイヤホン機種としては、以下が挙げられます。

  • Sony WF-1000XM4
    • 業界最高峰のノイズキャンセリング機能を備えており、周囲の騒音をほとんど感じさせません。また、高品質なドライバーにより、より自然で詳細な音を楽しむことができます。
  • Bose QuietComfort Earbuds
    • ノイズキャンセリング機能が優れており、周囲の騒音を取り除いて音楽を楽しむことができます。また、イヤホン自体が軽量で、長時間の使用でも快適に過ごせます。
  • Apple AirPods Pro
    • ワイヤレス充電ケースにより、充電が簡単で便利です。また、ノイズキャンセリング機能に加え、透過モードも備えており、周囲の音を聞きながら音楽を楽しむことができます。
  • Sennheiser Momentum True Wireless 3
    • 高品質なドライバーにより、音楽をより詳細に再生することができます。また、スマートフォンとの接続が安定しており、音切れなどが少ないです。フィット感も高く、長時間の使用でも快適に過ごせます。

これらの機種は、音質、フィット感、ノイズキャンセリング機能などが高い評価を受けています。自分に合った機種を選び、より良い音楽体験を楽しんでください。

 

よく読むと内容は薄っぺらいですが、わりと読める記事ですね。とくにBose QuietComfort Earbudsの初代が軽量で快適というのはどうでしょうね。2代目ならわかりますが。

www.ear-phone-review.com

 

次は「セーフリスニングの重要性」について書いてもらいました。

 

セーフリスニングの重要性

セーフリスニングとは、相手の話を理解するためのスキルであり、聞き手が話し手の意見や感情を理解し、尊重することができるようになることを意味します。セーフリスニングは、コミュニケーションや人間関係の良好な構築において非常に重要な役割を果たします。

以下に、セーフリスニングの重要性について詳しく説明します。

1. コミュニケーションの質の向上

セーフリスニングにより、相手の話に対して真剣に耳を傾け、理解することができます。これにより、相手の意見や感情を正確に把握し、的確な反応を示すことができます。このように、セーフリスニングはコミュニケーションの質を向上させることができます。

2. 信頼関係の構築

セーフリスニングは、相手の話を理解し、尊重することができるということを示すための行動です。これにより、相手との信頼関係を構築することができます。信頼関係があることで、人間関係やビジネスの取引などが円滑に進むことができます。

3. 誤解やトラブルの回避

相手の話を正確に理解することができるセーフリスニングは、誤解やトラブルを回避するためにも非常に重要です。誤解やトラブルは、コミュニケーションが上手くいかないことが原因となることが多いため、セーフリスニングはそのような問題を解決するための有効な手段となります。

4. ストレスの軽減

セーフリスニングは、相手の話を聞くことに集中することでストレスを軽減する効果があります。また、相手の話を理解することで、自分自身の考え方や感情を客観的に見ることができ、自己理解の向上にも繋がります。

以上が、セーフリスニングの重要性についての説明です。セーフリスニングは、コミュニケーションや人間関係の良好な構築に欠かせないスキルであるため、日常生活やビジネスの場で積極的に取り入れることが大切です。

 

これは完全に捏造記事w

 

しかし、これは私がカタカナで指定したのが悪かったようで、ネット上では「SAFE LISTENING」とアルファベット表記が多いことに気づきました。

 

そこで改めて「SAFE LISTENINGの重要性」について記事を作ってもらうと……。

 

SAFE LISTENINGの重要性について

聴覚は私たちにとって非常に重要な感覚ですが、不注意な耳の使い方は聴力障害を引き起こす可能性があります。SAFE LISTENING(安全な聴覚)は、人々が音楽やその他の音を楽しむために、聴力を守る方法を提供するための重要な概念です。

以下は、SAFE LISTENINGの重要性を理解するためのいくつかのポイントです。

耳の中の構造

耳の中には、音波を感知し脳に伝えるために必要な細胞や神経があります。しかし、過剰な音量はこれらの細胞や神経を損傷させることがあります。

耳の損傷

長期間、高音量の音楽を聴くことは、聴覚の損傷を引き起こす可能性があります。このような損傷は、聴力の喪失や耳鳴り、頭痛、めまいなどの症状を引き起こすことがあります。

安全なリスニングの実践

安全なリスニングには、以下の方法があります。

  • 音量を下げる
  • 騒音の少ない環境で音楽を聴く
  • 長時間、高音量の音楽を聴かない
  • イヤホンやヘッドホンを使う場合は、適切なサイズを選び、適切に装着する

結論

SAFE LISTENINGは、聴覚を守るための非常に重要な概念です。適切なリスニング環境と方法を実践することで、聴力障害を予防することができます

 

かなり的確な内容です。これはそのままほぼ使えそうですね。

 

次は「Knowles Curveについて」の記事です。

 

このままAIに指定すると頓珍漢な答えが出てくるので、Notion AIにあらかじめKnowles Curveに関する関連文書を読み込ませたうえで、説明させてみました。

 

Knowles Curveについて

Knowles Curveは、ヘッドフォンの設計に関する新しい周波数曲線です。この曲線は、人気のある周波数応答の平均ではなく、より多くの高音が必要であることを示唆しています。この曲線は、高解像度イヤホンの音楽リスニング体験を改善するために、Knowles社が開発したものです。

通常、ヘッドフォンの設計には、Harman Curveと呼ばれるガイドラインが用いられています。Harman Curveは、人気のある周波数応答の平均を表し、この平均に近いサウンドシグネチャを持つヘッドフォンを生産することで、最も多くの人々がそのヘッドフォンを楽しめるという理論に基づいています。

しかし、Knowles社の調査によると、より多くの高音が必要であることが示唆されています。この調査では、Billboard Hot 100の過去20年間から選ばれた200以上のレコーディングを分析し、多くのイヤホンが再生できないほど高い周波数の音が含まれていることが判明しました。

この結果を踏まえ、Knowles社は、高解像度イヤホンの設計に最適な周波数曲線を開発しました。この曲線は、より多くの高音を必要とすることを示唆しており、より優れた音質を提供することが期待されています。

Knowles社の発表によると、この曲線を使用することで、耳の個人化アルゴリズムにも適用することができ、ユーザーの好みに合わせた最適な音質を実現することができます。

以上のように、Knowles Curveは、ヘッドフォンの設計において、より高音質な音楽リスニング体験を提供するための新しい周波数曲線です。

 

非常に的確ですね。これはほとんどそのまま使えそうな内容です。元文書は英語ですが、日本語で命令すると自動で日本語に変換してくれます。

 

Notion AIはかなり便利そうですね。

【物欲探訪】音も外観も美しい初音ミク限定モデル「Moondrop Aria Elven Maiden」

Moondrop Aria Elven Maiden

Moondrop Aria Elven Maiden

 

興味の赴くままにオーディオ製品を取り上げる「物欲探訪」。

 

今回取り上げる製品は中華イヤホンの人気ブランド「Moondrop(水月雨)」と初音ミクがコラボした夢のアイテム「Moondrop Aria Elven Maiden」です。

 

 

初音ミクファンならぜひ手に入れたい最高のイヤホン

この記事を書いている2023年2月現在、SONYストアでも初音ミクコラボモデルが絶賛注文受付中となっていますが、ボーカロイドの中でも初音ミクの人気は断トツで、数多くのコラボレーションが行われてきました。

 

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今回紹介するMoondrop Aria Elven Maidenは初音ミクと定評ある中華イヤホンが組んだというだけでなく、お値段的にも手に入れやすいという点でも魅力的な製品です。

 

Moondrop Aria Elven Maiden

 

美しいパッケージと外観

Moondrop Aria Elven Maidenはパッケージからファンを喜ばせてくれます。

 

初音ミクのイメージカラーである明るいミントグリーンと美麗なイラスト、金文字の高級感あるデザインで彩られた特別なパッケージは、飾っておきたいほどの出来栄え。

 

本体の外観も同じく明るいミントグリーンに、初音ミクを表す01の文字と竪琴がフェイスプレートにあしらわれています。

 

 

ちなみに私の個体はケーブルの調子がよくなかったので、Moondrop Line Kにリケーブルして使っています。

 

音質に定評あるベースモデル「Aria」

Aria Elven MaidenのベースモデルであるMoondrop Ariaはオーディオマニアの間でも音質に定評があるモデルです。

www.audio-sound-premium.com

 

サウンドバランスはHRTF(頭部伝達関数)とRoom Response Functionの周波数カーブに準拠したチューニングがされており、現代のレコーディングに最適化されています。広いサウンドステージとスムーズで滑らかで明るい音を持ち、ボーカルが非常に映えるアリア(独唱)の名にふさわしい音質を持っていると言えるでしょう。

 

高品質なLCP(液晶ポリマー)ダイアフラムを使っていることで、非常に低歪で透明感のあるサウンドを実現していることも特徴で、価格帯の一般的な水準を超えた解像感がもたらされています。

 

 

レビュー記事

www.audio-sound-premium.com

 

まとめ

Aria Elven Maidenはほとんどのショップで品切れしており、入手可能性はやや低くなっていますが、まだAliexpressで取り扱いがあります。為替が多少落ち着いたこともあり、通常版Ariaの日本国内価格とほぼ変わらない値段で購入することができるため、興味がある人は手に入れておくといいかもしれません。日本国内では売ってないレアアイテムです。

 

Moondrop Aria Elven Maiden Special Edition

Moondrop Aria Elven Maiden Special Edition

$79.99

 

 
 
 
 
 

 

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【物欲探訪】聴覚保護機能付きの耳をふさがない子供用空気伝導イヤホン「FIRSTCHOICE TYEA1 子供用空気伝導イヤホン」

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気伝導イヤホン

 

興味の赴くままにオーディオ製品を取り上げる「物欲探訪」。

 

今回は耳をふさがず周囲の音が聞こえるために安全、最大85dBのセーフリスニング機能も付いた子供用の空気伝導イヤホンを紹介します。

 

 

商品紹介

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

 

「子供にヘッドホンをさせたいのですが、周りの音が聞こえないのではないかと心配です。」

「オンライン授業が増えたので、子供にヘッドホンを使ってもらいたいのですが、ちゃんとこちらの声も聞こえるのがいいです。」

 

そんな悩みを抱えている親御さんは多いはず。

 

そんなお悩みをFIRSTCHOICE 子供用 耳を塞がない 開放型 空気伝導イヤホンが解決します。

 

耳のそばにつけるだけの「開放型イヤホン」は、従来のイヤホンと異なり耳をふさがずに音を届けるので、周りの大人の声や音が聞こえて安心します。

 

最大音量は85dB以下になるように制限が加えられており、お子様の聴覚を保護します。

WHOがこのほど世界に提示した国際基準は国際電気通信連合(ITU)と共同で策定した。それによると、聴覚障害にならない安全な音のレベルの目安は、大人で音量80デシベル、子どもは75デシベルをそれぞれ1週間に最大40時間とした。

scienceportal.jst.go.jp

 

オンライン授業でイヤホンを装着して音声を聞くことで、子どもたちはより集中して学習効率を向上させることができます。

 

他の家族の仕事や休息に影響を与えません。

 

ご覧のように耳に引っ掛けるだけで装着完了なので、子供でも簡単に使用できです。しかも軽いので全然負担にならないです。


耳に引っ掛けるのでワイヤレスイヤホンのように落とす心配がないのもポイント。どんだけ動き回っても落ちる心配がないから、子供のスポーツ、ウオーキング、サイクリング、ジョギング、登山、ランニング、通学、通勤使用に適しています。

 

BluetoothイヤホンはIP55防水設計により、ランニングなどで汗をかいた際はもちろん、急な雨に降られた場合でも安心して使用できます。


5分間の接続なし、自動シャットダウンなので、シャットダウンを忘れても、バッテリーがすぐになくなる心配はありません。


子供の頭の形に合わせて特別に設計されていますが、大人でも使用できます。

 

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

 

製品の特徴

  • 【オンライン授業最適&高音質】FIRSTCOICE子供用イヤホンは、世界保健機関(WHO)が子供に推奨する最大音量レベルに基づいて出力音圧レベルを85 dBに制御されています。4~15歳の子供におすすめ、子供の聴覚を効果的に保護します。高音質キッズイヤホンは通話用マイク搭載のため、チャットはもちろんオンライン授業でも臨場感あふれる音質で楽しむことができます。また、普段メガネを掛けている方は、メガネとイヤホンが干渉しないです。
  • 【超軽量な子供向けデザイン】ワイヤレスイヤホンはオープンイヤー デザインで、オンライン授業を受けながら周りの大人の声を聞くことができ、耳を差し込まれることによる圧迫感や閉鎖感から解放させて、安全性と快適なリスニングを実現します。重さは約30gの軽量設計です。長時間着けたままでも疲れにくい、軽く自然な装着感を実現します。子供の頭のために設計されており、超強力形状記憶金属を使用し、耐久性と耐加工性に優れ、10,000回曲げても変形しません。
  • 【Type-C 充電&10時間のバッテリー持続】ワイヤレスイヤホンは大容量バッテリーで、10時間の連続再生が可能です。従来のマグネット式充電と比べて、空気伝導イヤホンは、USB Type-C 充電ポートを採用し、充電時にマグネット部分が熱くなることを解決します。また、充電器を紛失して充電できなくなる心配もありません。(ご注意:再生時間は充電時間、音量調整、再生内容、使用環境、個人使用習慣、接続デバイスなどによって異なる場合があります。)
  • 【簡単操作&自動ペアリング】自動ペアリング技術により、初めてスマホとペアリングした後、次回から自動的に接続できます。このワイヤレスイヤホンは二つのボタンだけを搭載されて、片手で簡単に「音楽再生/一時停止、曲送り、曲戻し、音量上げ、音量下げ、電話を受ける/切る/終了」をコントロールできます。優れた互換性、スマートフォン、PCやタブレット、ポータブルミュージックプレーヤーなどのBluetooth接続をサポートした幅広い機器で使用が可能です。
  • 【安心保証とアフターサービス】耳掛け式スポーツイヤホンはbluetooth5.3チップが搭載され、消費電力、データ転送速度、接続の安定性が一新にして、通信問題や音飛び、途切れにも一新に改善されます。当店は間違いなくすべてのお客様に最高品質の製品と最も満足のいくサービスを提供します。ご使用の際に、ご質問やご不明な点がございましたら、アマゾンを通じて弊社に連絡してください。24時間以内に返信いたします。

 

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン
FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン
FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン
FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

 

パッケージ

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン
FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

 

ビルドクオリティ

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

 

装着例

FIRSTCHOICE TYEA1

FIRSTCHOICE TYEA1
FIRSTCHOICE TYEA1
FIRSTCHOICE TYEA1

 

操作方法

電源ON +ボタンを3秒長押し
電源OFF

+ボタンを3秒長押し

5分間入力がないと自動で電源OFF

ペアリング +ボタンを長押ししながら電源ON
曲再生 +ボタンを1秒長押し
再生停止 +ボタンを1秒長押し
音量を上げる +ボタンを1回クリック
音量を下げる +ボタンを1回クリック
通話応答 +ボタンを1秒長押し
通話終了 +ボタンを1秒長押し

 

音質

空気伝導イヤホンでは珍しくないですが、音質はかなりハイ上がりです。

 

オーディオステータス

FIRSTCHOICE TYEA1

 

まとめ

FIRSTCHOICE TYEA1は85dBまでの音量制限が加えられた聴覚保護機能など、わりと考えられて設計されている製品のようです。

 

FIRSTCHOICE 子供用空気電動イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気伝導イヤホン

FIRSTCHOICE 子供用空気伝導イヤホン

 

 
 
 

 

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【物欲探訪】Fosi Audio TB10D:4Ω時最大300Wパワー(片側)を謳うDクラスパワーアンプ

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

 

興味の赴くままにオーディオ製品を取り上げる「物欲探訪」。

 

今回は、Fosi AudioのD級パワーアンプ「Fosi Audio TB10D」を取り上げます。

 

www.youtube.com

 

Fosi Audio TB10Dの特徴

  • 【600W出力パワーアンプ】 Fosi Audio TB10Dは、最大600ワットの出力で、家庭用オーディオサウンドシステムを構築するために簡単にインストールできるアナログ入力(RCA)クラスDオーディオアンプです。お気に入りの曲を楽しく再生したい場合は、ミニステレオアンプが最適です。
  • 【TI TPA3255高性能チップ】TI TPA3255高性能クラスDパワーアンプチップを採用し、真のプレミアム音質を実現しています。高度な統合フィードバック設計と独自の高速ゲートドライバーエラー訂正(PurePath Ultra-HD)を備えています。このテクノロジーにより、オーディオ帯域全体での超低歪みと優れたオーディオ品質が可能になります。このデバイスはADモードで動作し、最大2 x 315 Wを10%THDの4Ω負荷に駆動し、2 x150Wを8Ω負荷にクリップ解除して駆動できます。
  • 【家庭用Hi-Fiアンプ】高効率の2.0CH300Wx2デスクトップパワーアンプは、ほぼ家庭用の大型パッシブブックシェルフスピーカーを駆動でき、最高の音質を保証し、コンピューター、DVD、CDプレーヤー、PC、ラップトップ、テレビなどのほとんどのサウンド機器と互換性があります。
  • 【小型ながらパワフル】低音、高音、音量調節を備えたミニクラシックでシンプルなデザイン。 背面には、生線も受け入れることができるバナナプラグコネクタがあります。

 

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D
Fosi Audio TB10D
Fosi Audio TB10D
Fosi Audio TB10D
Fosi Audio TB10D
Fosi Audio TB10D

 

Fosi Audio TB10Dの技術仕様

  • 電源アダプタ:32V / 5A
  • DC入力範囲:18-48V
  • 対応インピーダンス:2Ω-8Ω
  • 最大出力:300W x 2
  • THD:≤0.3%
  • 周波数範囲:20Hz〜40kHz(±1dB)
  • S/N比:≥90dB
  • 入力感度:≤600mV
  • 入力モード:RCA

 

パッケージ

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

 

ビルドクオリティ

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

 

サイズ感としてはかなりコンパクトです。同じアンプチップを使っている「AIYIMA A08 Pro」と比べると、奥行きは少し長いですが、全体的に非常にコンパクトなモデルになります。

 

Fosi Audio TB10D

Fosi Audio TB10D

 

海外レビューの紹介

100ドル以下のステレオアンプに完璧な性能を求めることはできません。しかし、これまでにテストしたアンプの平均に近い健全なパワーを発揮してくれることを期待します。その点、Fosi Audio TB10Dは、それを実現しています。寝室や作業場など二次的な用途でアンプが必要な場合、TB10Dは1、2回の夕食代もかからない非常に良い候補となるでしょう。

 

私はFosi AudioのTB10Dアンプを推薦します。

 

 

www.audiosciencereview.com

 

まとめ

パーソナルな空間で使えるコンパクトなパワーアンプを求めている場合、Fosi Audio TB10Dは手軽に使える便利な選択肢です。抜群の機種というわけではありませんが、コスパは多くの人にとって、おそらく標準以上です。

 

出力は4Ωスピーカーで最大300Wを謳っているものの、実用的な水準は100W以下です。また同じアンプチップを使っているAIYIMA A08 Proに比べて全体的なスペックでは見劣りし、価格の標準的な選択肢になります。入出力もシンプルな構成で、特別な機能はなく、リモコンもなく、きわめて単純な構成のパワーアンプです。

 

音質水準では理論的にはレコードは言わずもがな、CDレベルにほぼ対応できるダイナミックレンジを実現しており、価格帯では不足はありません。

 

ほとんどの人の日常使用において不満は出ないと思われますが、もうちょっと機能面や音質、なにより外観にこだわりたいという人は2倍の値段を出してAIYIMA A08 Proを検討するのが良いでしょう。同じアンプチップを使っているため、音質の傾向は非常に似ており、全体的なスペックはAIYIMAのほうがよりよい仕様を実現しています。

 

 

 

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【特集】イヤホン・ポータブルオーディオについての基礎知識記事コレクション

イヤホン・ポータブルオーディオについての基礎知識解説記事コレクション

 

この記事ではこれからポータブルオーディオを本格的に楽しみたいと思っている入門者や中級者までの読者に役立つ、とくにイヤホン関連の基礎知識解説記事をまとめています。

 

 

最も大事!駆動についての基礎知識を身につけましょう

イヤホンの性能を効果的に引き出すためには、駆動性(イヤホンと音源機器の相性のようなもの)についての理解が欠かせません。駆動に関する必要な知識を手に入れることで、ヘッドホンやイヤホンの性能を引き出すヘッドホンアンプデジタルオーディオプレーヤー選びで不適切なマッチングを避けることができます。駆動は適切なオーディオチェーンを構築するための最も重要な基礎知識です。

 

初心者が最も躓きやすいと思われる駆動のあれこれ(主にアンプ選び)については以下の記事を参照してください。

 

 

リケーブル沼(電線病)は初心者が陥りやすい罠です

また駆動に関連して、初心者がもっとも陥りやすい罠の一つがリケーブル沼(あるいは「電線病」ともいう)です。実際には多くのポータブルオーディオチェーンでリケーブルは全くと言っていいほど音質効果をもたらしません。つまり、音質改善を期待してケーブルにお金をかけるのは基本的に無駄です。このことを知らないと、不必要な投資を延々と続けることになり、本当に音質改善につながるところに使うべきお金をどぶに捨てることになるでしょう。

 

リケーブルの科学的に正しい原理の説明と、適切なリケーブル製品の選び方についての知識については以下の記事を参照してください。

 

 

現実的な使用状況では、リケーブルより装着感のほうがイヤホンやヘッドホンの音質に実際にはるかに重大な影響を及ぼします。つまり、より良い音を聞きたいと思った場合、リケーブル製品に金を払うより、イヤーチップやイヤーパッドに投資するシナリオの方が多くの場合現実的で確実な効果が見込める選択になります。

 

そして、イヤーチップ製品は一般的にリケーブル製品よりはるかにリーズナブルな価格で提供されているため、少なくとも音質改善を期待する場合、リケーブル製品を買うことはハイリスク・ローリターンの負け組投資のようなものになります。

 

リケーブル製品は基本的にケーブルが断線した時の予備であったり、接続方法や取り回し、タッチノイズの有無などの使い勝手や見た目を改善するためのものです。

 

 

リケーブル製品については以下の記事で代表的な製品を確認できます。

 

 

イヤホンのメンテナンスや保管方法について知りましょう

イヤホンのメンテナンスや保管は長期的に音質を維持するために非常に重要です。以下の記事でイヤホンのメンテナンスについて必要なものと基本的な知識について知ることができます。

 

 

 

ドライバーの違いについて学びましょう

イヤホンについて詳しくなってくると気になってくるのが使用されているスピーカー部分のドライバーの違いです。これについては以下の記事で概要を確認できます。

 

 

 

エイジング(エージング、バーンイン)について

イヤホンを集めていくと、そのうちエイジングの重要性を力説するような人や説明に出会うかもしれません。実際にそれを重視すべきかどうかについて、以下の記事を参照してください。

 

 

 

価格はイヤホンの音質判断にほとんど全く役に立たないことを知りましょう

オーディオ初心者が抱きやすい最大の迷信の一つが「オーディオ製品は価格が高いほど音が良い」というものです。しかし、これまで実際に行われてきた製品の科学的調査研究に基づくと、イヤホンやヘッドホンの価格と音質の間には基本的に相関関係がありません。つまり、私たちの周りには低価格でも優秀な製品と、高価格でも優秀とはとても言えない製品が常に相当な割合で存在しています(もちろん価格に見合うと言える製品もたくさんあります)。

 

この事実を知らないと、高いコストを払っても好みの製品が見つからない、いわゆる「オーディオ沼」にはまることになるでしょう。高い価格のものほど音が良いという迷信に囚われてしまうと、価格の高い方ばかりで選ぶようになり、低価格帯にも「より自分好み」の優秀な製品がある確率は実際には相当に高いという当たり前の事実に気づくことができなくなります。つまり、こういう人は選択範囲を自ら狭めて墓穴を掘るタイプです。無駄に高いお金を払っては一向に良い製品に出会えない状況になるのです。

 

こうして沼にはまり、無駄な出費を続ける人がどんな趣味でも一定数はいます。「これが最高の製品だ」と言っていた数か月後(極端な場合は数日後)に、また別の製品を「最高だ!」と言っている人をこの界隈では容易に見つけることができるということはご存じかと思います。これらの人々は典型的なオーディオ初心者(あるいは情報弱者)と言えるでしょう。

 

こういう人は大抵「一定以上の値段の機種になると、差が少なくなって音質の違いがわからなくなる。高価格帯の方が音質差が少なくなり、音の良し悪しの判別が難しくなるのだ」とか全く科学的根拠のない妄言を吐いているのですぐわかりますが、実際はただ単に音の違いが判らないだけです。私のレビューをいくつか読めば、高価格帯であっても個々の製品の音質差は実際には非常に大きいことがわかるでしょうし、これから紹介する記事で言及する先行研究も同じことを確認しています。

 

出費額以外にこれといったところのない、音質差すら認識できなくなってしまう、こういう残念な人にならないために、ポータブルオーディオ製品の選択姿勢における科学的知識に基づく根本的な基礎哲学を身につけましょう。これについては以下の記事を参照してください。

 

 

本当にオーディオを楽しむのに必要なこと、それはたとえば5000円以下で買える「Moondrop CHU」のような製品と20万円以上もする「ULTRASONE Saphire」のようなイヤホンを価格をニュートラルにして評価するという意識と評価できる実力と知識を養成することです。

 

私は普段からCHUや「JVC HA-AE5T」を愛用していますし、同じようにより高価な「OpenAudio Mercury」や「YAMAHA HPH-MT8」も頻繁に使っています。それはこれらの製品を同列に扱える知識を持っており、そのどちらも優れていることが理解できるため、私はそれを心から愛し、それらに満足させられているからです。

 

もし私が価格というくだらない指標にこだわっていたら、CHUやJVC HA-AE5Tのようなイヤホンを使っていることに引け目を感じたり、それを必要以上に劣ったものと考えてしまうかもしれません。私はそれらの良さを理解しているので、そういう偏見に囚われた人がオーディオ人生のかなりの部分を損しているだろうことをかわいそうに思います。知識を手に入れることにより、価格に騙されずに本当に良い製品を見つけることができるようになるのです。

 

イヤホン・ポータブルオーディオについての基礎知識記事コレクション

 

オーディオライフを本当に楽しむのに最も必要なもの、それは価格という最も悪い指標に囚われない精神を持つことです。価格で製品を考え始めた途端、その人はオーディオの本当に楽しい奥深い部分のほとんどを捨てることになるでしょう。私はこれまで、低価格で信じられないほど豊かな音質の製品を多く発見して驚き、高価格でひどい音の製品に多く向き合ってきて、価格で製品を選ぶことがいかにオーディオライフに悪影響を及ぼすかを身をもって理解しました。

 

一方で、音質面でのパフォーマンスを追求せずに諦めて堕落し、無駄に漆塗りを施したり、ケーブルに絹糸を通してみたり、高価な仕上げをして見た目をよくして値段を吊り上げるようなハイエンド製品のバカらしさには毎回失笑を隠せません。オーディオ的に本当に意味のあるハイエンド製品とは本来、たとえばアキュフェーズがやっているようなことを丁寧におこなって、良い音を数十年の長期にわたって使える、子々孫々まで受け継げるような価値ある製品を生み出すことであり、伝統工芸品もどきを作ることではありません。

 

数千円の製品に劣るような音質の製品に金箔を施したって、音が良くなるわけではありませんからね。最近の価格が高いポータブルオーディオ製品は大抵こういう無駄に値段を吊り上げているものばかりです。

 

まとめ

当ブログでは皆さんが非常にリーズナブルな出費で自分に合う製品を見つけ、長く楽しいポータブルオーディオライフを送れるよう後押しをするために、正しいオーディオ知識の発信にこれからも邁進していく所存です。

 

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【物欲探訪】AIYIMA A08 Pro:コンパクト&パワフルな好コスパD級パワーアンプ

AIYIMA A08 Pro

AIYIMA A08 Pro

 

興味の赴くままにオーディオ製品を取り上げる「物欲探訪」。

 

今回は、数多くのDAC、アンプ製品を展開していることで知られるAIYIMAからリリースされた最新のD級パワーアンプ「AIYIMA A08 Pro」を紹介いたします。

 

1万円台で最大出力300Wを実現しているというコンパクト・好コスパが噂されているパワーアンプです。

 

www.youtube.com

 

AIYIMA A08 Proの特徴

  1. ユニークで驚くべき組み合わせ:VUメーターを備えたA8 Proアンプをこのようなミニサイズで全体に統合し、HiFi音楽を楽しむと、ヴィンテージ感のある暖かい光の中でポインターが踊り、オーディオシステム空間をダイナミックに飾ります。
  2. トーンコントロール付きのHiFiクリアサウンド:共鳴回路と簡潔な配線により、ノイズのない暖かく甘いサウンドが実現されています。また、高音と低音のノブを使用して、自分の好みのサウンド スタイルを調整することができ、HiFi ミュージックに刺激的な高音と深い低音を提供します。
  3. 強力な出力電力と低周波出力:TPA3255チップを採用し、各チャンネルは300W(4Ω)を出力でき、3〜8Ωのすべてのパッシブスピーカーを完全かつ簡単に駆動し、低周波出力を追加してアクティブスピーカーを簡単に接続し、2.1チャンネルを構築できます。このシステムにより、低音効果が大幅に強化されます。
  4. Bluetooth 5.0オーディオワイヤレスHD伝送:Qualcomm QCC5125チップを採用し、外部アンテナを備えたワイヤレス音楽ストリーミング技術により、10mの伝送距離を実現し、SBC\AAC\APTX\APTX-LL\APTX-HD\LDACの様々なコーデックをサポートしています。
  5. わかりやすい実用的な機能:アルミニウム合金ケースは特別に設計されており、デスクトップスペースを飾るためにクールでユニークです。

 

AIYIMA A08 Proの技術仕様

  • 製品名:A08 Pro TPA3255 アンプ 300W
  • チップセット:TPA3255+QCC5125+CS4344+NE5532P+CD4052
  • Bluetooth チップ:QCC5125
  • Bluetooth バージョン:5.0
  • 対応プロトコル:SBC\AAC\APTX\APTX-LL\APTX-HD\LDAC
  • 出力電力:300W×2(4Ω負荷)
  • スピーカーインピーダンス:4-8 オーム
  • チャンネル出力:ステレオ出力(左右チャンネル)
  • 動作電源:DC 24-48V、5A以上
  • 高音と低音:±6db
  • 信号対雑音比:≥104db
  • 入力感度:0.775V
  • 周波数応答:20-20Khz (±1db)
  • 入力モード:RCA / ブルートゥース
  • 音声入力対応機器:携帯電話、タブレット、パソコン、MP3、TVなど
  • 出力: RCA---パッシブスピーカー、AUX --- アクティブスピーカー/アクティブサブウーファー/パワーアンプ
  • サイズ:縦123×横152×高さ40mm(ツマミ、突起部除く)

 

AIYIMA A08 Pro

AIYIMA A08 Pro

AIYIMA A08 Pro

AIYIMA A08 Pro

 

パッケージ

 

ビルドクオリティ

AIYIMA A08 Pro

AIYIMA A08 Pro

AIYIMA A08 Pro

AIYIMA A08 Pro

AIYIMA A08 Pro

AIYIMA A08 Pro

 

同じブランドのDACプリ&ヘッドホンアンプ「AIYIMA T8」と一体化して運用できるよう、デザインされています。

 

AIYIMA A08 Pro

 

設置例

かなりコンパクトなので、大きめのスピーカーと組み合わせるよりは小さめのシェルフスピーカーと合わせると、個人的にはしっくりきます。もちろん出力的にはかなりパワフルで、大きめのスピーカーが鳴らせないわけではありません。

 

Victor SX-WD9VNTあたりがちょうどよいサイズ感のように思えます。

 

AIYIMA A08 Pro

 

海外レビューの紹介

音質

本題に入りましょう。つまり、傑出した音ではないにせよ、素晴らしい音です。しかし、結論を急がないでください。私は一般的にD級アンプの音は好きではなく、ここでも私のSymAsymをローボードから追い出すようなアンプではないでしょう。

 

しかし、それも十二分に不公平な比較なので、本質的なことに限定して説明します。音は私にとってはクリーンですが、私の他のD級アンプと同様に、クールで少し無感情な音と表現できます。TPA3255は、アンプの心臓部です。高域はややシャープな味付けで、中域は逆にやや抑え気味です。低域のバランスもよく、きちんとしたローエンドを実現しています。

 

これで音楽を聴くのは本当に楽しく、特にエレクトロやポップスは最高です。映画音楽とジャズの音も大丈夫ですが、すでに指摘したような弱点を感じます。エモーショナルな曲は、いつも通りには聴こえず、大音量(~50%)でないと効果が伝わりません。しかし、真空管プリアンプ+クラスDアンプの原理は、すでにAIYIMA T9で優れた効果を発揮しているので、AIYIMA T8を付け加えることで、音をもう少し改善することができるでしょう。

 

音の良さだけでなく、A08 Proには欠けている複数のデジタル入力オプションやリモートコントロールがほしいという可能性もあるでしょう。しかし、私が持っている他のデジタルアンプと比較すると、この製品の低音がきれいなことに気がつきました。私の他のD級アンプでは、ここまでレベルを上げることはできません。TPA3255のドライな感じも、Dクラスのいつもの弱点がきちんと出ている印象です。

 

THDも100Wまでは非常に良好な水準にあります。

 

www.chinahandys.net

 

 

まとめ

AIYIMA A08 Proは最新のD級アンプらしいよくまとめられた効率の良いパワーアンプです。海外のレビューでのTHDの測定値も非常に優秀で、4Ωでも8Ωでも100Wまでの出力では十分な高音質を期待できるでしょう。

 

欠点としては、リモコンが付属しないこと、Bluetooth入力をOFFにできず、つねにアナログ入力に優先されることでしょうか。また300Wの最大出力で使用することは推奨されず、実用的な水準は最大100Wのようです。家庭内の使用であれば、100Wもあれば普通は十分でしょう。

 

AIYIMAらしくレトロでアナログ的なデザインにこだわった外観は非常に美しく、この点でToppingやS.M.S.Lといったライバルたちとは違う風味を持っています。低予算で実用的な性能を備え、コンパクトで場所をとらず、ノスタルジアの感じられるデザインのアンプを求めているなら、AIYIMA A08 Proを候補として検討する価値は十分にあるでしょう。

 

 

 

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【Linsoul】イヤホンメンテナンスガイド

Tips on IEM Maintenance

Tips on IEM Maintenance

 

 

私たちが音楽を楽しむために欠かせないイヤホン。イヤホンを最高の状態に保つことは、衛生面でもオーディオの信頼性でも良いことです。イヤホンを大切に使うことは、その寿命をさらに長くすることにもつながります。

 

この記事では皆様のお気に入りのイヤホンを長く使えるようにするために、日々のイヤホンメンテナンスについて解説します。

 

収納ケースを利用する

イヤホンの適切な保管は、最初の防衛線です。

 

適切な収納ケースに入れて持ち歩くことで、イヤホンが潰れたり曲がったりするのを防いでくれます。また、日光や風など、ヘッドホンの素材に負担がかからないよう、ある程度保護することができます。

 

BLON BL-B60
Tripowin Indigo Blue Case

 

Tripowin Indigo Leather Round Case for HiFi In Ear Earphone, Audiophile, Musician

 

 

 

BLON BL-B60
TinHiFi Case

 

TinHiFi storage case for earphones, eartips, music player, USB cable and so on

 

 

 

BLON BL-B60
TANGZU Leather Case

 

High Quality TANGZU Rectangular Leather Case for In Ear Earphones,Eartips, cable 

 

 

 

BLON BL-B60
Linsoul Case

 

High Quality Linsoul Case For Earphone and Cables, Dust-proof and Water-resistant

 

 

 

イヤホンとケーブルを清潔に保つ

イヤホンやケーブルに付着した油分、耳垢、ホコリなどを綿棒やコットンパッドなどの乾いた柔らかい道具で拭き取り、使用後は常に最適な状態に保ってください。耳垢の蓄積は、イヤホンの性能を低下させる原因であることが多いのです。イヤホンからイヤーチップを取り外し、必要に応じてクリーニングツールを使ってノズルに付着した耳垢を除去してください。


※鋭利なもの、または破損の可能性のある材料や道具の使用は避けてください。

 

イヤホンメンテナンスガイド

 

乾燥状態に保つこと

汗や湿気はイヤホンの敏感な電子部品に影響を与える可能性があるため、液体や高湿度への暴露は避ける必要があります。イヤホンは乾燥した埃のない環境で保管してください。必要に応じて乾燥剤パックを使用しましょう。また、イヤホンを極端な高温にさらさないよう気を付けてください。

イヤホンメンテナンスガイド

 

HAKUBA 防湿用品 ジャンボ カビ・ストッパー P-825

HAKUBA 防湿用品 ジャンボ カビ・ストッパー P-825
HAKUBA 防湿用品 ジャンボ カビ・ストッパー P-825

 

 

 

 

 

ケーブルの適切な使用と保管

私たちの多くは、ケーブルを適切に保管していないため、早期摩耗や破損につながります。ケーブルが絡まったまま放置しないでください。イヤホンや音楽再生機器にきつく巻き付けたり、ケーブルを地面に向かってぶら下げたりしないでください。ケーブルは、イヤホンや音楽再生機器にきつく巻き付けたり、地面に向かってぶらぶらさせたりせず、非常に緩く円形に、中のケーブルに負担をかけないように、かつ、ケーブルが絡まないような順序で巻き付けます。緩く巻いたら、ツイストタイやヘアクリップで留めてください。ケーブルコネクターの手入れをしっかり行い、ケーブルを頻繁に交換することは避け、作業中は特に気をつけましょう。

 

まとめ

イヤホンのメンテナンス方法を学ぶことは重要です。適切なケアはそれほど難しくなく、イヤホンの寿命を何年も延ばし、頻繁に買い替えるコストを節約し、長く使えるようにすることで、より良いリスニング体験が持続することになります。

 

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【コラム】美しく均整の取れた音色で大人気!「Open Audio Mercury」の海外レビューまとめ

Open Audio Mercury

Open Audio Mercury

 

日本や欧米ではあまり知られていませんが、中国大陸では大ヒットしており、評判の高い中華イヤホン「Open Audio Mercury」の海外レビューをまとめて紹介します。

www.ear-phone-review.com

 

OpenAudio Mercuryの特徴

  • 5ドライバーハイブリッド構成
  • 9.2mmPUソフトサスペンション・ダイナミック・ドライバー
  • 4基のバランスド・アーマチュア・ドライバー
  • 全く新しいクイックサンド・プロセスによる革新的な設計
  • 高品質のケーブル
  • 高解像度の透明度と鮮明なボーカル、自然なサウンド
  • 快適な装着感
  • 3チャンネル3周波分割

 

OpenAudio Mercuryの技術仕様

  • インピーダンス:8Ω(@1kHz)
  • 歪み:<0.1%@(1kHz)
  • 感度:110dB SPL(@1mW)
  • 周波数応答:5Hz-40kHz

 

OpenAudio Mercury

 

5ドライバー・ハイブリッド構成

OpenAudioは、長年の研究の結果、フラッグシップモデルに5ドライバーハイブリッド構成を搭載しました。新開発の9.2mmPUダイナミックドライバーと、カスタムチューニングされた高性能バランスド・アーマチュアドライバー4基を搭載しています。プロ仕様の3ウェイ周波数クロスオーバーを搭載し、圧倒的なサウンドパフォーマンスを実現します。ダイナミックドライバーはスピード感のある低音域を生み出し、中音域にデュアルBAドライバー、高音域にデュアルBAドライバーを搭載しています。

 

クイックサンド・デザイン・テクノロジーによるユニークな外観

OpenAudioは、Mercury IEMの美しいイヤーシェルをアーティスティックにデザインしています。流砂のデザインにならい、一組一組のフェイスプレートに複雑でカラフルなドローイングが施されています。流砂をイメージした複雑でカラフルなドローイングを施し、美しいテクスチャーを表現しています。

 

OpenAudio Mercury

 

ハイクオリティサウンドと高音質ケーブルの組み合わせ

OpenAudio Mercuryには、新品の高品質なケーブルが同梱されています。ケーブルは4芯で、各芯に8本の高純度ワイヤーを使用しています。このケーブルは、サウンドパフォーマンスを最適化し、ユーザーの皆様に本物の体験をお約束します。

 

快適性を追求した設計

Mercuryのイヤーシェルは耳介・外耳道サンプルの質量データから深く研究し、設計されています。外耳道への圧力を軽減し、快適な装着感を実現するために、空洞と通気孔の設計を最適化しました。また、周囲の騒音からの遮断性も高めています。

 

OpenAudio Mercury

 

パッケージ

Open Audio Mercury
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Open Audio Mercury
Open Audio Mercury

 

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ビルドクオリティ

Open Audio Mercury

Open Audio Mercury
Open Audio Mercury

Open Audio Mercury

Open Audio Mercury

Open Audio Mercury

Open Audio Mercury

 

装着サンプル

Open Audio Mercury

Open Audio Mercury
Open Audio Mercury
Open Audio Mercury

 

 

海外レビューの紹介

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テストした後、Mercuryは確かにポップボーカルを聴くために非常に優れた音質を実現していると結論付けることができます。ダイナミックドライバーとバランスドアーマチュアドライバーのハイブリッドサウンドシステムを使用して、完全かつ繊細なボーカル、衝撃的に強力な低域、高周波はまた、分析リスニングに堪える包括的な感覚をもたらすことができ、ヨーロッパとアメリカのポップス、さらに香港と台湾のアジアンポップスを聞くのが好きな人には非常に適していると言えます。また、Mercuryの仕上がりと外観は完全にその価格のポジショニングに見合っており、トップストリームに属します。

 

zhuanlan.zhihu.com

 

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これまでMercuryのボーカル再現性を褒めすぎたかもしれませんが、高音域と低音域のダイナミックな解像度を項目分けして子細に分析すると、Mercuryは4,000元の価格で完璧なイヤホンではないかもしれません。Mercuryは実際には奥行き感や滑らかさなどで問題を抱えています。一部の上位クラスのイヤホンと比較すると、高域と低域の倍音が十分に繊細に表現されず、トラックの全体的な再生に偏りがあります。しかし目を引くのは、Mercuryのチューニングが5ドライバーの能力を真摯に最大限に反映し、偏りのない音を実現していることで、フラッグシップとして高い人気にふさわしいと言えます。高度なHiFiオーディオ品質を実現し、情熱的なポップス向きのサウンドで、少なくともこの価格では、Mercuryはほぼベンチマークのイヤホンと言えると思います。

 

baijiahao.baidu.com

 

 

OpenAudioが経験から学び、独自の明確な目標を持っていることは間違いありません。Mercuryは確かにこの価格帯における完璧な答えであり、個人的な好みの点でも、最も好評を博すだろうと思えるイヤホンです。この価格帯のキープすべきモデルとして個人的にプライベートモデルを1ペアを作ったほどです。ポップスのレパートリーは現在の私の主流であり、チューニングは私のリスニングトレンドと非常に合っています.........。そして流砂のモチーフの外観デザインは非常に美しいです。


www.zfrontier.com

 

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いよいよ結論です。 手に入れた当初は主にM7で長く聴いていたので、公式で言うところの「ポップス向けフラッグシップ」だとしばらく思っていました。強調されたポップス向けの色づきを加えるサウンドチューニングは、低価格帯に多いのですが、高価格帯になると、万能性が重視されてくるためにニュートラルな表現になることが多いのではないでしょうか。

 

しかし、このMercuryは、高価格帯で最高のポップサウンドを聴かせてくれる巧妙な音作りがされており、ソロポップス好きの私に新しい選択肢を与えてくれましたし、ポップソング好きな方がここにいれば、きっとあなたも一聴しただけでその音に惚れ込むでしょう。こんなありきたりな超懐メロオヤジの私でも、その若々しい音に深く感銘を受けてしまいました。

 

手持ちの他のフロントエンド(上流機器)と組み合わせて聴いてみたのはつい最近のことですが、このイヤホンのポテンシャルは、前項で紹介したいくつかのフロントエンドにつないだときのような「ポップ」だけではないことに気づきました。このイヤホンは本当に押し出しがよく、小さなテールでも簡単にドライブでき、きちんとマッチングすれば、いわゆるニュートラルなバランスの万能サウンドも、簡単に実現することができます。

 

baijiahao.baidu.com

 

WeChatのグループチャットをときどき開いたときに、このイヤホンの話題をよく見かけます。ほとんどの友達がイヤホンについて私に尋ねるとき、「万能性」と「人気」という言葉がかなり頻繁に出てくることがわかってきました。

 

これはMercuryが人気である理由を説明するものです。Mercuryがこれほどまで継続的に話題を集め続けていること、そして、その口コミの一貫した好評価の背景は、音作りに確かなチューニングが存在していることに起因しています。

 

以前にも質問を受けましたが、市場でここまで人気を集めるイヤホンはあまりないのですが、なぜMercuryは際立っているという「錯覚」があるのでしょうか?私のレビュー記事を読んでいただければ、多かれ少なかれ答えは理解できたと思います。つまり、このイヤホンはわざとらしい音作りをしておらず、公平な心でゆったりと聞かせ、強みを感じさせてくれるものなのだと思います。

 

www.163.com

 

 

レビュー

www.audio-sound-premium.com

www.audio-sound-premium.com

 

まとめ

Open Audio Mercuryは公式には女声ボーカルポップス向きのイヤホンとして設計されています。そして、そのメーカーの主張通り、多くのレビュアーがこのイヤホンでポップスを楽しんでいることはすぐにわかると思います。しかし、何人かが指摘しているように、それは安いイヤホンのような露骨な色付けをしておらず、サウンドバランスはかなりニュートラルです。そのため、実際にはその得意ジャンルはポップスに限定されず、もっと広く万能性があります。

 

Open Audio Mercuryはどこか懐かしい、柔らかで暖かな聞き心地とニュートラルバランスがうまく調合された絶妙のブレンド具合になっていることが、こんなにも多くの人を引き付けた理由なのでしょう。

 

現在以下のamazonリンク先から購入できるMercuryは最新の2.0モデルであり、オリジナルからさらに洗練されたサウンドに調整されています。価格はかなり安くなっており、オリジナルを買うよりお得です。興味がある人は確認してみてください。

 

OpenAudio Mercury

OpenAudio Mercury 2.0

 

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【コラム】最新のモニターヘッドホン「RØDE NTH-100」の海外レビューまとめ

RØDE NTH-100

RØDE NTH-100

 

人気マイクメーカー「RØDE」が初めて作ったモニターヘッドホン「RØDE NTH-100」の海外レビューをまとめて紹介します。

 

RØDE NTH-100の特徴

  • モニタリングとミキシングに理想的な周波数特性と低歪みを提供するカスタムマッチドドライバー搭載
  • 並外れたディテールと明瞭さと自然な音質の為に最適化された音響構造
  • 優れた快適性のためにAlcantara®のイヤーカップとヘッドバンドのクッション
  • 着用疲労を軽減する革新的なCoolTech™ジェル入りイヤパッド
  • FitLok™ロックシステムを備えた完全調整可能なヘッドバンド
  • 優れた音響性能と快適性を実現する独自のイヤーカップと、優れた外音アイソレーションを実現するメモリーフォームクッションを採用
  • どちらのイヤーカップにも接続可能なロック式コネクター付き着脱ケーブルで、柔軟性と利便性を最大限に向上
  • オーストラリアのシドニーにあるRØDEの最先端の施設で設計され、高品質のコンポーネントを使用し製造

 

www.youtube.com

 

Enjoy Your Music in a Totally New Way - 全く新しい方法で音楽を楽しむ

RØDEはNT1でデビューして以来、モダンなマイクデザインの最前線に立ち続けています。今回、卓越したオーディオ性能と一日中快適な装着感、そしてスマートな外観を備えたヘッドホンを、お求めやすい価格で実現しました。

 

人間工学に基づいて設計されたクローズドバックのイヤーカップには、カスタムマッチのドライバーを搭載し、5Hzから35kHzまでの驚くほど正確な周波数特性を誇ります。優れたイメージングを発揮し、ミックスのあらゆる要素を拾い上げるのに必要な明瞭度を備えています。

 

 

メモリーフォームパッドとCoolTechジェルにより、装着した瞬間から快適なリスニング体験を楽しむことができます。ケーブルは好きな面に取り付けることができるのも大きな魅力です。NTH-100は、ストリーミング、ポッドキャスティング、ミュージシャン、そしてプレジャーリスニングに最適な製品です。まさにオーディオを聴くためにあるようなサウンドを提供します。

 

あらゆる音源をクリアな音質で

RØDEは、オーディオの透明性を目指してNTH-100ヘッドホンを設計しました。

 

その目標を達成するために、RØDEはこのヘッドホンにカスタムマッチのドライバーを搭載し、リニアな周波数特性を実現しました。

NTH-100のサンプルが組み上がったとき、RØDEの製品研究チームは、そのエンジニアリングをテストすることにしました。RØDEはあらゆるジャンルの曲を聴き、このヘッドホンが今日のヒップホップやR&Bに必要な低音レスポンス、クラシックやアコースティックな曲のための高音の「空気」、最も密度の高い現代のポップアレンジを扱うための中域の透明度を備えていることを確認することが出来ました。

 

さらに、RØDEの徹底的な設計プロセスにより、このヘッドホンは、この価格帯の他の製品に勝るとも劣らない見事なステレオイメージを備えています。

 

卓越した快適性

ヘッドホンに求められるのは、音質のよさだけではありません。RØDEはこのことを理解しており、NTH-100には贅沢なパッドが付属しています。

 

イヤーカップとヘッドバンドは、アルカンターラで覆われたメモリーフォームとクールテックジェルで作られており、長時間のリスニングでも快適に過ごすことができます。多くの人はメガネとヘッドホンの相性が悪いことを知っていますが、NTH-100のイヤーパッドは、それを過去のものにしました。形状記憶フォームがあらゆる体型の人にフィットし、長時間のリスニングも楽にこなせます。また、ヘッドバンドとイヤーカップはすべてユーザーによる交換が可能で、ヘッドホンの寿命を大幅に延ばすことができます。

 

人生のカーブボールに対応

NTH-100は、あなたとの一生の思い出を作るために用意されました。その最も印象的な特徴のひとつは、繰り返し使える快適な装着感を実現するFitLok Lockingヘッドバンドです。最も快適なセットアップが見つかったら、使わないときはFitLokでイヤーカップをロックしておきましょう。

 

ヘッドバンドは弾力性のあるステンレススチール製で、他社を凌駕する耐久性を備えています。また、NTH-100は着脱式ケーブルと独自のケーブルロック機構を採用し、偶発的な切断を防ぎます。

 

スタジオの過酷な環境による破損を心配する必要がないよう、RØDEはケーブルの設計においても先を見越しています。ケーブルのロック接続部は、ヘッドホンのコネクターよりも柔軟な構造になっています。そのため、無理に切断した場合は、ヘッドホンではなく、ケーブルが変形するように設計されています。新しいケーブルを手に入れれば、また聴くことができます。

 

パッケージ

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kanbun/20220813/20220813050642.jpg

 

ビルドクオリティ

RØDE NTH-100

RØDE NTH-100
RØDE NTH-100
RØDE NTH-100
RØDE NTH-100

 

装着サンプル

RØDE NTH-100

RØDE NTH-100
RØDE NTH-100
RØDE NTH-100

 

海外レビューの紹介

※動画は字幕で翻訳されているものがあります。字幕をONにすることをオススメします。字幕の日本語訳が表示されない場合は動画の右下にある「Youtube」をクリックしてYoutubeの本サイトで再生すると翻訳字幕で見られるようになります。

 

RODE初のヘッドフォンは、なめらかで、豪華で、快適で、プロや愛好家のために同様にオーディオ品質の優れたレベルを持っています。しかし、本体は少し重いですし、関節部分のヒンジの欠如は、通常の旅行やシングルイヤーカップの使用を必要とする人にとっては選択肢として厳しくなるでしょう。

 

お買い得ですか?

ええ。折りたたみ式のヒンジがないことや、イヤーカップが90度回転しないことさえ気にしなければ、NTH-100は、音楽制作者であれ、他の人が作った曲を楽しみたいリスナーであれ、とても優秀なオーディオコンパニオンとなることでしょう。

 

長所

  • スマートでモダンなデザイン
  • 優れたクッション性による快適な装着感
  • 優れたパッシブサウンドアイソレーション
  • デュアルロック式ケーブル入力
  • 非常にクリアでバランスのとれたサウンド

 

短所

  • 折りたたみ、90度回転ができない
  • 一般的なスタジオモニターより重い
  • 狭いヘッドバンド

 

www.digitaltrends.com

 

www.youtube.com

 

RØDE NTH-100は、ニュートラルなサウンドに満足できる製品です。全体的に暖かく丸みのあるサウンドプロファイルで、ミックスに少し余分なブームをもたらしています。ボーカルや楽器の音はまろやかですが、少し濁り、シンバルなどの歯擦音はベールに包まれたように聞こえます。残念ながら、このモデルの左右のドライバーはミスマッチで、それは実際のコンテンツで聴き取ることができます。特に右ドライバーは左ドライバーに比べて低域が不足しています。また、密閉型ということもありますが、頭外定位やパッシブ音場の広がりが出にくいです。

 

長所

  • 快適な使い心地と充実したデザイン
  • 着脱可能な1/8" TRSケーブル

短所

  • 低音の出方にばらつきがある
  • 大音量で歪む

 

www.rtings.com

 

www.youtube.com

 

NTH-100は、この価格帯のオーバーイヤーヘッドホンの中で、私たちが試した中で最も優れた製品です。あらゆるリスニングシーンで活躍してくれます。

 

長所

  • 抜群の快適性
  • オールラウンドな性能
  • 革新的なデザイン

短所

  • ハードケースは付属せず、バッグのみ

 

www.musicradar.com

 

www.youtube.com

 

NTH-100有線ヘッドフォンは、時代遅れの構成であることさえ目をつぶれば、肯定的な意見しかありません。カジュアルなリスニングにも、重要なリスニングにも、このRødeのヘッドホンは魅力的な選択肢です。

 

長所

  • あらゆるシーンで説得力のあるサウンドを実現します
  • 長持ちする構造
  • 外観が格好いい

短所

  • 均一化された音質は万人受けするものではない
  • 誰にでも合うとは限らない有線接続の仕組み
  • イヤーパッドが熱くなる

 

www.trustedreviews.com

 

www.youtube.com

 

スタジオで使用するための、透明で信頼性の高い、正確なサウンドを特徴とするヘッドホンを探しているなら、市場には選択肢がないわけではありません。RodeのNTH-100は、その強力なオーディオ性能と快適なデザインのおかげで、優れたデビュー作となりました。また、Rodeのこの分野への参入は有望であり、NTH-100は様々な定評ある製品に対して独自の存在感を示しています。

 

長所

  • クリアさにこだわった正確なオーディオ性能
  • 快適でクールなデザイン
  • ヘッドバンドにロック機構を採用し、安定した装着感を実現

短所

  • インラインリモコン、マイクケーブルのオプションはありません

 

www.pcmag.com

www.youtube.com

 

私の耳には、AKG K371の方が明らかに良い音のヘッドホンであるように聞こえます。RODEのチューニングの大部分において、K371はRODEよりも正しい音を出しており、その主な理由は、高音域と中音域のマスキングや高音域のロールオフの問題がないためです。

 

しかし、だからといってRODE NTH-100が悪いのでしょうか?もしあなたがこのヘッドホンの購入を検討しているならば、それはあなたがヘッドホンの品質、美しさ、寿命、そして一般的な使いやすさを十分な程度に評価しているからであると、私は言うつもりです。こうした要素は、たとえ音質面でAKG K371を追い越せなかったとしても、NTH-100を選ぶまったく正当な理由です。しかし、お金を出して最高の音を手に入れたいのであれば、NTH-100の代わりにK371を買うことを強くお勧めします。

 

headphones.com

 

 

レビュー

www.audio-sound-premium.com

 

まとめ

RØDE NTH-100については装着感が良いということはおおむね一致するところです。しかし、片耳モニタリングできない点で使い心地については賛否両論あります。音質については大絶賛する声とかなり厳しく評価する声があることがわかりますね。

 

さて、もし今回のRØDE NTH-100のように、大きく分裂した音質評価を見て、迷ったらどうしますか?

 

実はこの中で実際にNTH-100を測定し、データに基づいてレビューしているものがあります。そうしたデータに基づいた客観的な裏付けのあるレビューと聴感に基づく主観のみで書かれたと思われるレビューを比較すると、実際はどうなのかについてヒントが得られるかもしれません。今回の場合は評価の境目はしっかりデータを取っているかどうかできれいに分かれるのに気づくことができましたでしょうか?

 

オーディオは科学です。オーディオレビューを読むときは、「そのレビューにちゃんと客観的根拠があるのか確認する」という基本的な作法を身に着けておくと、いろいろ役立ちます。

 

RØDE NTH-100

RØDE NTH-100

 

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