ヘッドホンレビュー
TASCAM TH-06は低域寄りのパワフルなサウンドを持っているモニターヘッドホンで、DJ向きというのも納得です。クラブの会場の熱気をリアルに再現することに重点が置かれているようですね。
Behringer HPX2000は中域中心に聞こえるかまぼこフラットのサウンドを持っているようです。中域は非常にニュートラルなため、ボーカルはきれいに聞こえますが、音場は狭いですね。開放型なのにあまり開放感のないサウンドです。
beyerdynamic Amiron Wirelessは中域を重視したかまぼこフラット系のサウンドになっています。構造的には中低域から中域下部が目立ちやすいのが気になりますね。
CPH7000は中域下部から低域を除いてハーマンターゲットOEにかなり忠実にチューニングされており、ほぼ完璧にモニタースピーカーのサウンドを再現する優れたモニターヘッドホンです。ブライトニュートラルで音楽のディテールをよく再現するため、ミキシングや…
AUSTRIAN AUDIOの新作Bluetoothモニターヘッドホン「AUSTRIAN AUDIO HI-X25BT」の海外レビューをまとめて紹介します。
GRADO The White Headphoneは全体の原音忠実度は悪くありませんが、中域の構造が独特すぎて人を選びます。
Beyerdynamicの新作オープンバック・モニターヘッドホン「Beyerdynamic DT700 Pro X」の海外レビューをまとめて紹介します。
国内発売が2/11、価格は¥59,950と予告されたHiFiMANの人気ヘッドホン「HiFiMAN Edition XS」の海外レビューをまとめて紹介します。
MEZEの人気ヘッドホン「MEZE 99Classics」の海外レビューをまとめて紹介します。
beyerdynamic T1 3rdは充実感の高い、中域充実型の高級感のあるサウンドを鳴らします。全体的に音場が広く感じられますが、中域は暗めで静寂感重視の味付けになっており、クランチ感やエッジ感に欠けるところがあるので、音楽の構築感で少し物足りない印象を…
Beyerdynamicの新作オープンバック・モニターヘッドホン「Beyerdynamic DT900 Pro X」の海外レビューをまとめて紹介します。
OneOdio Monitor60は全体のバランスは中域で凹んだニュートラルサウンドという形をしています。全体のバランスはよく調整されており、低域は浅いですが、高域はかなり高いところまで拡張されており、抜けが良く、鮮明感も高めです。何より中域から高域で解像…
Pioneer SE-MASTER1は拡散音場に基づいて非常に合理的かつ丁寧にチューニングされており、ほぼ完全にフラットなモニタースピーカーサウンドをリスナーの耳元から少し前方に形成します。Pioneer(ONKYO)はスタジオリファレンスとして使えるモニタースピーカ…
GRADO SR225Xは吐息が強調される最高にセクスィーなボーカルと甘くまろやかに聞こえるギターサウンドやピアノを愛するエロティックサウンド好きのための最高の選択肢の一つです。艶やかな中域を聞かせるためにGRADOは独特のステージ感の音場を作り出し、SR22…
HiFiMAN Aryaは優れたニュートラルサウンドを持っており、低域はモニター的で十分な深さに到達していながら強調感なくレイヤリングがスムーズです。また、平面駆動型らしいインピーダンス特性の安定感があり、サウンドパフォーマンスの均質性に貢献していま…
HiFiMAN HE-R10 Dynamic Versionは採点するとあまり良くありませんし、オーディオマニア的にもとくに優れているとは思えません。たとえばVictor JVC HA-MX100VやYAMAHA HPH-MT8のほうがオーディオマニア的観点で言えば、はるかに優れています。しかし、HiFiM…
beyerdynamic T5 3rd Generationは中低域から中域にフォーカスされるサウンドを持っており、そのサウンドはフラット傾向でマイルドなU字型といった具合になっています。
SRH1540はスタジオレコーディング用のニュートラルヘッドホンとして際立って優れており、かつ普段のリスニング用としても優秀です。音域が広く聞こえるのも特徴で、SHUREがこの分野で卓越したチューニング技術を持っていることがわかります。
GRADO GS3000eの音質は完璧なニュートラルに近く、質感と定位に優れています。さらにGS3000eには木製ハウジングが作り出す独特の残響感があり、それによって音楽の響きの情報量が増加し、音源から実際以上に思えるくらいの、より優れた実在感を引き出します…
SONY MDR-M1STは中域充実系の聴き心地の良いサウンドを持っています。ビルドクオリティは優れており、モニターヘッドホンとしての使い勝手にも優れていますが、もし楽曲の構成を分析的に提示してくれるモニターヘッドホンを求めているなら、MDR-M1STはそうい…
OneOdio SuperEQ S1はドラムを強調するサウンド構造になっています。そのため、ドラム好きの人にまずおすすめできます。ボリューム感のあるボーカルが好きな人にも魅力的な機種でしょう。
GRADO RS2eは総体としてかなり自由音場フラットに忠実で、原音忠実性の高いサウンドが期待できます。全体的にステージングが良く、音場が広く開放的に聞こえるのが特徴で、のびやかでエネルギッシュに音楽を楽しむことができます。
TAGO STUDIO T3-01は総体としてかなり自由音場フラットに忠実で、原音忠実性の高いサウンドが期待できます。特徴的なのは中域のステージングで、それほど不自然にならないレベルで奥行きが強調されており、定位が少し広く聞こえるようになっています。
ULTRASONE Signature DJは自由音場フラットにかなり忠実なバランスの良い音質を持ちながら、重低域を少し分離して強調し、高域でもアグレッシブで炸裂感のあるサウンドを実現しているDJモニターヘッドホンです。スピード感のある音楽にも充分追従できる機敏…
Mackie MC-100は中域のボーカル中心に定位確かにしっかりと聴かせるモニターヘッドホンです。音源の心臓部を丁寧に聞かせるのでレコーディングチェック用モニターやリスニング用として比較的優れた性能を持ち、コストパフォーマンスは高いです。
Marantz Pro MPH-1は低域にフォーカスする傾向が強く、静寂性が高く、厚みのある音楽を聞かせてくれるモニターヘッドホンです。それはベーシスト向きのサウンドに思え、ボーカルラインを追っているだけでベースやドラムといった低域音がよく聞こえ、その力関…
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「SONY MDR-7506」です。
HECATE(Edifier) GXは定位感のわかりやすい球状の広い中域を持ち、銃声音や足音がわかりやすい劇場型の音場を持つ、没入感の高いゲーミングヘッドセットです。イヤーマフも分厚く快適で、長時間使用でも不快になることがありません。ENCによりボイスチャッ…
UNCOMMON PHD-1は価格を考えるとかなり魅力的な平面駆動型ヘッドホンです。ビルドクオリティは高く、音質的にも価格以上の価値はあるように思われます。透明感は高く、ボーカルや楽器音が少し広い音場に、響きと余韻豊かに雄大に聞こえるサウンドは没入感が…
このシリーズでは、Antelope Audio Amariと様々なヘッドホンやイヤホンをつなぎ、日本ファルコムのサウンドをレコーディング用のHATSから録音して実際に聴き比べてもらいながら、各音響機器の特徴を解説します。今回は個人的に愛用しているモニターヘッドホ…