1000円~3000円
KB EAR KS1は中域を中心に音楽を自然な質感で丁寧に聴かせるイヤホンです。ディテール感や音場の拡張性で優れる機種ではないため、一聴した印象は少し地味に思える可能性がありますが、聴きこむと馴染むようなサウンドを奏でてくれます。
当ブログではこれまでおそらく200機種以上の完全ワイヤレスイヤホンを紹介してきました。ほぼ毎日レビュー記事を書いているので、なかなかまとめる機会がありませんでしたが、今回その中でも最近のお気に入りでコスパ最強と言える機種を価格帯別に紹介しよう…
iTeknic IK-BH007のサウンドはかなりバランス感覚が良く、それでいて個性的でサウンドデザイナーの欲望が感じられ、個人的にセンスを感じます。艶やかな光沢感のある華麗なサウンドを持っており、アコギ主体の曲が美しいだけでなく、リズム感は明瞭で量は多…
最近このブランドから出たKZ ZAXはだいぶ洗練されたサウンドになっており、悪くはありませんでしたが、感想としては「KZにしてはまとも」といったくらいの感じで、感動には程遠いレベルでした。 しかし物事というのは思いがけない方向に進むものです。KZがわ…
MEBUYZ A20は低域バカのための低価格完全ワイヤレスイヤホンです。どんな曲でも重厚で静かな雰囲気で聞かせてくれますが、大抵の人は籠っていると感じるかもしれません。しかし、ライブ感のある重低域が好きなら、これほどの低価格でスペックや通信品質で満…
恥ずかしながら、イヤホンやリケーブル製品を大量に買っているのに、私にはリケーブルの音質上の効果なるものが何なのか、率直に言って、いまだによくわからないので、KBEAR KBX4904/KBX4905の音質について語るべき言葉は特にありません。少なくとも一般的…
AZLink ZH20は自由音場に基づくフラットモニターを意識しつつ、適所に聞き心地とゲーミング性を加味したチューニングが施されているゲーミングヘッドセットです。その聞き疲れしにくい安定した音質と快適な装着感によって、長時間のゲーミングに向いているだ…
TRN STMは低価格でそれなりのビルドクオリティを備え、音質のバランスも良いモニター的なイヤホンです。残念ながら自慢のノズルシステムは工作精度はともかく、効果のほどはほとんど期待できませんが、ギミックのある楽しいイヤホンが好きなら悪くないでしょ…
重低域が強調気味でノイジーになりやすい熱気が強いこともあり、第一印象は人によってあまりよくない可能性があります。また一聴して解像度が高いのがわかるという類のイヤホンではありません。しかし、ライブ感のある低域とメロウで色づきの良い中域を味わ…
残念ながら本体に技適マークがありません。CEやFCCの認証は受けているようです。ビルドクオリティやパッケージの内容は価格を考えると、わずかに満足度が高いかもしれませんが、充電端子がMicro-Bですし、音質以外の面でそれほど優れた製品というわけでもな…
廉価で装着感も悪くない機種ですが、残念ながら本体に技適マークがありません。CEやFCCの認証は受けているようです。ビルドクオリティやパッケージの内容はわりと悪くありませんでした。
重みとパワフルさのある低域、わかりやすいピーク感のない高域は個人的にはわりと好みですが、万人受けするかというと少し微妙です。スペックも平凡以下なだけでなく、通信品質も優れているとは言えません。充電ケースはオシャレですが、ピカピカ光るイヤホ…
重厚な曲を静寂感を出しつつ、ゆったり丁寧に聴かせる雰囲気は個人的には好きですが、万能な音質とは言い難く、とくに明るいアニソンやスピード感のある曲を好む若い層には受けが悪いと思われます。重みとライブ感はありますがブーミーになりやすい低域もモ…
残念ながら本体に技適マークがありません。CEやFCCの認証は受けているようです。明らかなパチモンですが、低価格でaptXに対応しており、本体の使い勝手も良さそうで好感が持てます。技適を取っていないのが本当に残念です。
今回はKBEAR KS2を取り上げます。KBEARはKinboofi(これで「キンボファイ」と読むらしい)系のブランドで低価格で人気のある製品を数多く出してきた中華系のブランドです。 その新作イヤホンKBEAR KS2は低価格で1BA1DDのハイブリッドドライバー構成を実現し…
残念ながら本体に技適マークがなく、さらにCEやFCCのマークもないので、基準をクリアしているかも曖昧です。実害があるかはわかりませんが、日本の法令にひっかかる機種であることは間違いありません。
今回はfinal E500を取り上げます。2009年に開始されたfinal audio designはS'NEXT株式会社のオーディオブランドで、現在は高級オーディオ部門とヘッドホン/イヤホンブランドを統合し、finalを統一ブランド名として使用しています。
価格帯では比較的見通しが良く、音場はそれなりに広めで、ボーカルフォーカスが良いイヤホンです。ヒップホップなんか結構楽しめるんじゃないでしょうか。女声ボーカルはニュアンスが良くて活き活きしてますが、ボディが足りず潤い感に欠けますし、媚びも強…
音質は少しドライですが、のびやかでさわやかな雰囲気を持ち、ロックではスピード感と疾走感、気持ち良いクラッシュを聴かせてくれます。やや浮揚感が強く、上昇気流の感じられる音楽表現になります。実売2000円くらいでリケーブルもでき、しかも国内メーカ…
ぶっちゃけこの音、センスを感じるんですが、低価格でこの音がウケるかというと、どうなんだろうというのが個人的な感想です。音像はなかなか丁寧に出し、聞き疲れしにくさもあって、手がかり感もそこそこあって透明感もある、なかなかのバランス感覚を感じ…
少なくとも音空間は清潔で、淡い薄味気味ですが、上から下までしっかり聴かせ、音場も広いので分解能は高い印象を受けると思います。音量を上げてもうるさくならず、清潔な感じの音が好きなら、かなり魅力的に思えると思います。一方で、清潔すぎて色味が淡…
基本的に音の印象は若々しく、しかも解像度が高いです。この価格帯で元気で明るい音を聴きたいなら悪くない選択肢でしょう。通信品質も良く、使い勝手も悪くないので、価格を考えると全体的にかなり優秀です。一方で、個人的には音質は基本的に明るいキャラ…
音の組み立ては中域で充実するようしっかり組み立てられている印象です。それを支える低域の重みと深みのあるディテールサウンドがなかなか良質で、価格を考えるとかなり良好に思えるでしょう。一方で高域音は緻密さに欠け、人によっては暗くおとなしく思え…
ボーカルフォーカスも悪くなく、中高域の艶やかさも充分に出るので、アニソンやアイドルソング、ロックなんか、なかなかいい感じで聴けます。インナーイヤー型の特徴か音が少し広がりが強く、空間に清潔感が足りない感じが出てしまうのが好みを分けそうです…
アニソンやEDM、ロックを没入感重視かつ明るめに聴くならおすすめできる。価格なりの大雑把さはあるけど、逆にそれが楽しい外連味とわかりやすさとして昇華されており、気持ち良く爽快で大味な音楽表現につながっている。低価格でハキハキシャリシャリした明…
傾向としては明らかにローファイな音なんで、流行には逆行してるかな。まあ迂闊に「この音イイよね」なんて言ったら馬鹿にされそうなくらい、感心しないボロクソな音です。しかし、個人的にはハマったね。通信安定性もつなげる相手によっては優れているとは…
音質は価格を考えると結構良くて広がりのある重い低域出てるし、ノイキャン付きだしっていうことで、ゲームや動画鑑賞なんかにも悪くなさそうな雰囲気がある。問題は電源周りにノイズ対策が施されていないであろう低価格スマホではノイズが発生しやすそうな…
低価格ながら、聴かせるべきところをわきまえたわかりやすい表現で、値段以上の満足感をもたらしてくれるイヤホン。自然な解像度のある女声ボーカルのディテールはかなり満足できる。音に深みと奥行き感が欠けるところは価格なりだが、ポップスや明るいガー…
正直、接続する機器によって音質の印象がだいぶ変わるので、安定感がないからおすすめしづらい。比較的最高に近い条件の環境を揃えても、価格相応くらいのちょっと軽めのフラットサウンドっていう感じなので、直近に紹介した同価格帯の機種なら、個人的には…
最近の高域や低域が緻密に作られている曲には率直に言って向かない。むしろローファイでそれなりの温度感で中高域に密度のある音楽を楽しむのが良い。開放的で音に圧迫感はないので、そういう曲ならいいとこ取りしながら、いつまでも聞き疲れせずに楽しんで…