みずみずしい
KBEAR NEONは拡散音場ターゲットを意識したサウンドを持っています。1BAのせいか高域/低域ともに拡張性は平凡なうえに、フラットよりはウォームなので、中域に音が集まったかまぼこに聞こえやすく、ダイナミズムに欠けるのが欠点ですが、自然な質感の中域を…
iBasso IT07の最大の特徴はテスラドライバーによって実現される非常に質の良い低域です。明瞭感が高く、クリアで階層性に優れた深淵に続く階梯によって、iBasso IT07のサウンドは素晴らしい深みのある沈み込みを実現しています。
BQEYZ Summerはかなりニュートラルに近いバランスの取れたW字型のサウンドを持っています。非常に原音に忠実な低域と中域が最大の魅力で、自然な質感を愛するリスナーにとって、final A3000と並び、この価格帯で最も好ましいパートナーになりうる機種です。
ULTRASONE Saphireはスピーカー的な前方定位感のある広い音場の中でボーカルを中心に、音楽を丁寧に聴かせるイヤホンです。 高域は落ち着いていながら静電型ツイーターによってマイクロディテールが引き出され、繊細に聞こえます。長時間聞いても聴き疲れる…
final A3000は非常に質感表現に優れたイヤホンです。その最大の魅力は中域の丁寧な再現にあり、クラシック音楽では明晰な定位をみずみずしい自然な質感とともに味わえます。
KB EAR KS1は中域を中心に音楽を自然な質感で丁寧に聴かせるイヤホンです。ディテール感や音場の拡張性で優れる機種ではないため、一聴した印象は少し地味に思える可能性がありますが、聴きこむと馴染むようなサウンドを奏でてくれます。
Audiosense DT100は、Audiosenseの最新の低価格インイヤーモニターです。3Dプリントされた美しい樹脂製のイヤーシェルと単一のバランスド・アーマチュア・ドライバーで、ハイレゾ音楽の世界へのエントリーポイントとしての役割を果たします。このIEMは、快適…
House of Marleyの穏やかでありながら、グルーヴ感のある南国のような楽しいサウンドが好きですか?それならきっとHouse of Marley REDEMPTION ANCのサウンドを気に入ることでしょう。それは決してコスパに優れた機種ではなく、ANCの効果は平凡で、タッチコ…
Edifier NB2は全体的に歪みが少なく、バランスの良い音質を持っており、クラシックからEDMまで多くの音源を丁寧に聞かせてくれるイヤホンです。アクティブノイズキャンセリング性能も優秀で、低遅延モードも備えており、1万円以内でありながら高級機種に遜色…
Meizu POP2はバランス感覚が良く、透明度の高い中域を持っているイヤホンです。残念ながら、おそらく日本でもそして世界でも大して話題にもならない無名に近い機種で終わるでしょう。機能面で派手さはなく、特別な魅力を感じ取るのは難しい、埋没していくで…
Earfun Air Proは価格を考えると、驚異のアクティブノイズキャンセリング性能と音質を持っています。信じられないかもしれませんが、そのオーディオスペックとANC性能は価格帯ではずば抜けて高く、同価格の有線イヤホンの大部分に勝り、2万円以上の完全ワイ…
今回取り上げる機種は城下工業のモニターヘッドホン、Sound Warrior SW-HP10Sです。Sound Warriorは城下工業の音響ブランドです。城下工業は大正12年に最初は生糸製造所として創業した老舗オーディオメーカーで、音響・通信機器を中心に販売しています。
GRADO GW100はグルーヴ感に溢れた艶やかな甘いサウンドを奏でるヘッドホンです。それはヘヴィロック向きというよりはもっと華やかな、たとえば Elvis Presleyの「Can't Help Falling In Love」やHall&Oatesの「Do It For Love」、スピッツの「ロビンソン」や…
Mpow M30は低価格でやや低域寄りのバランスの良い音質を持っています。そのサウンドは中域が印象的に聞こえ、重みもしっかりした安定感のあるサウンドを奏でます。Mpow M30は使い勝手の点でも価格帯では優秀なほうで、通信品質は安定しており、スペック的に…
QoA Vesper 紫は通常版より中域のフォーカス感が強く、よりフラットに仕上げられたリスニングライクイヤホンです。基本的にはボーカルを中心に音楽的に聞かせるリスニング系の音に思えますが、低域から中域にかけては自由音場フラットに近いので、人によって…
Cat Ear Audio Miaはウォームで聴き心地が良く、バランス感覚に優れ、アコースティックな自然で充実した質感のサウンドを持っています。温和で豊かなサウンドは温かみがあり、みずみずしい抱擁感と甘みがあります。イヤホン本体のビルドクオリティは文句ない…
Kinera IdunはKineraらしいバランス感覚に優れ、その中で中域の音楽性を丁寧に追及したサウンドを味わうことができます。パッケージはおしゃれで、付属品も十分にそろっており、ビルドクオリティは良好で価格以上に十分に満足できる品質を実現しています。1…
これまで感心したり、好きだ、面白いと思うイヤホンはわりと多かったですが、久しぶりに個人的に興奮したイヤホンです。低域での徹底したリアリズムの追求は私の好きな方向性のサウンドで、このイヤホンの存在を同価格帯で特別なものとしています。低域ジャ…
QoA Pink Ladyはブランドの最初のイヤホンとしては十分すぎるほどのインパクトを持ったイヤホンです。ナチュラルでバランスの良いサウンドをもたらしている絶妙のチューニングによって、ほとんどの音楽で窮屈さがなく、かつ充実した安定感のある自然なサウン…
今回取り上げる機種はLibratone Track Air+です。Libratone(リブラトーン)は2009年に設立されたデンマークのオーディオブランドです。その社名は「自由」と「音」を組み合わせたもので、ライフスタイルの変化の中でも、自由に音楽を楽しめる製品作りをした…
今回はShozy Form 1.4を取り上げます。Shozyは中国のIEMブランドです。日本ではそれほど知名度は高くないかも知れませんが、中華イヤホンの界隈では質の高いIEMを作っているメーカーとして有名です。ブランドについての詳細はHiFiGOのShozy Form 1.4のレビュ…
今回はBQEYZ Spring 2を取り上げます。BQEYZ(読み方不明。英語圏のyoutubeを確認したところ、どうもアルファベット読みでそのまま「ビーキューイーワイズィー」と読むらしい?)は中国発のオーディオブランドです。ブランドについての詳細はHiFiGOのSpring …
今回はReecho×Peacock Audio Springを取り上げます。ReechoもPeacock Audioも日本では相当中華イヤホンに興味がある人以外には無名に近いんじゃないかなと思います。私も記憶が確かならば、この両社の製品で買ったのはこのSpringが初めてだと思います。
QCYは先進的な開発型オーディオメーカーであり、 XiaomiやSoundPEATS、AUKEYなどのOEM/ODMを請け負っていると思われます。よく知りませんが、Xiaomiの関連企業であるとも言われています。HAYLOUなどとも近しい関係かも知れません。 さて、QCY T5は5000円く…