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【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS H2 ファーストインプレッション】SoundPEATSサウンドの現状における集大成

SoundPEATS H2

SoundPEATS H2

 SoundPEATS H2を手に入れたので、ファーストインプレッションをお届けします。今回のユニットはSoundPEATSから読者に誠実な印象を伝えることを条件に提供されました。

 

 

SoundPEATSとは

 2010年にスタートしたSOUNDPEATSは、最先端のインテリジェントテクノロジーと洗練された製造プロセスにより、究極の原音再生を追求してきたオーディオブランドです。

 

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 この10年間で、SOUNDPEATSは一連の優れたワイヤレスBluetoothオーディオ製品を発売してきました。優れた音質と人間工学に基づいたデザインにより、SOUNDPEATSの製品は30カ国以上で販売され、日本と米国を中心に2,000万人以上の音楽愛好家にエキサイティングでエネルギッシュなサウンドを届けることに成功しています。


 SOUNDPEATSは、インテリジェントテクノロジーを提唱し、音楽を日常生活に取り入れることに尽力しています。科学的で革新的なワイヤレスBluetooth製品を創造し、究極のオーディオ・ビジュアル体験をもたらすことを目指しています。

 

 SoundPEATSのプロダクトクオリティは世界中で支持されており、つねに最新技術を取り入れ、音質研究にも余念がない、コストパフォーマンスの高さで若者を中心に幅広い年齢層に支持されています。日本でも大手の家電量販店のバイヤーに品質を認められた数少ないブランドの一つで、この分野では世界的ブランドです。

 

SoundPEATS

 

VGP2022受賞のSoundPEATS旗艦機種

VGP2022

 

 SoundPEATS H2は国内で最も権威あるオーディオ・ヴィジュアルアワードの一つであるVGPの2022年選定において、オーディオ評論家の厳しい審査を乗り越え、見事ライフスタイル賞を勝ち取りました。

 

SoundPEATS H2の特徴

  • 8mmダイナミックドライバー+Knowles製バランスド・アーマチュアドライバー
    Bluetooth5.2対応
  • コーデックはSBC、AAC、aptX Adaptive対応
  • デュアルマイク+CvCノイズキャンセリング
  • 最低60msまでのゲーミングモード搭載
  • アンテナ型で、メタリックなロゴのあるイヤホン。光沢感のあるケース。近未来的な最新のSoundPEATSデザイン
  • イヤホン単体連続5時間、ケースと合わせて最大20時間再生

 

SoundPEATS H2

 

サウンドインプレッション

 さて、サウンドインプレッションです。

 

 SoundPEATSは最近のSonicシリーズでQCC3040の性能を生かしつつ、新しいサウンド作りにトライしてきました。これまで低域の量感や力強さにこだわってきた音作りを少し修正し、中域の見通しの良さ、透明感を意識し、スタジオチューニングを好むオーディオマニアにも訴求力のあるサウンドを研究しています。

 

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 その研究成果は見事にH2にも生かされており、H2はH1に比べて、よりオーディオマニア向きと言える、透明度と解像度の高いサウンドを実現しています。一聴してかなりクリアで構築感も確かな、立体感のある中域が印象的です。測定値を調べても、中域は人気のあるスタジオチューニングであるSonarworksターゲットにかなり忠実のようです。

 

SoundPEATS H2

 

 オーディオステータスを確認してみても、中低域以上がかなりバランス良く、原音忠実性も高いことがわかります。一方で、低域にはSoundPEATSらしいボトムの強調があり、臨場感が感じられるように調整されています。しかし、低域は中域を邪魔しないよう、十分に深い位置で慎重に調整されているので、中域が籠もることはありません。

 

SoundPEATS H2

 

 基本的にクランチ感やエッジ感は十分にあり、音の輪郭感はしっかり描き出されるので、中域でゆるい感じはほとんどありません。スネアのキレは少しゆるいかなと思いますが、まあほどよく、エレキギターのエッジの色づきも悪くないですね。ボーカルの子音も明瞭です。

 

 個人的にはもう少し鮮明感が強いSOUNDPEATS Gamer NO.1のようなハイファイサウンドが好きなので、H2は少しマイルドすぎるかなとも思いますが、聴き心地はこちらのほうがいいかもしれませんね。サ行が少しだけ強調傾向に聞こえ、場合によって歯擦音がわずかに刺激的かもしれませんが、多くの人にとって気になるレベルではないと思います。

 

 SOUNDPEATS H1との比較ですが、H2はH1より中域が滑らかで透明度が高く、ボーカルが自然ですが、マイクロディテールと解像感でH1のほうが優れていると感じられることが多いと思われるので、よりハイファイに聞こえるのはH1です。

 

SoundPEATS H2

 

 またH1は色づきもよく、エレキギターの色彩感で勝ります。ただし、ボーカルの表現は少し薄っぺらく、息遣いがやや強くなり、シャウト感も少し気になりますね。子音はH1のほうがはっきりしているので、歌詞が聞き取りやすいのはH1でしょうけど。また、ハイハットも粒立ちがより細かく、きらびやかにクラッシュします。

 

 音楽の構築感、全体のキレの良さもH1のほうが勝るので、より繊細で細やかな音に聞こえるのはH1でしょう。楽しく、高解像度に音楽をノリよくアタック感満点で味わいたい場合はH1をおすすめします。中域がスッキリ整理されて聞こえるので、分離感も良いと思う可能性が高いですね。

 

 H1のほうがシャッキリする締まりの良いサウンドなので、多くの人が第一印象ではH1を選びそうな気がします。H2はよりボーカル重視で中域の充実感が高いので、H1に比べて軸がしっかりしているサウンドです。多くの人にとってよりバランスが良く、原音忠実的でスタジオ的なのはH2のほうですね。

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レビュー

www.audio-sound-premium.com

 

まとめ

 SoundPEATS H2は価格を考えると、十分に完成度が高いと思います。おそらく多くの人が迷っているのはH1とH2どちらを選ぶべきかということでしょうから、その指標だけ示すことにします。

  • 分離感の良さ、繊細さ、艶やかさ重視ならH1
  • 中域の豊かさ、自然な質感重視ならH2

 エレキギターが生き生きと聞こえるのはH1のほうです。

 

SoundPEATS H2

SoundPEATS H2

SoundPEATS H2

¥8,990(税込)

 
 

 

 

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【ニュース】SoundPEATS、新作ハイブリッド完全ワイヤレスイヤホン「H2」の販売ページを公開。10/29 9:00から期間限定で20%OFF購入可能な記念セール開始

SoundPEATS H2

SoundPEATS H2

 

 最近の完全ワイヤレスイヤホンではハイブリッド型ドライバーを搭載した高音質機種が増えてきています。

 

 今回、SoundPEATSがQCC3040を搭載し、8mmのコンポジット振動板ダイナミックドライバーと品質に定評あるKnowles社のバランスド・アーマチュアドライバーを搭載したハイブリッドドライバー完全ワイヤレスイヤホンをリリースすることが判明しました。

 

 SoundPEATSの次世代ハイブリッドドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS H2」の製品ページがamazonに登録されています。

 

 デザインは最新のSoundPEATSモデルを継承しており、洗練されたスタイリッシュなものになっているようです。

 

 10月29日9:00〜10月31日23:59まで、SoundPEATS H2は20%オフの7,192円で購入可能となります。また同期間中、その他のSoundPEATS製品も割引価格で提供されるキャンペーンが展開されます。

 

www.youtube.com

 

 

SoundPEATS H2の特徴

  1. 8mmダイナミックドライバー+Knowles製バランスド・アーマチュアドライバー
  2. Bluetooth5.2対応
  3. コーデックはSBC、AAC、aptX Adaptive対応
  4. デュアルマイク+CvCノイズキャンセリング
  5. 最低60msまでのゲーミングモード搭載
  6. アンテナ型で、メタリックなロゴのあるイヤホン。光沢感のあるケース。近未来的な最新のSoundPEATSデザイン
  7. イヤホン単体連続5時間、ケースと合わせて最大20時間再生

 

 SoundPEATSのハイブリッドドライバー完全ワイヤレスイヤホンとしてはSoundPEATS H1が知られています。H1は1万円クラスの有線イヤホンと似たような、よく研究されたバランスの良い音質を持っており、かなり人気が出た機種です。H2の出来栄えも期待できそうです。

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SoundPEATS H2

SoundPEATS H2

SoundPEATS H2

¥8,990(税込)

 
 

 

 

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【ニュース】公式サイトリニューアル記念!人気完全ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS Air 3」をお得にゲットできるキャンペーン開始

公式サイトリニューアル記念!人気完全ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS Air 3」をお得にゲットできるキャンペーン開始

 

 SOUNDPEATS公式ホームページをリニューアルオープンし、それを記念して、人気完全ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS Air 3」を大幅値引きで提供するキャンペーンをAir3感謝祭の開催を決定しました。

 

 SoundPEATSを日頃ご愛顧いただいている顧客への感謝を込めた特別キャンペーンになります。

 

 応募方法は簡単。SoundPEATSのホームページ下部にある専用フォームでメールアドレスを登録することで、翌日にメールにて専用クーポンコードが配布されるそうです。これにより、定価5,380円のAir3を2,800円で入手できるようになるとのこと。

 

メール登録欄はトップページの最下段にあります。

 

 キャンペーン基幹は2021/10/26~2021/10/31。

 

 公式ホームページへのリンクはこちら

 

 

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【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS Air 3 アウトラインレビュー】ウォームで聴き心地が良く、ボーカルがよく聞こえ、鮮明感も高い。装着感と携行性にも優れる。インナーイヤー型では非常に優秀な機種

SoundPEATS Air 3

SoundPEATS Air 3

 

免責事項
  • このレビューはSoundPEATSから誠実な品質レビューを読者に伝えるために提供されたサンプルに基づいて書かれています。
  • これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
  • 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。

 

SoundPEATS Air 3

 

こんな人におすすめ

  • インナーイヤー型が好き
  • ウォームなサウンドが好き
  • バランスの良いサウンドが好き
  • ボーカル重視
  • コスパ重視

 

SoundPEATS Air 3の概要

 「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「SoundPEATS Air 3」です。

 SoundPEATS Air 3の完全なレビューはこちらにあります。

 

基本スペック
  • 連続/最大再生時間:5h/17.5h
  • 防水性能:IPX5
  • 対応コーデック:aptX Adaptive/aptX/SBC
  • 技適番号:018-200279
  • 価格帯:5000円~10000円

 

パッケージ

 SoundPEATS Air 3のパッケージは価格の標準を満たしています。

 

パッケージ内容

 付属品に不足はありません。

  • SoundPEATS Air 3 本体
  • 専用充電ケース
  • USB Type-Cケーブル
  • マニュアル

 

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SoundPEATS Air 3

 

ビルドクオリティ

 ビルドクオリティは価格を考えると、良好なレベルです。

 

 マットな質感で高級感があります。また、非常にコンパクトで携行が楽です。

 

SoundPEATS Air 3
SoundPEATS Air 3

 

装着サンプル

 SoundPEATS Air 3の装着感はわりと良好です。軽量で負担感がありません。

 

SoundPEATS Air 3
SoundPEATS Air 3
SoundPEATS Air 3
SoundPEATS Air 3

 

接続品質

 AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。

 

 人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと接続が途切れがちになりますが、接続は維持され、音楽再生が継続されました。ただし、時々音飛びや途切れが発生します。

 

 ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。

 

Cayin N6II/E02

 

インターフェース/操作方法

 操作インターフェースはタッチ式です。

 

電源ON 充電ケースの蓋を開ける
電源OFF 充電ケースにイヤホンを収納し蓋を閉じる
ペアリング イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード
イヤホンをケースに収め、ケースのペアリングボタンを3秒押すと手動でペアリングモード
リセット方法 ①イヤホンをケースに収納
②両方のイヤホンをケースに収め、ケースのリセットボタンを10秒長押し
③LEDが5回点滅したらリセット完了
曲再生/停止 多機能ボタンを2回タップ
曲送り 右耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し
曲戻し 左耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し
通話応答 多機能ボタンを2回タップ
音量+ 右耳側の多機能ボタンを1回タップ
音量- 左耳側の 多機能ボタンを1回タップ
通話終了 多機能ボタンを2回タップ
通話拒否 多機能ボタンを1.5秒長押し
ボイスアシスタント起動 右耳側の多機能ボタンを3回タップ
ゲーミングモード ON/OFF 左耳側の多機能ボタンを3回タップ

 

音質 

 SoundPEATS Air 3のサウンドは中域が前面に出てくるウォームサウンドですが、鮮明感にも優れており、全体の原音忠実度は高めです。中域で奥行き感が強調されるところがあり、ヘッドホンのような開放感がありますが、高域の拡張性は平凡です。

 

 以下のレビューはFiiO M15にaptXでつないでテストしています。

 

 

 音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。

 

音質総評
  • 原音忠実度:A-
  • おすすめ度:A
  • 個人的な好み:B+

 

 SoundPEATS Air 3のサウンドはインナーイヤー型としては優れている方で、このタイプをこの価格帯で選ぶなら真っ先におすすめできる機種の一つです。

 

 ただ、とくにインナーイヤー型にこだわりがないならば、カナル型を選んだほうが良いでしょう。インナーイヤー型は装着における通気性の高さで利点がありますが、一般に音質面でカナル型に対して優位性は全くと言っていいほどありません。

 

 音質バランスや全体的な音質では、SoundPEATS Air 3よりUGREEN HiTune T2のほうが、原音忠実性は少し劣りますが、より多くの人の聴感上のニュートラルに近いはずなので、優れている可能性があります。しかも、より安く手に入りますが、装着感が良くないのでおすすめできません。総合的にはAir 3に軍配が上がります。

 

UGREEN HiTune T2

 

音質的な特徴
美点
  • 豊かな力感
  • 重厚感がある
  • ウォーム
  • マイルドで聴き心地が良い
  • わりと原音忠実性が高い
  • 鮮明感に優れる
  • 音が艶やか

 

欠点
  • 拡張性に欠ける
  • 篭もりを感じる可能性がある
  • マイクロディテールに欠ける
  • 鈍重に聞こえやすいリズム

 

総評

 SoundPEATS Air 3はインナーイヤー型でありながら原音忠実性がかなり高く、鮮明感もあり、中域がはっきりと聞こえる優秀なイヤホンです。筐体もコンパクトで軽量、かつビルドクオリティも高く、全体的な完成度は高いですが、音質を重視する場合はカナル型に分があります。インナーイヤー型にこだわりがないならば、同じ価格くらいで買えるSOUNDPEATS Sonic Proのほうが良いでしょう。

 

SoundPEATS Air 3

SoundPEATS Air 3

SoundPEATS Air 3

¥5,380(税込)

 

 
 
 

 

UGREEN HiTune T2

 

 

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【物欲探訪】SoundPEATS T3:SoundPEATSのアクティブノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホン第2弾

SoundPEATS T3

SoundPEATS T3

 

 海外で発売されたSoundPEATSの新作アクティブノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンが「SoundPEATS T3」です。

 

 SoundPEATS T2はかなりのヒット機種になり、ロングランセールスになっていますが、これの後継機種ということであれば期待が高まります。とくに低域ジャンキーには興味をそそられる話題です。

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T2後継機というより、SoundPEATS QのANC対応版

 はい、いきなり結論。SoundPEATS T3は残念ながらT2の後継機種ではなく、Tシリーズの別機種という扱いです。基本的にSoundPEATS QのANC&ヒアスルー搭載アップグレードモデルといった感じのようです。

 搭載チップはBES2500です。BES2300のAAC最適化版といった感じの後継モデルになります。

 

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SoundPEATS T3

 

アクティブノイズキャンセリング深度はわずか-24dB

 アクティブノイズキャンセリングの性能は深度-24dBとかなり低めです。最終的にはANCもチューニング次第で場面によっては効果が向上して感じられることもあるので、公称深度がすべてではありませんが、公称-35dBのT2と比べるとやはりこの数値は少し物足りませんね。

 

 Scarbirのレビューでも効果がほとんどないと言ってます。ANCを期待して耳栓目的で買う機種ではなさそうですね。

 

SoundPEATS T3

 

大口径10mmドライバーの迫力サウンド

 SoundPEATS Qと同じく、大口径の10mmドライバーを搭載しています。

 

ワイヤレス充電はなし

 SoundPEATS Qはワイヤレス充電に対応していましたが、T3は対応しません。

 

音質も期待できそうにない

 Scarbirのレビューを読む限りの印象ですが、あまり高く評価されていません。SoundPEATS Qの評価も低かったのですが、読み比べてみると、傾向が似ているようですね。

 

コントロールはほぼフルで提供

 T3の良い点としては、ボリュームコントロールを含めてほぼフルコントロールが提供されることです。日常使用で不足はほとんど無いでしょう。

  • LまたはRをダブルタップして、音楽を再生/一時停止します
  • Rをタップして音量を上げます
  • Lをタップして音量を下げます
  • Rを長押しで、次のトラックにスキップします
  • Lを長押しで、ANCオン、ANCオフ、および透明モードを切り替えます。
  • LまたはRをトリプルタップして音声アシスタントを有効にします

 

スペック

  • 防水:IPX4定格(防水ではありません)
  • Bluetooth:5.2
  • コーデック:AAC/SBC
  • イヤホン単体再生時間:5.5時間
  • ケース込み最大再生時間:16.5時間
  • イヤホンサイズ:1.30 * 0.85 * 1.01インチ
  • ケース寸法:2.15 * 2.11 * 1.18 in

 

レビュー

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まとめ

 少なくともこれまで明らかになっている情報によると、SoundAPEATS T3はあまり望みが持てる機種ではなさそうです。同じ価格くらいならQCY HT03が無難でしょう。

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SoundPEATS T3

SoundPEATS T3

 

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【コラム】イヤホンの理想形に近い音を実現する「SoundPEATS Gamer No.1」。それは大多数の人にほぼ完璧なステレオイメージを心理的に実現する

SoundPEATS Gamer No.1

SoundPEATS Gamer No.1

 

 長年の間、あらゆるレコーディングスタッフ、サウンドエンジニア、作曲家、演奏家そしてオーディオマニアは音楽を完璧に再現する音響平面、すなわちパーフェクトなステレオイメージモニターを追い求めてきました。

 

 まっとうなオーディオメーカーであれば、その最終的な目標は完璧なステレオイメージをもたらす音響機器の製造にあります。もちろん世の中にはそれを目標としないオーディオメーカーも数多くありますが、少なくともプロの音響現場に製品を提供しようというメーカーが実現しようとしているのが完璧なステレオイメージであることは間違いありません。

 

 完璧なステレオイメージを心理的に実現することを考える場合、理想的な音響機器は鼓膜付近で聞こえる音平面が聴取音量の等ラウドネス曲線の逆補正カーブに近似していることが求められます。その要件を充分に満たす音響機器は、再生される音楽と等量の広さと正確な水平定位、垂直定位を持った心理的音響平面を人間の頭の中心付近から形成します。そして、そのような心理的ステレオイメージを理論上完璧に再現できるのは、正しい装着感が得られれば耳から動くことのないカナル型イヤホンです。

 

 これまで私は理論上、こうした完璧なステレオイメージが存在することはわかっていましたが、その音を聴いたことがありませんでした。基本的にこれまで私が聴いてきたイヤホンは完璧なステレオイメージにほど遠かったからです。

 

 私のブログにいくつかある計測データの内、この完璧なステレオイメージに関わるのは心理的イメージの正確性に関わる「ラウドネスステータス」です。はっきり言ってしまえば、私のブログを正しく理解していれば、確認すべきデータはラウドネスステータスとTHDだけだということはお分かりだと思いますが、この界隈には多くの人がいるので、様々な考え方があり、そうした人のニーズを満たすために多くのデータを掲載しています。

 

 御託を並べるのは辞めましょう。以下に公開するのがSoundPEATS Gamer No.1のラウドネスステータスです。

画像11

 

 このグラフはまっすぐなほど、より均質な心理的音エネルギーが期待されることを表しており、つまり、より完璧な心理的ステレオイメージが期待できることを意味します。実際には個人の心理的音響平面は耳の形状などにより異なりますが、等ラウドネス曲線を適用することで、大多数の若い健聴者の平均的な心理音響平面の基礎データを得ることが出来ます。

 

 私は今までかなりの数のイヤホン・ヘッドホンをレビューしてきましたが、ここまで完璧なチューニングは見たことがありません。ハイエンド機種でもこんなまっすぐはありません。そして偶然こんなチューニングが出来上がるわけはないので、SoundPEATSは明らかに狙って音作りしています。Gamer No.1以前に私のリファレンスだった、AKG N5005、final A3000、EarFun Air Proもここまで完璧ではありません。

 

 AKG N5005は中域が完璧に近いのですが、高域で音が聞こえにくく音の伸びに限界を感じます。A3000は逆に高域は完璧に近く聞こえますが、中域が暗すぎます。ただし、A3000の中域が暗いのは意図的で、実際には現実世界の定位に合わせて定位の中心点を頭の中心より奥に離した位置に持っていきたかったんだと思います。ただそのせいでGamer No.1の完璧に近い音響平面を聞いたあとだと、定位に違和感を感じ、空間が窮屈です。以前はN5005やA3000が理想的な中域の典型かと思ってたんですけど、Gamer No.1のほうが音に澱みがありません。

 

 ただ、ここまでのところでも、私は正直自分自身でこのグラフの意味を本質的には理解していなかったと言わざるを得ません。なぜなら、ここまで完璧な一貫性のあるラウドネスステータスを持つ機種を聴いたことがなかったので、完璧に近い心理的音響平面とはどんな音がするのかについて、聴いたことがなかったからです。つまり理屈の上でこう聞こえるだろうというような空想実験にとどまってたんですが、実際に音を聞いたら、その意味がわかりました。「百聞は一聴にしかず」ですね。

 

 SoundPEATS Gamer No.1の音は驚異的です。すべての音が均質に、上下と左右に広がります。その心理的音響空間は私にとってほぼ完璧なので、ほとんどの曲でボーカルがきわめてまっすぐに立って、頭の中心で聞こえます。とくにステレオ再生を前提に制作されたと思われる曲は、多くの場合、楽器の最前列がボーカルと同じ水平位置で横に聞こえるので、モニターディスプレイのように「まったいら」に聞こえます。これはGamer No.1のチューニングが本来、ゲーム画面とゲーム音が空間的に適切に同期することを目的としていたためだと思われますが、それが結果的にオーディオ的に完璧に近い音平面を形成したのでしょう。ただし、ゲームモードの超ドンシャリチューニングの意図は個人的には未だ謎です。シアター空間の再現を狙ったのかな?

 

 とにかく、Gamer No.1の音響空間では、ステレオ再生の音楽であれば、たとえばバイオリンやドラムの音もほぼまっすぐ上に伸びるので、定位が明瞭です。音楽の全体像を映す鏡のように聞こえます。ただし、ステレオ録音された音源はそのまま音源が頭の中心から展開されて聞こえるので、頭にはりついて再現され、ボーカル曲では頭の中心でボーカルの立ち位置から展開されて聞こえるように再現されます。つまりスピーカー再生や生演奏と異なり、音場は広いですが、定位の中心点は完全に頭内的になり、音源や演奏者との距離感がかなり消失したように聞こえます。そのためデジタルに構成された曲より生録音の音源のほうが一般に聴き心地が良いですね。最終的に距離的な不自然さを解消するには録音音源側でバイノーラル対応するなどの処理が必要でしょう。ただし、重低域を足すと音がより自然な空間表現になるので、Gamer No.1の場合、単純に拡張性の不足、具体的には低域の深さが足りないせいで音響空間の展開が足りないのが違和感の原因になっている可能性もあります。

 

 その心理的音響空間ではイヤホンのクセ、つまり存在感はほとんど消えるので、finalの言葉を借りれば、完全な「トランスペアレント」に近い音楽再生が可能になります。

 

 重要なのはそれが現実世界の生演奏の音や頭外定位するスピーカーの音とは本質的に異なるという点です。これを理解しないと完璧な心理的音響平面を持つ機器を製造することは出来ませんし、その音をいびつだと片付けてしまいかねません。心理的音響平面は頭の中に形成される音のディスプレイモニターに映し出されたステレオイメージです。それはテレビの映像が本当の現場とは異なっているのと同じ原理です。したがって、完璧な心理音響平面は完璧に定位感や音像のイメージを再現しますが、その聞こえ方はスピーカーや生演奏といった現実世界の聞こえ方とは異なる、0距離の心理平面からプロットされる音になるので、聞き取り方に慣れが必要な可能性があります。ただ一度慣れてしまえば、テレビの映像が生々しく見えるのと同じように、正確なイメージングで音を聞けるようになります。

 

  とにかく、心ある人はこのイヤホンの音を聴いてみると良いでしょう。イヤホンチューニングに興味がある人は特に。格好の研究対象です。現状では私はこのイヤホン以外で音楽を聴く気がしません。私には、どのイヤホンもイメージングがお粗末すぎて、心理音響平面に限界や極端な凹凸があって、音が求められる位置から遠ざかっていきます。

 

 しかし、このイヤホンは有線でないし、ドライバーの品質的に解像度が足りないので、私はこのサウンドのさらに向こう側を求めています。Gamer No.1は現状存在するあらゆるイヤホンよりまともですが、それでもまだ私の求める理想的な音平面には拡張性をはじめだいぶ足りません。どこかのイヤホンメーカーがもっと高い解像度で音平面をより均質で拡張したサウンドの製品を出してくれないか待っています。私の意見ではおそらく、多くのメーカーの中で、SoundPEATS以外では、finalかSONY、Edifier、そしてオーストラリアの無名に近いメーカー「Prisma Audio」がそのサウンドに最も近い位置にいるように思いますが、そのどれもがGamer No.1に一歩遅れています。AKGは比較的完璧に近かったIEM Target 2017を捨て、IEM Target 2019になって遠ざかりました。

 

 Moondrop?あそこはあのなんとかカーブに数年はしがみつくでしょうから、遠回りしそうですね。完璧な心理音響平面を実現するには、finalのように一度現実世界の音響空間に基づく発想を捨ててから再構成しないといけないと思われます。つまり、現実世界のリスニングルームでスピーカー、ヘッドホン、イヤホンの音を聴きながら製品作りをするというような発想を一度捨てなければいけません。まあ、ファンも多いし、Moondropはしばらくは安泰でしょう。

 

  とはいえ、こんな話題は大多数の人にはどうでもいいことでしょう。大多数の人はイヤホンをただ楽しみたいだけですから、正確なステレオイメージを実現する心理音響平面なんていう究極のオーディオ的目標に関心はないはずです。毎日飽きもせずリリースされ製造され続けているほとんどの製品を聴く限り、オーディオメーカーの大半もそうでしょう。一部のプロ用オーディオ機器を製造しているメーカーだけはわりと興味があるでしょうが。私も本当に最近まで完璧なステレオイメージの良さが体感的にわかってなかったので、ここまで切実ではありませんでした。

 

 以前はイヤホンの音なんて最終的には好みだと思ってましたし、特定のイヤホン以外の製品のイメージングが不自然に聞こえすぎて物足りなく思うなんてことはありませんでした。

 

 そもそも、このイヤホンのもたらした「ほぼ完璧なステレオイメージ」が持っている驚異的で革新的な意味を理解できる人がそんなに多いとも思えません。そして私には耳が2つしかないので、他の人の聞こえ方なんて知りませんから、この音が他の人にどう聴こえるかなんてわかりません。つまり、私の主張が正しいかどうかは個々人が判断すべきことです。私自身は多くの人に理解してもらおうなんて思いません。なぜなら私には私に聞こえる音がすべてで、他人の耳の心配をする必要性はありません。私はイヤホンを布教したいわけじゃないですし、このブログの目的の大部分は自分自身がのちのち楽しめるように、音響機器の個人的な評価と製品情報をなるべく客観的に保存することにあります。

 

 この記事でわざわざGamer No.1を特筆したのは、どこかのメーカーの人がこの音に興味を持って、私にとってより良いイヤホンを作ってくれないかなと思っただけです。まあ、安いイヤホンなので、興味があったらGamer No.1を聴いておくことをおすすめします。

 

 これ、中国じゃ売ってないらしいので、今のところ日本人だけがこのサウンドの知見を体験でき、製品作り(←これ重要!)や曲制作の現場に生かすことが出来ます。

 

 

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【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS Sonic Pro アウトラインレビュー】透明度の高い中域重視のスタジオチューニング。甘やかな美しいボーカルと透明感の高い楽器音が味わえる。邦楽、J-POP向き

SoundPEATS Sonic Pro

SoundPEATS Sonic Pro

【デュアルBAドライバー搭載】 SOUNDPEATS Sonic Pro ワイヤレスイヤホン aptX Adaptive コーデック対応 / 15時間連続再生 / ワイヤレス充電 / QCC3040チップセット搭載 / 低遅延 ゲームモード / デュアル・バランスド・アーマチュアドライバー / Bluetooth 5.2 イヤホン / IPX5防水 カナル型 Type-C充電 サウンドピーツ ブルートゥース ヘッドホン 【ブラック】

 

 

免責事項

  • このレビューは「私的な購入品」または「対価を払ってレンタルした商品」に基づいて書かれています。
  • これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
  • 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。

 

こんな人におすすめ

  • 邦楽、J-Pop、アイドルソング、アニソン好き
  • 愛らしく甘い日本語ボーカルを楽しみたい
  • 華やかなサウンドが好き
  • 通信品質重視
  • スマホでゲームをするので低遅延モードがほしい

 

SoundPEATS Sonic Proの概要

 「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「SoundPEATS Sonic Pro」です。

 SoundPEATS Sonic Proの完全なレビューはこちらにあります。

 

基本スペック
  • 連続/最大再生時間:15h/35h
  • 防水性能:IPX5
  • 対応コーデック:aptX/AAC/SBC
  • 技適番号:018-200322
  • 価格帯:5000円~10000円

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

パッケージ

 価格帯では標準か少し上質なパッケージです。

 

パッケージ内容

 付属品に不足はありません。パッケージには以下のものが含まれています。

  • SoundPEATS Sonic Pro本体
  • 専用充電ケース
  • USB Type-Cケーブル
  • イヤーピース(3サイズ)
  • マニュアル

 

SoundPEATS Sonic Pro
SoundPEATS Sonic Pro
SoundPEATS Sonic Pro

 

ビルドクオリティ

 蓋のぐらつきはありません。ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。

 

 Sonicより高級感のあるデザインになっています。

 

SoundPEATS Sonic Pro
SoundPEATS Sonic Pro
SoundPEATS Sonic Pro

 

装着サンプル

 耳に当たる部分にはSonic同様段差が設けられており、耳にしっかりと嵌るようになっています。

 

SoundPEATS Sonic Pro
SoundPEATS Sonic Pro
SoundPEATS Sonic Pro
SoundPEATS Sonic Pro

 

接続品質

 aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも通信が途切れることはなく、その後は問題なく音楽は再生され、途切れはありません。

 

 ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。

 

インターフェース/操作方法

 操作インターフェースはタッチ式です。

電源ON ケースからイヤホンを取り出す
電源OFF イヤホンをケースに収納する
ペアリング イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード
リセット方法 ①イヤホンをケースに収納
②両方のイヤホンをケースに収め、イヤホンのマルチファンクションボタンを10秒長押し
③イヤホンのLEDランプが2回白色に点灯したらリセット完了
曲再生/停止 マルチファンクションボタンを1回クリック
曲送り 右のマルチファンクションボタンを1.5秒長押し
曲戻し 左のマルチファンクションボタンを1.5秒長押し
音量+ 右のマルチファンクションボタンを2回クリック
音量- 左のマルチファンクションボタンを2回クリック
通話応答 マルチファンクションボタンを1回クリック
通話終了 マルチファンクションボタンを1回クリック
通話拒否 マルチファンクションボタンを1.5秒長押し
音声アシスタント機能 右のマルチファンクションボタンを3回クリック
低遅延モードON/OFF 左のマルチファンクションボタンを3回クリック

 

音質 

 SoundPEATSはSonic Proでドンシャリ卒業宣言をしていますが、どうやら本当にこれまでのサウンドとは違う新機軸を目指したようです。低域から中域はかなりニュートラルに近く、スタジオトラッキングモニター系に近い中域重視のサウンドになっており、ドンシャリだったSonicとは別物の、むしろかまぼこ寄りフラット系のチューニングになっています。

 

 Gamer No.1といい、今回のSonic Proといい、SoundPEATSは伝統に近かった低域への執着を克服して新しいステージでサウンド作りを始めたようです。

 

 以下のレビューはFiiO M15にaptX接続でつないでテストしています。

 

 音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。

 

音質総評
  • 原音忠実度:A
  • おすすめ度:A
  • 個人的な好み:A-

 

 SoundPEATS Sonicはスタジオレコーディングに忠実で正確な中域を持ち、中高域のディテールに丁寧にフォーカスしつつ、一方で日本語音域への明らかな配慮が見られる、まさに日本語ボーカル曲を聞く邦楽やJ-POPリスナー向きのチューニングが施されています。

 

 Sonicのときはどこが日本人向きなのかさっぱり理解できなかったのですが、Sonic Proは日本語が美しく聞こえるサウンドになっており、歌詞は非常に聞き取りやすく、音楽のニュアンスもわかりやすく感じるでしょう。

 

 ただ音場が狭く、中高域の押し出し感がやや強いので、若干聞き疲れしやすい傾向があります。

 

音質的な特徴
美点
  • 中域への適切なフォーカス
  • 自然な質感
  • 構築的
  • 艶やかで華やかな中高域
  • ボーカルフォーカスが良い
  • 日本語音域へのフォーカス

 

欠点
  • 少し尖って聞こえやすい子音
  • 拡張性に欠ける
  • 狭い音場
  • 押し出し感が強い
  • 聞き疲れしやすい
  • シャウティになりやすい

 

総評

 SoundPEATS Sonic Proは母音重視の日本語音域にフォーカスされるサウンドを持つ、邦楽やJ-POPを楽しむ日本人向きのサウンドを持っています。その中域はほとんどニュートラルで甘く明るいボーカル中心に楽しめるようになっており、中高域の印象度が高い華やかなサウンドです。ボーカルがキラキラ輝いてはっきりと聞こえるので、アイドルソングなどを楽しむ層に刺さるだろうチューニングですね。

 

 スペック的にも優れており、低遅延モード搭載やワイヤレス充電対応など機能も豊富です。

 

SoundPEATS Sonic Pro

SoundPEATS Sonic Pro

SoundPEATS Sonic Pro

¥6.880(税込)

 

 
 
 
 

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【ニュース】大人気機種の進化版「Sonic Pro」リリース。記念セールも開催

SoundPEATS Sonic Pro

SoundPEATS Sonic Pro

【デュアルBAドライバー搭載】 SOUNDPEATS Sonic Pro ワイヤレスイヤホン aptX Adaptive コーデック対応 / 15時間連続再生 / ワイヤレス充電 / QCC3040チップセット搭載 / 低遅延 ゲームモード / デュアル・バランスド・アーマチュアドライバー / Bluetooth 5.2 イヤホン / IPX5防水 カナル型 Type-C充電 サウンドピーツ ブルートゥース ヘッドホン 【ブラック】

 

 SOUNDPEATSから人気の完全ワイヤレスイヤホン「Sonic」を音質・機能両面で強化したイヤホン「Sonic Pro」が登場しました。

 

 「Sonic」同様「日本人の耳」を意識したサウンドチューニングを施しているそうです。宣伝文句がAVIOTみたいですね。個人的にはSonicのチューニングはそんな好きじゃないですけど。

 

 さらに株式会社音元出版主催の国内最大級オーディオ&ビジュアル機器アワード「VGP 2021 SUMMER」において、特別賞および金賞受賞の栄誉に浴したことを記念してと称し、Amazonプライムデーに合わせて、Sonic Proを含む一部製品最大30%OFFの特別セールをamazon.co.jpにて21日と22日の2日間実施するそうです。

 

 最近同じ価格帯でJPRiDEから「TWS-520 mk2」なんてのも発売されてましたけど、Sonic Proのスペックを見ていると正直、はるかにコストパフォーマンスが違うように思えますね。この価格帯で機能満載、2BAの完全ワイヤレスイヤホンモデルをリリースできてしまうSoundPEATSに日本メーカーが対抗するのは厳しそうというのが個人的な感想です。

 

 しかも最近のSoundPEATSはチューニングもうまくなっていて、JPRiDEよりよほどオーディオファン向きのサウンドの機種出してますしね。どこぞのKZのように「安くてたくさんBA積んどけ、チューニングは知らん、スペックで売れるだろ」なんて作り方をしないんですよね、このメーカー。

 

 今年のプライムデーの目玉商品はこれかな。今のところこの「Sonic Pro」を買う予定です。

 

 以下プレスリリース情報です。

 

音質を追求、デュアルBAドライバーを採用

 音質の決め手となるドライバーに、バランスドアーマチュア(BA)2基構成の「デュアルBAドライバー」を採用しました。BAドライバーを高域側と低域側に分け再生周波数帯域を拡大させることで、高音域をより繊細に、中低音域をより豊かに再生します。音色の分離感やアーティストが意図した繊細な表現も丁寧に描写します。“日本人の耳”を意識したサウンドチューニングも、デュアルBAドライバー向けにいちからやり直しています。

 

SoundPEATS Sonic Pro

 

高性能Bluetooth SoC「QCC3040」を採用

 通信と音楽再生を担うBluetooth SoCには、Qualcomm®の高性能チップ「QCC3040」を採用しました。最新規格Bluetooth 5.2に対応、通信範囲拡大およびスループット向上に務めたほか、あらゆるソース機器との左右同時接続を可能にするQualcomm®の技術「TrueWireless Mirroring」の採用により、電車内など人が多い場所での音途切れ・音飛びを最小限に抑えています。

 

aptX Adaptive/aptXをサポート

 音質志向のオーディオコーデックaptX™ Adaptiveに対応しました。周囲の電波状況に応じてビットレートを変動させる機構により、余裕があるときは音質最優先のaptX™ HD相当で、混雑しているときは接続安定を優先したaptX™相当でご利用いただけます。もちろん、SBCとAACもサポートしているので、お使いのスマートフォンを選びません。

 

SoundPEATS Sonic Pro

 

cVc 8.0ノイズキャンセリング技術に対応

 高性能マイクを内蔵、通話品質を追求しました。さらに、音声通話時に発信者の声をクリアにするcVc™ 8.0 ノイズキャンセリング技術により、周囲が騒がしい場所でも自分の声が相手に届きやすく、テレワーク/テレスクール用イヤホンにも最適です。

 

徹底した省電力、充電ケースはワイヤレスチャージ対応

 高性能バッテリーの搭載と左右同時接続技術「TrueWireless Mirroring」を生かし、本体のみで15時間連続再生という高い省電力性能を実現しました。有線Type-Cのほかワイヤレスチャージ※にも対応した充電ケースを使用すれば、最大35時間の連続再生も可能です。※:本製品にワイヤレス充電器は付属しません。

 

SoundPEATS Sonic Pro

 

低遅延のゲームモードを搭載、ゲームやネット動画にも

 イヤホン本体はIPX5の防水性能を装備、屋外やスポーツでも安心してご利用できます。特別なコーデックを必要としない、わずか60msという低遅延のゲームモードを備えているため、シビアな操作タイミングを要求するゲームや、口元の動きと声のずれが気になるネット動画も、違和感なく堪能いただけます。

 

【Sonic Proの概要】

注:「◎」はSonicからの変更点/新機能です。
◎バランスドアーマチュアドライバー2基構成の「デュアルBAドライバー」
◎“日本人の耳”を意識したBAドライバー向けサウンドチューニング
◎ワイヤレスチャージ対応の充電ケース
◎特別感を醸し出すカラーリング(イヤホン本体、充電ケース)
・Bluetooth SoCにQualcomm®の高性能チップ「QCC3040」を採用
・左右同時接続技術「TrueWireless Mirroring」のサポート
・高音質コーデック「aptX Adaptive」と「aptX」のサポート
・本体のみで15時間、充電ケース併用で最大35時間の連続再生
・高性能マイクとcVc™ノイズキャンセリング技術による高い通話品質
・操作用の物理ボタンを兼ねた、光るフェイスプレート
・IPX5対応の防水性能
・ご購入から1年間のメーカー保証

 

【主な仕様】

製品名                                Sonic Pro(ソニック・プロ)
カラー  ブラック
本体寸法(充電ケース)  高さ6.1 x 幅3.9 x 厚さ3.5 cm
Bluetoothプロファイル  HSP、HFP、A2DP、AVRCP
対応オーディオコーデック  aptX Adaptive、aptX、AAC、SBC
最大再生時間(イヤホンのみ/充電ケース併用) 約15時間/約35時間
満充電までの時間(イヤホン/充電ケース) 約1.5時間/約2時間
防水レベル  IPX5
重量(イヤホン片側/充電ケース) 約6g/約47g(イヤホン含む)
販売  オンライン(Amazon、弊社公式サイト、
楽天市場、Qoo10)

 

【受賞記念特別セールについて】
6月21日 0時から22日 23:59まで開催のAmazon Prime Dayにて、弊社一部製品の最大30%OFF特別セールを実施致します。今回発売のSonic Proも、VGP 2021 SUMMER コスパ大賞・金賞ダブル受賞を記念し、30%OFFで提供します。ぜひご利用ください。 
対象商品(※一部抜粋)
製品名
URL
通常価格
セール価格 割引率
TrueFree2
3,980
2,786
30%
TrueAir2+
5,280
3,960
25%
Truengine3SE
6,280
4,396
30%
S1
2,980
2,235
25%
T2
5,580
4,185
25%
Q35HD
4,099
2,869
30%
Watch Pro 1
4,680
2,980
30%
Q30HD
3,690
2,583
30%
TrueCapsule2
4,680
3,276
30%

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【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS Gamer No.1 アウトラインレビュー】この価格帯ではかなりの良チューニング。全体的にバランスが良く、中域が明瞭なモニターサウンド

SoundPEATS Gamer No.1

SoundPEATS Gamer No.1

SOUNDPEATS Gamer NO.1 ワイヤレスイヤホン ゲームモード / 音楽モード デュアルドライバー 4-Mic搭載 5時間連続再生 60ms低遅延 ゲーミングイヤホン Bluetooth イヤホン ワイヤレス 高音質 完全ワイヤレス イヤホン Type-C充電 LEDディスプレイ 自動ペアリング 両耳 / 片耳対応 小型 防水 サウンドピーツ ブルートゥース イヤホン ヘッドホン (ブラック)

 

 

免責事項

  • このレビューは「私的な購入品」または「対価を払ってレンタルした商品」に基づいて書かれています。
  • これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
  • 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。

 

こんな人におすすめ

  • 明瞭感の高いサウンドが好き
  • モニターサウンドが好き
  • 中域をしっかり聞きたい
  • 携行性の高いイヤホンが欲しい
  • 低遅延モードが欲しい
  • ゲーミングデザインが好み

 

SoundPEATS Gamer No.1の概要

 「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「SoundPEATS Gamer No.1」です。

 SoundPEATS Gamer No.1の完全なレビューはこちらにあります。

 

基本スペック
  • 連続/最大再生時間:5h/25h
  • 防水性能:非公表
  • 対応コーデック:AAC/SBC
  • 技適番号:018-210026
  • 価格帯:3000円~5000円

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

SoundPEATS Gamer No.1の特徴

  • 【超低遅延ゲームモード、一歩先を行くワイヤレスイヤホン】独自の低遅延技術によって、ゲームモードで、ワイヤレスタイプながら0.06sと低遅延を実現しています。音声が途切れることなく常に同期されるため、敵の足音や銃声などをキャッチして素早く反応でき、0.1秒で勝敗が分かれるFPSやバトロワゲーでは、勝利の鍵を入手できます。                                                             .
  • 【デュアルドライバー搭載、立体感に優れたサウンド】デュアルドライバーを搭載しているため、高・中・低の三音域をバランスよく振り分け、音を細部まで聞き取りやすくなります。そのため、立体的に音が流れるので相手の位置の方向や距離感が掴みやすく、ゲームへの没入感が多く得られます。FPSにおいて小さな足音やスキル使用音を確認しやすくなり、据え置きにもスマホゲームにも適したゲーミングイヤホンです。                                                             .
  • 【個性が光るデザイン ゲーミングモードを盛り上げる】充電ケースにスネークヘッドのユニークなデザインを採用しており、耳元で優しく光るライトが、スタイリッシュさを演出します。ユーザーの耳の個別形状に合うイヤーピースを提供し、ソフトな装着感と安定したフィット感を両立します。長時間のゲーミングにも快適にご利用いただけます。                                                             .
  • 【マイクを4基搭載 声をはっきりと届ける】ノイズキャンセルマイクが4基搭載され、クリアな声を届けることができ、気軽にゲーム通話が楽しめます。スティック型ですので、マイクを口元に近づけやすくなり、明瞭な音声通話を実現しました。チームメイトには話す声のみをはっきりと伝えることが可能になり、ボイスチャットなども円滑に行います。                                                             .
  • 【5時間連続再生 お気軽にお試し下さい】イヤホン本体で5時間駆動が可能なGamer NO.1は、充電ケースと併用で最長25時間の再生を実現します。購入後30日間、理由を問わず返品・返金できます。商品の返送料も無料です。お気軽に、SoundPEATS をお試しください。

 

パッケージ

 パッケージはほかのSoundPEATS製品と共通で紙製の環境に優しいデザインになっています。またストレスフリーでイヤホンが取り出せます。

 

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SoundPEATS Gamer No.1
SoundPEATS Gamer No.1
SoundPEATS Gamer No.1
SoundPEATS Gamer No.1
SoundPEATS Gamer No.1

 

パッケージ内容
  • SoundPEATS Gamer No.1本体
  • 専用充電ケース
  • USB Type-Cケーブル
  • イヤーピース(S/M/L)
  • マニュアル

 

ビルドクオリティ

 ケースはゲーミングマウスのようなデザインになっています。サイズはコンパクトで、厚みもそれほどなく、持ち運びやすいです。

 

 側面のLEDは普段はゆっくり点灯しますが、充電残量が10%以下になると素早く点滅するようになります。

 

 SoundPEATSのロゴデザインもフォントがゲーミング風にアレンジされています。

 

SoundPEATS Gamer No.1
SoundPEATS Gamer No.1
SoundPEATS Gamer No.1

 

装着感

 装着感は良好です。

 

 側面のLEDは音楽を再生すると消灯します。

 

SoundPEATS Gamer No.1
SoundPEATS Gamer No.1
SoundPEATS Gamer No.1
SoundPEATS Gamer No.1

 

接続品質

 AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。ただし、遮蔽物を挟むと音楽が途切れがちになり、一貫して音楽を聴くのは困難でした。

 ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。

 

インターフェース/操作方法

 操作インターフェースはタッチ式です。

電源ON イヤホンを取り出す
電源OFF イヤホンを収納し、ふたを閉める
ペアリング イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード
手動の場合、マルチファンクションボタンを6秒長押し
リセット方法 イヤホンを両方ともケースに収納し、マルチファンクションボタンを16秒長押し
曲再生/停止 マルチファンクションボタンを2回タップ
曲送り 右のマルチファンクションボタンを1.5秒長押し
曲戻し 左のマルチファンクションボタンを1.5秒長押し
音量+ 右のマルチファンクションボタンを1回タップ
音量- 左のマルチファンクションボタンを1回タップ
通話応答 マルチファンクションボタンを2回タップ
通話終了 マルチファンクションボタンを2回タップ
着信拒否 右のマルチファンクションボタンを1.5秒長押し
ゲームモード ON/OFF 左のマルチファンクションボタンを3回タップ
音声アシスタント起動 右のマルチファンクションボタンを3回タップ
状態ランプの消灯/点灯 マルチファンクションボタンを4回タップ

 

音質

 SoundPEATS Gamer No.1はニュートラルを意識した非常にバランスの良い音質を持っています。レンジ感とディテールは比較的優れており、低域と高域が非常にバランスよく拡張性もかなり優秀に聞こえます。SoundPEATS歴代機種の中でも万能性の高い、屈指の良質なチューニングです。

 

 ゲームモード時の音質はかなりのドンシャリになります。以下のレビューはノーマルモードで行っています。

 

 音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。

 

音質総評
  • 原音忠実度:A
  • おすすめ度:S-
  • 個人的な好み:S

 

 SoundPEATSはこの機種をゲーミングモデルとして売り出しているようですが、実際にはゲームモードの音質はゴミです。ノーマルモードは非常にバランスの取れた質の良いサウンドで、5000円以下で買えることを考えると、かなりお得と言えます。

 

 そのサウンドは原音忠実性がかなり高いので、クラシックや雅楽など伝統的な音楽を、質感が自然なままディテールも丁寧に味わいたいという人にとって、価格帯で最高クラスのサウンドを提供します。ただしフルオーケストラを味わえるほどの音圧感は充分に出ません。

 

 個人的にかなりチューニングに感心した機種です。

 

音質的な特徴
美点
  • 原音忠実性が比較的高い
  • 中域の質感が自然
  • 明るく華やか
  • ディテールに優れる
  • 拡張性も比較的良好
  • 繊細
  • のびやか
  • ボーカルニュアンスが豊か
  • 高い鮮明感
  • 良質なモニターサウンド
欠点
  • 低域はやや存在感が薄い
  • 若干アグレッシブに聞こえやすい
  • 少し硬く聞こえやすい
  • 人によって歯擦音が少し強い可能性

 

総評

 率直に言って、最近のSoundPEATSの技術力とチューニング能力の高さには舌を巻きます。SoundPEATS Gamer No.1は、その多少ふざけたように聞こえる名前とは裏腹に、ゲーミングモデルというよりは良質なモニターイヤホンとして歓迎されるでしょう。むしろゲームモードのサウンドはノーマルモードの良質なサウンドとは似ても似つかないゲテモノです。

 ノーマルモードのチューニングはこのブランドでもかつてないほど良質に仕上げられており、十分にオーディオファンを満足させる品質です。正直、私は度肝を抜かれました。

 

SoundPEATS Gamer No.1

SoundPEATS Gamer No.1

SOUNDPEATS Gamer NO.1 ワイヤレスイヤホン ゲームモード / 音楽モード デュアルドライバー 4-Mic搭載 5時間連続再生 60ms低遅延 ゲーミングイヤホン Bluetooth イヤホン ワイヤレス 高音質 完全ワイヤレス イヤホン Type-C充電 LEDディスプレイ 自動ペアリング 両耳 / 片耳対応 小型 防水 サウンドピーツ ブルートゥース イヤホン ヘッドホン (ブラック)

 

SoundPEATS Gamer No.1

SoundPEATS Gamer No.1

¥4,880(税込)

 
 
 
 
 

 

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【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS T2 アウトラインレビュー】人気ブランドが投入した低価格ANC搭載完全ワイヤレスイヤホン。低域好きにとっての福音となりうる。一般人はお断り

SoundPEATS T2

SoundPEATS T2

SOUNDPEATS T2 進化版 ワイヤレスイヤホン / アクティブノイズキャンセリング / 外部音取り込みモード / MCSync左右同時伝送 / 単体10時間 長時間再生 / 高音質 低遅延 / 防水耐汗 / ANC ノイズキャンセリング 音漏れ防止 良きフィット感 Type-C充電対応 スポーツイヤホン 完全ワイヤレス イヤホン Bluetooth イヤホン タッチセンサー式 低音重視 自動ペアリング ハンズフリー Zoom ミーティング テレワーク ブルートゥース ヘッドホン サウンドピーツ [技適認証取得、正規メーカー1年保証] (ブラック)

 

 

こんな人におすすめ

  • 低価格でANC性能に優れた機種が欲しい
  • ライブ感のある重低域を味わいたい
  • 長時間の仕事や家事の間も音楽を聴きたい
  • 外音取り込み機能が欲しい
  • 使い勝手が良いイヤホンが欲しい

 

SoundPEATS T2の概要

 「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「SoundPEATS T2」です。

 SoundPEATS T2の完全なレビューはこちらにあります。

 

基本スペック
  • 連続/最大再生時間:10h/30h
  • 防水性能:不明
  • 対応コーデック:AAC/SBC
  • 技適番号:018-210003

 

SoundPEATSについて

 SoundPEATSはまだまだ日本で知名度が高いとは言えないかも知れませんが、ワイヤレスイヤホン市場では中華ブランドの中で最も成功したブランドの一つと言え、その高品質製品で多くのファンを獲得しています。低価格で変な中華ブランドを買うよりはSoundPEATS製品を買った方がサポートも品質も満足できるはずです。

 品質の高い製品とサービスクオリティの高さからamazonなどECサイトから販売網を広げ、現在ではビックカメラなど日本国内の家電量販店でも取り扱いが拡大しました。

 

SoundPEATS

 

f:id:kanbun:20200507113630p:plain

 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

SoundPEATS T2の特徴

異なる周波数が混ざった音を繊細に再現する12mmダイナミックドライバーにより、画期的なサウンド体験をもたらす
Cayin YB04
 自社が独自開発した音質向上技術を使用し、異なる周波数の音声シグナルをバランスよく分別させ、12mmの高品質のダイナミックドライバーで音質を大きく高め、迫力のある音を奏でます。
 低音域だけではなく中・高音域の表現力も格段にアップされ、パワフルで深みのある低音をプラスし、透明感のある立体サウンドかつ爽やかな余韻の抜け味が心地よく耳に馴染んできます。

 

アクティブノイズキャンセリング、外部のノイズを遮断し、包み込むようなサウンドを生み出す
 最大35dBのノイズ低減性能を持つノイズキャンセル機能によって、電車(地下鉄など)や飛行機、カフェや人込みの多い場所でも周囲の雑音が打ち消せ、外でも屋内でも没入感の高い快適な環境で音楽を楽しむことが可能です。高遮音機能のもつため、耳栓としての活用も期待でき、勉強やデスクワークなどに活用できます。
Cayin YB04

 

外部音取り込みモード、音楽を楽しみながら、周囲で起きていることが分かる
Cayin YB04
 本製品は周囲の音を聞き取りやすくする外音取り込み機能が搭載されています。カフェやコンビニのレジで店員さんとの応対のために音楽を止めなくても、店員さんの話をしっかりと聞き取ることができます。
 駅のアナウンスもはっきり聞き取れ、乗車の際に、音楽に夢中し過ぎて、うっかり目的地を通過してしまう心配がありません。
 ヒアスルーを搭載しない一般的な完全ワイヤレスイヤホンと異なり、周囲の音を確認するためにイヤホンを外す必要がないため、イヤホンが落下して、傷が付いたり破損したりしてしまうリスクが少なくなり、イヤホン落下や紛失による損失の可能性が減ります。

 

パッケージ

 SoundPEATS T2のパッケージは決して豪華ではありませんが、機能的でエコです。紙を中心としたパッケージ構成で処分に困ることはなく、地球環境にも優しいデザインです。

 付属品は最低限揃っており、不足はありません。

 

SoundPEATS T2

SoundPEATS T2
SoundPEATS T2
SoundPEATS T2
SoundPEATS T2

 

ビルドクオリティ

 ビルドクオリティは価格を考えると、悪くありません。SoundPEATSらしい黒でまとめられたシンプルでエレガントな外観です。

 人によっては地味すぎると思うかもしれません。

 

SoundPEATS T2

SoundPEATS T2
SoundPEATS T2
SoundPEATS T2
SoundPEATS T2

 

装着感

 耳が小さい人でも問題なく装着できそうです。収まりもよいでしょう。

 

SoundPEATS T2

SoundPEATS T2
SoundPEATS T2
SoundPEATS T2

 

PR

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

ベストセラーモデルがさらに進化

⼈気モデル「Soundcore Liberty Air 2」の音質・機能性をさらにアップグレードした上位モデル。Anker独自の「ウルトラノイズキャンセリング」を搭載。イヤホンの外側と内側に配置した2つのマイクで周囲の音を検知し雑音を除去することで、聴きたい音楽をクリアに届けます。また、あなたが今いる環境をアプリ上で選ぶだけで、そのシーンに最適なノイズキャンセリングを起動させることができます。

HearID 2.0

従来のHearing Profileの自動作成に加えて、ロックやポップ等の音楽ジャンルを掛け合わせて設定することが可能になり、より自分の好みにあったサウンドをお楽しみいただけます。

外音取り込み機能

音楽を聴いていても、イヤホンを付けたまま会話や公共施設のアナウンス等の外音を取り込んで聴くことがきます。(※本機能はアプリでの設定が必要です)

直感的なタッチ操作

イヤホンのタッチパッドを操作するだけで、着信への応答や音楽の再生、停止、曲送りが可能なほか、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能の切り替えができます。

音質

音質総評
  • 原音忠実度:C+
  • おすすめ度:B+
  • 個人的な好み:S+

 

 SoundPEATS T2はノーマルモードで運用する場合、わりと万人向きのイヤホンです。そのサウンドは人気機種であるTruengine 3SEを少し低域寄りのドンシャリにしたバランスで、伝統的なSoundPEATSのハウスサウンドを好む人を一定程度引き付けるかもしれません。

 ただし、全体的な音場の拡張性と中域の印象は3SEのほうが優れています。3SEはディテールと明度がT2より高いため、印象的な解像感で優っており、3SEのほうがより好ましく思う人が多いでしょう。3SEに比べると、T2の中域は暗く、窮屈でボーカルのスポットライトのあたり方、のびやかさにも欠けます。超高域の抜けもよくありません。

 

 一方で、T2のANCモードは完全に低域ジャンキー向きの味付けになっています。それは実際にはこの価格帯どころか全イヤホン探しても屈指の非常にクリアなサウンドを持っていますが、聞こえる音のほとんどが低域に影響されるため、低域ジャンキー以外はその恩恵を感じ取るのは困難でしょう。むしろ解像感が悪いイヤホンに思われる可能性が高いです。

 結局のところSoundPEATS T2は「SoundPEATS Truengine 3SEのANC対応版を狙って少しいびつに完成された何か」です。

 個人的にはかなり好きなイヤホンですが、ANCモードは明らかに万人向きではありません。そしてANCモードを使わないことを前提にするなら、Truengine 3SEやSonicのほうがよいと思う人も多そうです。

 

 重低域好きは迷わずコレクションに加えるべき逸品です。常識的な一般人の方にはお勧めしません。 

 

音質的な特徴
美点
  • 低域ジャンキーを完全に満足させる重低音
  • ノーマルモードではわりとバランスが良いサウンド
  • シックで上品
  • 心を落ち着かせる沈潜的なサウンド
  • 歪みの少なさが完全ワイヤレスイヤホン史上最高クラス
  • 重厚
  • 映像観賞に向く
欠点
  • 低域バカなANCモード
  • ANCモード時の頭が悪いサウンド
  • ANCモード時は埋没感が強い
  • ノーマルモードはバランス的には多くの人にとって、劣化Truengine 3SE

 

総評

 SoundPEATS T2はそこらへんの一般人が普通に耳につけている、おならのような音がする「音の出るおしゃぶり」とは似て非なるものです。それは別次元の重低音サウンドを持っています。

 そのサウンドは万人向きなフラットカーブのおしゃぶりが大好きで、ノーマルモードの心地よいサウンドに騙されて、素敵で調和のとれた音楽を楽しみたいと願う一般人のささやかな期待を無慈悲に打ち砕き、静けさを求めてANCをONにしたとたん、音楽は騒音に変わり、落胆が待っています。明らかに万人向きではありません。

 SoundPEATS T2のサウンドは本物の重低音を聴かせるためだけにあり、魂を揺さぶられる重低音とともに心の底から音楽と一体化したいと本気で願っている、一部の低域ジャンキーのためのものです。そこは低域好きのための聖域であり、一般人が土足で入り込む場所ではありません。あなたが低域ジャンキーでないなら、このイヤホンからはクソみたいな籠った音しか出ないので、手を出さないことです。

 幸いにして、最近になって、この価格帯近くにはたくさんの優秀な「ノイキャン付き耳おしゃぶり」があふれているので、あなたの周りには十分な選択肢が残されており、あなたが進む道を見失って袋小路に入ってしまうことはありません。このイヤホンのことは忘れて来た道を引き返すべきです。たとえばEarfun Air Proを買えば、より満足できるでしょう。

 

SoundPEATS T2

SoundPEATS T2

SOUNDPEATS T2 進化版 ワイヤレスイヤホン / アクティブノイズキャンセリング / 外部音取り込みモード / MCSync左右同時伝送 / 単体10時間 長時間再生 / 高音質 低遅延 / 防水耐汗 / ANC ノイズキャンセリング 音漏れ防止 良きフィット感 Type-C充電対応 スポーツイヤホン 完全ワイヤレス イヤホン Bluetooth イヤホン タッチセンサー式 低音重視 自動ペアリング ハンズフリー Zoom ミーティング テレワーク ブルートゥース ヘッドホン サウンドピーツ [技適認証取得、正規メーカー1年保証] (ブラック)

 

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SOUNDPEATS TrueWings

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SOUNDPEATS TrueWings ワイヤレスイヤホン 特製イヤーフック付き トレーニングに最適 IPX7防水 外音取り込み機能対応 バイオセルロース振動板使用 Type-C充電対応 スポーツイヤホン 高音質・低遅延 22時間長時間再生 落ちない 耳かけ式 スポーツイヤホン ブルートゥース イヤホン Bluetooth5.0 防汗 タッチセンサー式 片耳モード可 Bluetooth イヤホン iPhone Android対応 サウンドピーツ 【メーカー1年保証】 ブラック

 

 

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【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS TrueFree2 レビュー】パワフルでパッションに満ちた重厚かつメタリックな黒光りするドンシャリサウンド。ロックファンのためのエントリーモデル

SoundPEATS TrueFree2

SoundPEATS TrueFree2

SOUNDPEATS Truefree 2 ワイヤレスイヤホン IPX7防水 良きフィット感 長時間再生 充電対応 高音質 低遅延 スポーツイヤホン Type-C サウンドピーツ 完全ワイヤレス イヤホン クリア通話 Bluetooth イヤホン カナル型イヤホン Zoom ミーティング テレワーク Bluetooth5.0 ブルートゥース ヘッドホン [正規メーカー1年保証] ブラック

 

 

 今回取り上げる機種は最新の完全ワイヤレスイヤホン、SoundPEATS TrueFree 2です。

 SoundPEATSはまだまだ日本で知名度が高いとは言えないかも知れませんが、ワイヤレスイヤホン市場では中華ブランドの中で最も成功したブランドの一つと言え、その高品質製品で多くのファンを獲得しています。低価格で変な中華ブランドを買うよりはSoundPEATS製品を買った方がサポートも品質も満足できるはずです。

www.soundpeatsaudio.com

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

 

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:4h/20h
  • 防水性能:IPX7
  • 対応コーデック:AAC/SBC
  • 技適番号: 211-181022

 

SoundPEATS TrueFree2

 

 

SoundPEATS TrueFree2の特徴

日本のオーディオ最高権威、VGPアワードを受賞

 家電量販店から専門店まで、日本全国の有力販売店と、オーディオ機器のトレンドと魅力を熟知、オーディオビジュアル専門誌で健筆を振るう評論家が選ぶ、日本におけるオーディオ品評の最高権威がVGPアワードです。SOUNDPEATS TrueFree2は、全3回にわたる厳しい審査会審査を勝ち抜き、見事VGPアワードを受賞しています。

 

 SoundPEATS TrueFree2

 

ロープライスでハイクオリティオーディオ体験

 安定動作と高速転送が特徴的なプロ仕様の「Realtek」チップセットを使用し、繁華街のど真ん中など過酷な環境においても安定した動作を行え、低遅延で途切れせずに再生可能できる一方、電力消費効率も通信安定性も向上しました。両耳で再生する通常モードに加え、左右それぞれで再生可能な片耳モードが搭載され、ご利用シーンに応じて便利に使えます。

 ドライバーは6mm口径の複合振動板を使用しており、クリアなオーディオ体験を実現しています。 

 

SoundPEATS TrueFree2

 

高い防水性能IPX7

 SoundPEATS TrueFree2は防水性能IPX7を実現しています。IPX等級において、IPX7は事実上の最高等級であり、短時間での水没に耐えられる品質です。水たまりに落としてしまっても影響はないので、強い雨の中で使用しても問題ありません。もちろん汗には十分な耐性を持っており、スポーツのお供としても十分に活躍してくれます。

 

SoundPEATS TrueFree2

 

 

パッケージ

 パッケージは価格帯では少し豪華です。パッケージデザインはSoundPEATS共通デザインで、シンプルですが安物感はありません。環境に配慮された紙を中心素材としたエコパッケージだという点は個人的に好感が持てます。

 付属品にはイヤーピースの替え、イヤーウィングの替え、充電用USBケーブル(Type-C)、説明書などが含まれます。

 

 ビルドクオリティは価格を考えると比較的上質です。前世代機種より全体的なクオリティは向上しているようです。

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SoundPEATS TrueFree2

SoundPEATS TrueFree2

SoundPEATS TrueFree2

SoundPEATS TrueFree2

SoundPEATS TrueFree2

 

www.youtube.com

 

 

装着サンプル

 イヤーウィングを使うと耳へはかなりしっかり装着されます。耳から出る部分は比較的少ないようです。

 

 音楽再生中にLEDが光ることはありません。

 

SoundPEATS TrueFree2

SoundPEATS TrueFree2

SoundPEATS TrueFree2

SoundPEATS TrueFree2

 

 

接続品質

 AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物があっても接続は維持されますが、遮蔽した直後に大きく乱れ、その後も音楽は楽しめますが、ところどころプチプチします。

 

 ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。

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インターフェース/操作方法

 操作インターフェースはフェースプレート部分にあり、物理式です。

電源ON

 ケースからイヤホンを取り出すと、自動で電源ONになります。

 またマルチファンクションボタンを1.5秒長押しすることで手動で電源ONにできます。

電源OFF

 イヤホンをケースに収納すると、自動で電源OFFになります。

 またマルチファンクションボタンを8秒長押しすることで手動で電源OFFにできます。

ペアリング

 イヤホンは接続先がないと自動でペアリングモードになります。

 また電源OFF状態のときに左右どちらかのマルチファンクションボタンを5秒長押しすることで手動でペアリングモードにすることができます。

リセット方法

 イヤホンをケースに収納して、左右のマルチファンクションボタンを同時に10秒間長押しします。LEDインジケーターが白色で2回点滅したらリセット成功です。

曲再生/停止

 左右どちらかのマルチファンクションボタンを1回タップします。

曲送り

 右耳側のマルチファンクションボタンを1.5秒長押しします。

曲戻し

 左耳側のマルチファンクションボタンを1.5秒長押しします。

音量を上げる

 右耳側のマルチファンクションボタンを2回タップします。

音量を下げる

 左耳側のマルチファンクションボタンを2回タップします。

通話応答

 着信時に左右どちらかのマルチファンクションボタンを1回タップします。

通話終了

 通話中に左右どちらかのマルチファンクションボタンを1回タップします。

着信拒否

 着信時に左右どちらかのマルチファンクションボタンを1.5秒長押しします。

音声アシスタントの起動

 右耳側のマルチファンクションボタンを3回タップします。

 

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L/RightMark Audio Analyzer

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

周波数特性

 マガジン専用コンテンツになります。

note.com
 

サウンドシグネチャー解説

 マガジン専用コンテンツになります。

note.com

 

THD+N特性

 マガジン専用コンテンツになります。

note.com

 

音質解説

 SoundPEATSは深い低域にこだわりのあるチューニングを行いますが、TrueFree2も例外ではありません。高域も低域と釣り合いが取れるほど強調される構造になっています。中域は後退的で少し暗いでしょう。

 

※各評価項目はあくまでリファレンスサウンド(当サイトの機器測定における自由音場フラット)から見ての周波数特性データと私の聴感に基づく評価です。たとえば迫力のある低域を重視する人は「存在感」「太さ」「重み」「臨場感」が高い低域を好むと思いますが、このような音は本来最も重視されるべき「原音忠実度」はおそらくあまり高くありません。

 再生機器にとって「原音忠実性」こそが最も重視されるべきというのはオーディオ界隈の共通認識であると思われますので、本ブログの音響機器の評価も「原音忠実性」を最も重視しています。

 「原音忠実度」は基本的に高ければ高い方が多くの人にとって良いと思われますが、ほかの評価値は中間値である「B」を離れるほど原音忠実性が薄れます。そのため「S」や「A」はその音要素を好む人には最も心地よい音かも知れませんが、他の人には不快かも知れません。そして不快な音要素が決まっている人は、むしろその音要素が低い評価のものを選ぶとより心地よく音楽を楽しめると思います。

 このように、当ブログでは原音忠実(リファレンスサウンド)からの距離を提示することで効率的にあなたの好みに合ったオーディオ機器を発見できるように工夫しています。

 評価が高ければ高いだけ良い評価値というのは「原音忠実度」「クリア感」「おすすめ度」で、とくに「原音忠実度」+「クリア感」がオーディオ製品としての単純な優秀性を表します。

 

「原音忠実再生」についての参考動画:創造の館「いい音とは何か」

 

 

※以下のリンク先はpdfです。

www.unipex.co.jp

 

低域(原音忠実度:B-/臨場感:B/深さ:B+/重み:B+/太さ:B+/存在感:B+)

 低域は深さや重みが強調されるサウンドになっています。

 

 SoundPEATSらしい深みのある低域ですが、傾斜は比較的緩やかなのでノイズが強調されすぎる感じはありません。階層性もよく、やや輪郭が強調されてタイトさがありますが、重厚感のあるサウンドです。バスドラムキックはかなり重量感のあるキックをかましてくれ、低域のリズムは生き生きと聞こえるでしょう。エレキベースのほうはキックに比べると相対的におとなしい感じに聞こえます。低域弦楽も重厚感があります。

 

中域(原音忠実度:B-/厚み:B+/明るさ:C+/硬さ:B-/存在感:C+)

 中域は全体の中では凹んでいます。低域とのつながりは良く、安定感がありますが、質感的にはドライです。

 

 中域は奥行き感が強調されており、少し暗い位置に聞こえやすいです。暗さと一定の静寂感のおかげで中域音はわりと落ち着いて聞こえますが、中高域から高域はかなりシャープな感じがあるので、上方向に少しひきつって聞こえます。ボーカルは媚びた感じは強くありませんが、ツ音が尖りやすく、サ行も少し強調されるので、少しアグレッシブに聞こえます。質感も少しカサカサした感じになります。引き締まりは良いので、人によってはすっきりと聞きやすいと思うかもしれませんが、若干低域に埋没しやすいです。

 

高域(原音忠実度:C+/艶やかさ:B/鋭さ:B+/脆さ:A-/荒さ:B+/繊細さ:A/存在感:B+)

 高域は前傾的です。ツヤや輝度は強調されています。音の印象は少し派手でシャープに聞こえ、マイクロディテールもかなり強調されています。ギラつきや粒立ちは強めですが、超高域の抜けも良いので、印象的なしつこさはそれほど多くないかもしれません。それでも音楽の全体の中で高域は目立ちやすく、落ち着いた静かな音楽を好む人にはうるさく思える可能性が高く、また高域に敏感な人には少し耳にきつい印象を受けるでしょう。

 

グルーヴ/音場/クリア感(グルーヴの中心:中域上部/音場:B+/クリア感:C+)

※一般にグルーヴの最も大きいところが最も活き活きと聞こえるので、音楽の中心になります。グルーヴの中心範囲の大きさは変動的です。グルーヴの中心は個人の音楽の好みを決定し、音響機器選択のヒントになります。音響機器のグルーヴの中心が個人の好みと離れている場合、むしろその不自然さが強調され、その音響機器を楽しくないと感じる可能性が高いです。音場の評価はBが自然な広さです。クリア感の評価は全高調波歪の測定値を参照して決めています。

 

 このイヤホンのグルーヴの中心は一般に中域上部に存在すると思われます。

 音場は奥行きが少し広く、深さと高さもやや広く、幅は概ねナチュラルでしょう。

 

音質総評(原音忠実度:C+/おすすめ度:B/個人的な好み:B+)

 SoundPEATSのエントリークラスにふさわしい楽しいドンシャリサウンドです。ディテール感を強調し、派手で、重厚感もあって低域も存在感がある、面白みがわかりやすいサウンドで、とくにロックやEDMといった音楽の味わいどころを楽しく情熱的に聞かせてくれます。

 

SoundPEATS TrueFree2

 

SoundPEATS Sonicとの比較

 さて、同じSoundPEATSのエントリーモデルであるSonicとどっちを買おうか迷うという人はいるでしょう。両者の違いをまとめてみます。

www.ear-phone-review.com

 

SoundPEATS TrueFree2 vs SoundPEATS Sonic

 

 まず、スペック面でいえば、再生時間やコーデック対応、ケースのコンパクトさにおいてSonicが優れており、TrueFree2は防水性能で優れています。通信品質はコーデックの違いや相性が影響するので単純比較はしにくいですが、私のテストした感じでは、Sonicのほうが安定性の高い接続を期待できると思われます。装着感の点ではイヤーウィングのあるTrueFree2の方が多くの人にとって優れている可能性が高く、防水性能が高いことを考えても、よりスポーツ向きなのはTrueFree2でしょう。

 

 音質面ではどうでしょうか?Sonicのほうが後発製品であるということもあり、オーディオスペック的に品質が良いという点はまず挙げられます。

 さらに、両者は中域の広さに違いがあります。TrueFree2の低域に比べて、Sonicの低域はより深さを重視しており、太さや厚みは抑制的です。結果として、SonicにはTrueFree2のような重厚感はありません。これにより中域はすっきりとよく聞こえるかもしれませんが、ロックなどでパワフルなドラムサウンドが聞きたい場合はTrueFree2のほうがその要望をかなえてくれ、楽しく思うでしょう。また高域もTrueFree2のほうが開放的でより抜けが良く、余韻がきれいだと感じる可能性は高いです。個人的にはクラブミュージックやEDMではSonicが、ロックではTrueFree2がより適していると思われます。

 

録音比較

GENS D'ARMES / イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲(+5dB@1khz)

    www.youtube.com

  2. SoundPEATS TrueFree2

    youtu.be

  3. SoundPEATS Sonic

    www.youtube.com

 

音質的な特徴
美点
  • 楽しいドンシャリサウンド
  • 重厚感がある
  • 繊細で風通しの良い雰囲気
  • 深みがある低域
  • レンジ感が良い
  • さわやかな音
  • 音場が広く感じられる
  • 派手で楽しい高域
  • ほどよい臨場感
  • 高域の抜けが良く開放的
  • 情熱的でパッションに満ちた低域
欠点
  • 高域が少し派手
  • 充実感に欠ける
  • 音がスースーする
  • ボーカルの息感の強調が少し強く、子音も少しうるさく、場合によってシャウティでハスキーに感じる可能性がある
  • 場合によってガシャガシャしてうるさい高域
  • わずかに聞き疲れしやすい
  • 音が乾燥気味

 

 

 

音楽鑑賞

angela×fripSide「僕は僕であって」

僕は僕であって

僕は僕であって

 

 重厚感のある低域と、シャープでギラつくメタリックな高域、暗くてダークな中域の雰囲気がこの曲をすごくかっこよく聞かせてくれます。エレキギターのエッジはかなりアグレッシブだし、シンバルもジャキジャキしており、バスドラムのドスンとくる重みも腹に応えます。ボーカルはかなり引き締まっていて、ドライで少し荒んでいる感じがあるのが独特のかっこいい色気を感じさせます。重厚かつメタリックな、黒光りするサウンドでこの曲を楽しみたいならおすすめです。

 

afterglow「ツナグ、ソラモヨウ」

ツナグ、ソラモヨウ

ツナグ、ソラモヨウ

 

 この曲を重厚でかっこよく聞かせてくれます。パワフルなバスドラムと熱気のあるエレキギターがこの曲のたぎる情熱を引き出してくれます。どこかもやもやした空間は演奏の生々しい体温が聞こえると錯覚するほどで、派手に目立ち、抜けもよいシンバルは汗のしぶきのように聞こえます。こういう情熱的なロック曲との相性はかなり良く、迫真に聞こえる感じがあります。

 

SoundPEATS TrueFree2
SoundPEATS TrueFree2

 

フランシュシュ「特攻DANCE ~DAWN OF THE BAD~」 

特攻DANCE ~DAWN OF THE BAD~

特攻DANCE ~DAWN OF THE BAD~

 

 パワフルで重厚なドラム表現が、この曲の魅力を引き出します。重みがあり、床の響きもしっかり聞こえるドラムはエンジン音のようですし、ジャキジャキとエッジが立つエレキギターとシンバルがシャープで荒んだ感じを出してくれ、ワイルドな雰囲気を盛り上げます。低価格でこの曲を楽しむなら、かなりおすすめ。

 

SoundPEATS TrueFree2

 

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。ソースはFiiO M15を用いています。使用イヤーピースは標準イヤーピースのSサイズで、コーデックはSBCです。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

録音機材
  • SAMREC HATS Type2500RSシステム:HEAD & TORSO、Type4172マイクX2搭載
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • レコーディングソフト:Audacity

 

GENS D'ARMES(ロック系)

GENS D'ARMES / イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS TrueFree2

    youtu.be

 

白き魔女(クラシック系)

第3部「白き魔女」: 白き魔女 / 交響曲「ガガーブトリロジー」 ~白き魔女~朱紅い雫~海の檻歌~ / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS TrueFree2

    youtu.be

 

The Silver Will -ギンノイシ-(EDM系)

The Silver Will -ギンノイシ- / 空の軌跡ざんまい / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS TrueFree2

    youtu.be

 

Sophisticated Fight(JAZZ系)

Sophisticated Fight / 英雄伝説 空の軌跡FC&SC スーパーアレンジバージョン / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS TrueFree2

    youtu.be

 

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

浮遊大陸アルジェス -Introduction- / Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008 / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS TrueFree2

    youtu.be

 

 

総評

 SoundPEATS TrueFree2はSoundPEATSらしいパワフルで情熱的な低域を持つロックファン向きのドンシャリ完全ワイヤレスイヤホンです。順当に進化を遂げてきた人気モデルだけあって、全体的によくまとまっており、完成度が高いという感じでは必ずしもありませんが、使い勝手は上々で、入門機として真っ先にお勧めできます。最新のエントリーモデルであるSonicに比べるとスペック的には見劣りするところが多いですが、ロックが好きなら、音質的にはこちらのほうが満足できると思います。

 

SoundPEATS TrueFree2

SoundPEATS TrueFree2

SOUNDPEATS Truefree 2 ワイヤレスイヤホン IPX7防水 良きフィット感 長時間再生 充電対応 高音質 低遅延 スポーツイヤホン Type-C サウンドピーツ 完全ワイヤレス イヤホン クリア通話 Bluetooth イヤホン カナル型イヤホン Zoom ミーティング テレワーク Bluetooth5.0 ブルートゥース ヘッドホン [正規メーカー1年保証] ブラック

 

 

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【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS H1 レビュー】洗練されたハイブリッドIEMライクなディテールサウンド。繊細さと明瞭性に優れ、現代的な音楽をスタイリッシュに聴かせる

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

最高音質への挑戦。イヤホン専門ブランドが贈る旗艦モデルSOUNDPEATS H1 

 

 

 今回取り上げる機種は最新の完全ワイヤレスイヤホン、SoundPEATS H1です。

 SoundPEATSはまだまだ日本で知名度が高いとは言えないかも知れませんが、ワイヤレスイヤホン市場では中華ブランドの中で最も成功したブランドの一つと言え、その高品質製品で多くのファンを獲得しています。低価格で変な中華ブランドを買うよりはSoundPEATS製品を買った方がサポートも品質も満足できるはずです。

www.soundpeatsaudio.com

 

audio-sound @ hatena Highly Recommended

 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:10h/30h
  • 防水性能:IPX5
  • 対応コーデック:aptX adaptive/(aptX)/AAC/SBC
  • 技適番号:018-200329

 

SoundPEATS H1

 

SoundPEATS H1

 

SoundPEATS H1の特徴

最新チップQCC3040を搭載し、高音質コーデックaptX adaptiveに対応、心を打つド迫力サウンド

 SoundPEATS H1はバランスド・アーマチュアレシーバーのトップメーカーKnowles社の高性能バランスド・アーマチュアドライバーと8.6mmのダイナミックドライバーを搭載した、デュアルハイブリッド構成。これに独自のクロスオーバーシステムを採用することで、高・中・低の三音域をバランスよく分離させ、音質を更に向上させました。

 さらに、通信SoCとしてQualcomm社の最新完全ワイヤレスイヤホン用オーディオチップであるQCC3040を採用しています。QCC3040は定番の高品質完全ワイヤレスイヤホン用SoCであったQCC3020の後継製品で、最新のコーデックaptX adaptiveに対応しています。

 

SoundPEATS H1

 

aptXにも対応しています

 SoundPEATS H1は最新チップQCC3040により、aptX Adaptiveに対応しています。公式では、aptX対応は言明されていないようですが、テストしたところ、aptXに対応しているようです。具体的にはFiiO M15Cayin N6IIではaptX接続されるのを確認しています。SBCコーデックでもかなりクリアな音質を実現しています。

 

SoundPEATS H1

 

遅延の少ないゲームモードを搭載

 SoundPEATS H1は低遅延環境を実現するゲームモードを搭載しています。これを利用することでゲームプレイ時のサウンドの遅延を最小限に抑えるとされています。

 

パッケージ

 パッケージは価格帯では少し豪華です。パッケージデザインはSoundPEATS共通デザインで、シンプルですが安物感はありません。環境に配慮された紙を中心素材としたエコパッケージだという点は個人的に好感が持てます。

 付属品にはイヤーピースの替え、充電用USBケーブル(Type-C)、説明書などが含まれます。

 

 ビルドクオリティは価格を考えると比較的上質です。蓋の色はやや薄いグレーです。デザインはSoundPEATS Truengine 3SEに少し似ています。

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SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

 

www.youtube.com

 

装着サンプル

 それなりに耳への収まりは良いですが、耳から出る部分は少し多いように思えます。装着感は比較的良好で、耳が小さい人でも収まりは良いと思われます。

 

 LEDは接続直後や音楽停止後しばらくすると点灯しますが、音楽再生中は消灯します。

 

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

 

接続品質

 aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物があっても接続は維持され、遮蔽した直後の一瞬だけ途切れましたが、切断はありませんでした。

 

 ホワイトノイズは少しあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。ただし敏感な人には気になりそうな気がします。

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インターフェース/操作方法

 操作インターフェースはフェースプレート部分にあり、タッチ式です。

電源ON

 ケースからイヤホンを取り出すと、自動で電源ONになります。

 またマルチファンクションボタンを1.5秒長押しすることで手動で電源ONにできます。

電源OFF

 イヤホンをケースに収納すると、自動で電源OFFになります。

 またマルチファンクションボタンを10秒長押しすることで手動で電源OFFにできます。

ペアリング

 イヤホンは接続先がないと自動でペアリングモードになります。

リセット方法

 イヤホンをケースに収納して、左右のマルチファンクションボタンを同時に10秒間長押しします。LEDインジケーターが白色で2回点滅したらリセット成功です。

曲再生/停止

 左右どちらかのマルチファンクションボタンを2回タップします。

曲送り

 右耳側のマルチファンクションボタンを1.5秒長押しします。

曲戻し

 左耳側のマルチファンクションボタンを1.5秒長押しします。

音量を上げる

 右耳側のマルチファンクションボタンを1回タップします。

音量を下げる

 左耳側のマルチファンクションボタンを1回タップします。

通話応答

 着信時に左右どちらかのマルチファンクションボタンを2回タップします。

通話終了

 通話中に左右どちらかのマルチファンクションボタンを2回タップします。

着信拒否

 着信時に左右どちらかのマルチファンクションボタンを1.5秒長押しします。

音声アシスタントの起動

 右耳側のマルチファンクションボタンを3回タップします。

ゲームモードのON/OFF

 左耳側のマルチファンクションボタンを3回タップします。

 

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L/RightMark Audio Analyzer

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

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周波数特性

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サウンドシグネチャー解説

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THD+N特性

 マガジン専用コンテンツになります。

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音質解説

 低域・中域・高域にバランスよくフォーカスされ、それぞれが少し分離的に聞こえるチューニングになっています。低域は深く、中域は少し印象的に聞こえ、高域はややモニター的にディテールが細かく聞こえるハイブリッドIEMライクなサウンドになっています。

 

※各評価項目はあくまでリファレンスサウンド(当サイトの機器測定における自由音場フラット)から見ての周波数特性データと私の聴感に基づく評価です。たとえば迫力のある低域を重視する人は「存在感」「太さ」「重み」「臨場感」が高い低域を好むと思いますが、このような音は本来最も重視されるべき「原音忠実度」はおそらくあまり高くありません。

 再生機器にとって「原音忠実性」こそが最も重視されるべきというのはオーディオ界隈の共通認識であると思われますので、本ブログの音響機器の評価も「原音忠実性」を最も重視しています。

 「原音忠実度」は基本的に高ければ高い方が多くの人にとって良いと思われますが、ほかの評価値は中間値である「B」を離れるほど原音忠実性が薄れます。そのため「S」や「A」はその音要素を好む人には最も心地よい音かも知れませんが、他の人には不快かも知れません。そして不快な音要素が決まっている人は、むしろその音要素が低い評価のものを選ぶとより心地よく音楽を楽しめると思います。

 このように、当ブログでは原音忠実(リファレンスサウンド)からの距離を提示することで効率的にあなたの好みに合ったオーディオ機器を発見できるように工夫しています。

 評価が高ければ高いだけ良い評価値というのは「原音忠実度」「クリア感」「おすすめ度」で、とくに「原音忠実度」+「クリア感」がオーディオ製品としての単純な優秀性を表します。

 

「原音忠実再生」についての参考動画:創造の館「いい音とは何か」

 

 

※以下のリンク先はpdfです。

www.unipex.co.jp

 

低域(原音忠実度:B+/臨場感:B+/深さ:A-/重み:A-/太さ:B+/存在感:B-)

 低域は中域から離れて深さが強調される形になっており、SoundPEATS Truengine 3SEの低域に雰囲気が良く似ています。ただしTruengine 3SEに比べて全体の中での存在感は少し控えめで中域とのバランスが図られています。

 

 低域は深みがわかりやすい階層的なサウンドです。エレキベースの熱気が少し強めに感じられ、ノイズ感が感じられるでしょうが、中域が前進的なので、その熱気がボーカルにかかるような感じはありません。多くの人にとって、とくに小音量で低域はボーカルより引っ込んで聞こえやすいと思うので、低域の存在感自体は強くありません。そのため音楽全体の重厚感は3SEほど強調されません。

 

中域(原音忠実度:B/厚み:B-/明るさ:B/硬さ:B+/存在感:B+)

 中域は前進的に聞こえるようになっており、ボーカルは少し明るく、やや媚びた雰囲気で聞こえます。またスネアなどの打楽器も強調され、音は中域で少し硬く、音楽は構築的に聞こえます。

 

 中域が前進的に聞こえる構造は、最近の中華製IEM、たとえばFiiO FH3に似たような印象を与えるかもしれません。実際のところ全体の雰囲気は少し差異があるものの、FH3的な中華系ニュートラルサウンドを意識しているように聞こえます。ボーカルは音量を上げれば素直に前に出てきて、少し艶やかに歌ってくれますが、人によっては音源により、わずかにシャウティに思うかもしれません。静寂感はあまりないので、ボーカルの周辺で少し音数が多くなる印象を受けますが、ちょうどこのあたりにピークが集中していてディテールも細かく感じられるところがあるので、ボーカルの周辺はとてもエネルギッシュで印象的に聞こえます。FiiO FH3のサウンドが好きな人にはH1も好ましく思える可能性が高いです。

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高域(原音忠実度:C+/艶やかさ:B/鋭さ:B/脆さ:B+/荒さ:C+/繊細さ:B+/存在感:B+)

 高域はややギラつきがあり、輝度は少し高く、マイクロディテールが少し強調されてシャリ感は少し目立ちます。

 

 中域と釣り合いが取れているので、脆い感じは音量を上げても強くなりませんが、音量次第では少しスースーしたりボーカルのサ行が少し尖って聞こえる可能性はあります。モニター的で分析的な高域構造によって、音は少し繊細に、ボーカルニュアンスを含め楽器のディテールもやや強調されて聞こえます。それが自然な質感を損なう可能性はあり、とくに音量が大きいときには3SEのほうがナチュラルな雰囲気で聞こえると思いますが、3SEの音にいまいち明るさや光沢感が足りず、派手さの不足を感じていた人にとっては、H1こそ自分にふさわしいと思うかもしれません。そしてその高域はSonicほど荒々しくはなりません。

www.ear-phone-review.com

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グルーヴ/音場/クリア感(グルーヴの中心:中域上部~中高域/音場:A-/クリア感:A)

※一般にグルーヴの最も大きいところが最も活き活きと聞こえるので、音楽の中心になります。グルーヴの中心範囲の大きさは変動的です。グルーヴの中心は個人の音楽の好みを決定し、音響機器選択のヒントになります。音響機器のグルーヴの中心が個人の好みと離れている場合、むしろその不自然さが強調され、その音響機器を楽しくないと感じる可能性が高いです。音場の評価はBが自然な広さです。クリア感の評価は全高調波歪の測定値を参照して決めています。

 

 このイヤホンのグルーヴの中心は一般に中域から中高域に存在すると思われます。

 音場は音場は奥行きが少し広く、深さで優れ、高さと幅は概ねナチュラルでしょう。

 

音質総評(原音忠実度:B+/おすすめ度:A-/個人的な好み:A)

 FiiO FH3に代表される最近の中華ハイブリッドIEMの最新サウンドを完全ワイヤレスで実現したようなサウンドになっています。1万円くらいの中華イヤホンを愛用してきた人にとって、オーディオスペック的にも十分に匹敵する音質を完全ワイヤレスで実現してくれるので、こうした中華イヤホンを愛用している人のサブイヤホンとしても優秀ですし、既存の完全ワイヤレスイヤホンのファンからも頭一つ洗練されたサウンドは歓迎されるでしょう。

 

 全体的なバランスもよく、個人的にも悪くありません。少し繊細に聞こえやすいところがありますが、適正音量ではうるさく感じないでしょう。少なくともSonicよりはピーキーではありません。

 

SoundPEATS H1

 

音質的な特徴
美点
  • FiiO FH3のようなバランス感覚の良いハイブリッドIEMサウンド
  • 強調されるディテール感
  • 中域が明るく前進的
  • 構築的で明瞭性の高いサウンド
  • 深みのある低域
  • 広く聞こえる中域
  • ほどよい臨場感
  • 歪みが少なくクリア
  • 密度感があるが、分離感が強調されているので混雑感を感じづらい中域上部~中高域
欠点
  • 高域が少し派手になりやすい
  • 自然な感じではない中域上部
  • 音がスースーする
  • 音量を上げると、ボーカルのサ行が強くなりやすく、シャウティに聞こえやすい
  • 静寂感に欠ける
  • わずかに聞き疲れしやすい
  • 重厚感に少し欠ける
  • 濃厚感に欠ける

 

音楽鑑賞

YUI「again」

again

again

 

 こういうロックサウンドをモニター的に少し中域をすっきりして聞きたい場合、H1はわりと魅力的に思えるでしょう。深さがあって、ほどよいライブ感のある低域、前進的で明るく、周囲が清潔でフォーカス感が良いボーカル、繊細なエッジを聴かせるエレキギターと、クラッシュはきれいだけど派手すぎないシンバル。音楽に厚みがあるのを好む人には充実感が足りず、JAZZやクラシック向きではありませんが、こういう現代的なロックポップスを楽しもうと思う場合、見通し感に優れていて気持ちよく聞けるように思えるでしょう。

 

SoundPEATS H1

 

橘麻美「cÅGE」

cÅGE

cÅGE

 

 個人的に大好きな曲です。このイヤホンで聴くと、低域の深みがある少し広い音場に、全体的に少しスリムなサウンドが、たとえばバイオリンは少しヒステリックに強調されて聞こえるんですが、音楽の全域が見通し感に優れて楽しめる感覚があります。中域の楽器がしっかり硬く明瞭に構築的に聞こえるのも、こういう少し近未来的でデジタルな音楽向きで、ディテール感は少し強めにくっきりかつ繊細に楽しめます。分解能が高いサウンドを聴いている感覚が得られるでしょう。

 

SoundPEATS H1

 

sweet ARMS「デート・ア・ライブ」 

デート・ア・ライブ

デート・ア・ライブ

 

 こういう現代的なポップスとは相性が良いです。中高域の情報量が多くて賑やかな雰囲気があり、音数的にも緻密な印象を受け、しかも、そのわりと情報量が多い空間でもボーカルがかなり明瞭に聞こえます。サウンドは少しスリム感が強い感じがありますが、全体的な見通しが良く、この曲の情報量が多い中域付近をうまく処理してくれる感じがあります。艶も十分にあるので艶やかさもしっかり楽しめます。

 

SoundPEATS H1

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。ソースはFiiO M15を用いています。使用イヤーピースは標準イヤーピースのSサイズで、コーデックはaptXです。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

録音機材
  • SAMREC HATS Type2500RSシステム:HEAD & TORSO、Type4172マイクX2搭載
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • レコーディングソフト:Audacity

 

GENS D'ARMES(ロック系)

GENS D'ARMES / イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS H1

    youtu.be

 

白き魔女(クラシック系)

第3部「白き魔女」: 白き魔女 / 交響曲「ガガーブトリロジー」 ~白き魔女~朱紅い雫~海の檻歌~ / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS H1

    youtu.be

 

The Silver Will -ギンノイシ-(EDM系)

The Silver Will -ギンノイシ- / 空の軌跡ざんまい / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS H1

    youtu.be

 

Sophisticated Fight(JAZZ系)

Sophisticated Fight / 英雄伝説 空の軌跡FC&SC スーパーアレンジバージョン / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS H1

    youtu.be

 

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

浮遊大陸アルジェス -Introduction- / Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008 / Copyright © Nihon Falcom Corporation

  1. 原曲

    youtu.be

  2. 原曲(+5dB@1khz)

    youtu.be

  3. SoundPEATS H1

    youtu.be

 

総評

 SoundPEATS H1は間違いなく、SoundPEATS新章のフラッグシップイヤホンです。それはSonicと同じようなデザイン、スペックを持ちながら、より洗練されたFiiO FH3のような1万円台のハイブリッドIEMに近いサウンドを実現します。これは1万円クラスのIEMを愛用しているオーディオファンにとって魅力的なサブイヤホンになる可能性を示唆するだけでなく、これまで低価格完全ワイヤレスイヤホンにいまいちディテール感の不足を感じていたオーディオファンにも歓迎されるはずです。

 

SoundPEATS H1

SoundPEATS H1

最高音質への挑戦。イヤホン専門ブランドが贈る旗艦モデルSOUNDPEATS H1 

 

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【特価】SoundPEATS Sonic発売記念セールを開催!!【2020/12/01まで】

SoundPEATS Sonic

SoundPEATS Sonic

SOUNDPEATS Sonic ワイヤレスイヤホン Bluetooth 5.2 完全ワイヤレス イヤホン QCC3040チップセット搭載 Qualcomm aptX Adaptiveコーデック対応 TrueWireless™ Mirroring対応 高音質 低遅延 Type-C充電 Bluetooth イヤホン cVcノイズキャンセリンク機能付き サウンドピーツ ブルートゥース イヤホン ヘッドホン 両耳 / 片耳対応

 

 

SoundPEATSのニューエントリーモデルSoundPEATS Sonic発売を記念し、セールが開催されます

 SOUNDPEATS(本社:中国・深圳、代表取締役社長:楊晋)は11月27日、左右同時接続 および低遅延の完全ワイヤレスイヤホン最新モデル「SoundPEATS Sonic」を初回ロット1,000個限定にて発売します。製品の発売を記念し、同日開始の「Amazonブラックフライデー&サイバーマンデー」にて、SoundPEATSブランドの一部製品を最大30%OFFで販売する特別セールを実施することを発表しました。


 

 

SoundPEATS Sonicの詳細情報

 以下はプレスリリース情報です。

 

aptX™ Adaptiveに対応、高音質と低遅延を実現

 Qualcomm®製最新Bluetooth SoC「QCC3040」を採用、完全ワイヤレスイヤホンとしての基本性能が大幅に向上しました。接続安定性が改善されたほか、コーデックにaptX™ Adaptiveをサポート。aptX™ HDおよびaptX™、aptX™ LLの機能を包括し、通信状況に応じてビットレートを変化させる機構により、音楽鑑賞では音質最優先、ゲームではわずか65ミリ秒の超低遅延、という臨機応変な使い方が可能になります。

 

SoundPEATS Sonic

 

“日本人の耳”を意識したサウンドチューニング

 日本市場からのフィードバックを分析し、音響エンジニアが最適なサウンドチューニングを施しました。φ6.0mmダイナミックドライバーが奏でる音は繊細で瑞々しく、伸びやかな 中高域と張りのある低域が音楽を一層楽しいものにします。

 

SoundPEATS Sonic

 

本体のみで15時間連続再生、片耳利用も自然に

 あらゆるソース機器との左右同時接続を可能にする「TrueWireless™ Mirroring」を採用することで、音途切れ防止にくわえ本体のみで15時間連続再生という高い省電力性能を実現しました。片側のイヤホンを外したとき音を瞬時に反対側へ切り替える機能(ロールスワッピング)にも対応、、ビデオ会議や音声通話時の片耳利用も自然な印象です。

 

SoundPEATS Sonic

 

IPX5の防水性能、フェイスプレートを兼ねた物理ボタンで快適な操作性を

 イヤホン本体はあらゆる方向からの噴流水による有害な影響を受けない「IPX5」の防水性 能を持ち、汗や突然の降雨でも安心してご利用いただけます。フェイスプレートが操作用の物理ボタンを兼ねる構造を採用、クリック感があるため安心感があるうえに、うっかり触れて再生・停止してしまう操作ミスを防げます。

 

SoundPEATS Sonic

 

通話時にはノイズの少ないクリアな声を

 左右のイヤホンに高性能マイクを内蔵、高い通話品質を実現しています。cVc™ノイズキャンセリング技術により、周囲が騒がしい場所でも雑音を低減したクリアな声を相手に届けることができます。

 

SoundPEATS Sonic

 

 

SoundPEATS Sonicの基本技術仕様

  • 連続/最大再生時間:15h/35h
  • 防水性能:IPX5
  • 対応コーデック:aptX adaptive/aptX/AAC/SBC
  • 技適番号:018-200322

 

 

レビュー記事

 SoundPEATS Sonicについての当ブログのレビュー記事は以下を参照してください。

www.ear-phone-review.com

 

 

SoundPEATS Sonic発売記念セール

製品名 セール価格 オフ率 通常価格
SOUNDPEATS TrueFree2 2786 30% 3980
SOUNDPEATS Truengine 3SE 4396 30% 6280
SoundPEATS TrueAir2 3493 30% 4990
SOUNDPEATS TrueCapsule2 3703 25% 4980
SOUNDPEATS Sonic 3735 25% 4980
SOUNDPEATS TrueShift2 3486 30% 4980
SOUNDPEATS Q30 HD 2583 30% 3690
SOUNDPEATS Watch 1 2786 30% 3980

 

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